fc2ブログ
 
■プロフィール

ゆず豆

Author:ゆず豆
映画のレビューをつらつらと・・・。

■最新記事
■最新コメント
■最新トラックバック
■月別アーカイブ

■カテゴリ
■カウンター

■検索フォーム

■RSSリンクの表示
■リンク
■ブロとも申請フォーム
■QRコード

QR

No.584 『弓』
No584 『弓』

2005年制作 韓
監督:キム・ギドク

≪キャッチコピー≫
『海の上、ふたりきり。老人は少女に永遠の夢をみた。』

≪ストーリー≫
海に浮かぶ船の上で、2人きりで暮らす老人と少女。
少女は10年前に老人の手でどこからともなく連れて来られた少女は、
17歳の誕生日に老人と結婚することになっていた。
ところがある日船にやって来た1人の青年の存在が彼らのきずなを揺るがし始める。

≪感想≫
ストーリーだけ読んでいると・・・。
「何じゃこりゃ!!単にじいさんが誘拐した女の子を船に監禁して洗脳している話じゃないか!!」
「いかん!!これはいかんぞー!!」
となってしまう。

そうならないためにも、今作を観る際は、とにかく自分の中の理性やモラルをふっとばして観ること。
現実の物語として観てはダメ。
あくまでもこの話は映画の世界で、完璧なフィクションとして受け入れる。
それを踏まえれば見えてくる物も変わってくるし、受け入れることも簡単。

鑑賞の仕方を変えれば、めちゃくちゃ反倫理的な行為もどこか詩的で空気も穏やか。
言葉を削いだ演出。
音楽と動きで感情を描く。
その閉鎖的な空間はどこか美しくもみえる。

きっとこのじいさんは「永遠の愛」みたいなものを創りたかったんでしょうね。

なぁんて長々と書いてはみましたが、実際の僕はそんな鑑賞の仕方はできずに、
終始モヤモヤしっぱなしだったのですけどね・・・。

≪点数≫
  4点
                                           (12.02.23鑑賞)


にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
満足ならクリック!!

スポンサーサイト



映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(2)