2013-01-12 Sat

2008年制作 邦
監督:平川 雄一朗
≪キャッチコピー≫
『ひとりじゃない。』
≪ストーリー≫
夏の日の東京。
ギャンブルから足を洗えず、借金まみれのシンヤは、オレオレ詐欺に手を染め、
老婦人をだまそうとする。
しかし、その老婦人と心が触れ合ってしまい、金を引き出せずにいると、
街で寿子という女性と出会う。
寿子は、母・鳴子の恋の軌跡をたどろうと、とある場所へ向かっていた。
≪感想≫
芸人「劇団ひとり」が書いた大ベストセラー小説が原作。
この小説がまた素晴らしい!!
読書なんて、さほど好きでもなかった僕。
たまたまこの小説を頂き読んでみたところ、あまりの面白さに感動。
そこから僕の読書趣味が始まったわけで・・・。
物語のトーンと展開の妙みたいなものが新鮮だったんですよねぇ・・・。
小説を読んでいない方は必読です!!
それでは映画のお話を・・・。
原作と比べてしまうとちょっと「うーーーん・・・。」
原作は短編連作でこれまでのお話が最後に一つにまとまる、気持ち良さがあったが、
映画ではそれぞれの物語がパラレルに進んでいくので、
原作で味わった最後にギュッてまとまるあの気持ち良さが無かった。
まぁ、これは2時間という限られた時間、そして視覚でも訴えないといけないという条件があるから
仕方がないか。
今作は映画と小説、それぞれ別物として観たほうがいいのしょうね。
内容に関しても、新しいキャラクターも出てくるしストーリーも
こんな感じじゃなかったような気がするので・・・。
小説のじんわりくる感動とは違って、「どうぞ感動してください」的な。
いわゆるおきに行っている感じ。
ただし、それが鼻についたかと言えばそうではなく、それはそれでしっかりと
感動させてくれたのはさすがです。
穿った見方をしなければ素直に良い作品でした。
あとねぇ・・・今作は主題歌が絶妙に良いんです。
ケツメイシの「出会いのかけら」。
これも必聴ですよ!!
今回、原作・主題歌と映画とは違う所を絶賛してしまいましたねぇ・・・。
映画は映画で良かったですよ。
≪点数≫
7点
(12.03.19鑑賞)
こちら原作。
おススメです!!
こちらはケツメイシ。
「出会いのかけら」は名曲。

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