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No.580 『ミリオンダラー・ベイビー』
No580 『ミリオンダラー・ベイビー』

2004年制作 米
監督:クリント・イーストウッド

≪キャッチコピー≫
『愛に、打たれる。』

≪ストーリー≫
ロサンジェルスのダウンタウンにある小さなボクシング・ジムを営む老トレーナー、フランキー。
その指導力に疑いのない彼だったが、選手を大切に育てるあまり、成功を急ぐ優秀なボクサーは
彼のもとを去ってしまう。
そんなある日、31歳になる女性マギーがジムの門を叩き、フランキーに弟子入りを志願する。
13歳の時からウェイトレスで生計を立てるなど不遇の人生を送ってきた彼女は、
唯一誇れるボクシングの才能に最後の望みを託したのだった。
ところが、そんなマギーの必死な思いにも、頑固なフランキーは、
“女性ボクサーは取らない”のひと言ですげなく追い返してしまう。
やがて諦めないマギーの執念が勝ち、フランキーはついにトレーナーを引き受けるのだが…。

≪感想≫
とても重厚なストーリーとテーマ。
以前観た「グラン・トリノ」もそうであったが、クリント・イーストウッド監督の作品は
観る人の価値観やモラル感を問うような作品が多い気がします。

今作の核は「尊厳死」。
はたして最後にフランキーが取った行動は白か黒か。

白と黒に分ける方がむしろ少ないグレーだらけの世の中。
そんな中で自分はどちらを選択するのか。

もやもやもやもや・・・。
観終わってもずーっと引っかかる。
きっとこういう作品が後世まで残っていくんだろうなぁ。
名作ですね。

そうそう、撮り方について一つ。
これまた「グラン・トリノ」もそうであったが光と影の使い方が絶妙に巧い。
暗闇の中にヌッとたたずむシーンや、暗闇から出てくるシーン、暗闇へと向かうシーン。
この演出が物語に一気に重みを与えている。
さすがベテラン俳優であり、ベテラン監督。
巨匠クリント・イーストウッド監督は健在です。

≪点数≫
  9点
                                           (12.02.12鑑賞)


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No.579 『旅するジーンズと19歳の旅立ち』
2008年制作 米
監督:サナー・ハムリ

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
生まれたときから一緒だった4人の少女は別々の大学に進み、心のすれ違いも多くなっていた。
16歳の夏をわかち合った1本のジーンズを、19歳の夏もまた交替で持つことにした4人。
それぞれが未来の夢へと向かい、ジーンズとともにひと夏を過ごすことにするが……。

≪感想≫
前作「旅するジーンズと16歳の夏」から3年後のお話。
この年にもなるとそれぞれ別々の道に進みだし「親友」とのカタチが変わっていく頃。

実際、僕もそうだったなぁ・・・。
幼稚園から小中高まで一緒だった親友4人はそれぞれの場所へ。
方や東京へ、方や福岡へ、埼玉へ、そしてオーストラリアへ・・・。
うーーん懐かしき思いで。
まぁ今はまた、みんな帰郷し沖縄で仲良くやっているのですが・・・。

きっとそういうものなんでしょう。
年を取ってカタチは変われど親友は親友。
それはこれからも変わらない響きなんです。

高校生を卒業して一気に出会う人が増え、視野が広がり、
社会との繋がりがより一層厚くなる。
また新しいステージ。
彼女たちはこれからも素敵な女性に成長していくんだろうな。
良いですねぇ・・・。

前作よりもこっちが好きかな。
ただジーンズとタイトルにあるのに殆ど関係なくなっているのはご愛嬌という事で。

≪点数≫
  9点
                                           (12.02.11鑑賞)


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No.578 『おっぱいバレー』
No578 『おっぱいバレー』

2008年制作 邦
監督:羽住 英一郎

≪キャッチコピー≫
『見せられるわけ、ないじゃん!?』

≪ストーリー≫
赴任早々、廃部寸前の弱小男子バレーボール部の顧問になった女性教師・寺嶋美香子。
ある日彼女は、やる気のない部員たちに、「試合に勝ったら、おっぱいを見せる」という、
とんでもない約束をさせられてしまう。
おっぱいを見るという目標に向かって、思春期真っ盛りの部員たちは、
別人のように練習に打ち込んでいく。

≪感想≫
王道スポ根ものかと思って観たので少し物足りなかったかな。
教師の成長と生徒の成長を並行して描いていたので、物語が散漫になっていたような。
ここでのこのセリフはおかしいんじゃないかとか、細かいことが気になって気になって・・・。
みんな成長したようでしていないんだよなぁ・・・。

とは言え中学生特有の単純明快なおバカっぷりは面白かったし、
あの不良先輩のキャラクターにも大いに笑わせてもらいました。
あとは劇中流れてくる懐メロが素敵な曲ばっかりで良かったです。

しっかしこのタイトルは思い切りましたねぇ。
思春期の中高生にはちょと声に出しにくいでしょう。
ふふふ・・・。

≪点数≫
  5点
                                           (12.02.11鑑賞)


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No.577 『マルタのやさしい刺繍』
No577 『マルタのやさしい刺繍』

2006年制作 スイス
監督:ベティナ・オベルリ

≪キャッチコピー≫
『夢見るパワーとは、あきらめないココロ』

≪ストーリー≫
夫の死により打ちひしがれた80歳になるマルタ。
そんな中、村の男声合唱団の新しい団旗を、仕立屋だったマルタが作ることに。
生地店の美しいレースを見ているうちに、マルタは“パリに自分で仕立てた
ランジェリーのお店を開くこと”が夢だったことを思い出す。
仲の良い友人たちと店を開くことを決めたマルタ。
昔の勘を取り戻しながら下着を仕立てあげたマルタだったが、
厳格なプロテスタントの村では受け入れてもらえなかった。

≪感想≫
ほのぼののんびりスイス映画。
人が再生していく、また新たに活き始める。
その過程を観る事はやっぱり気持ちの良いものです。
そしてその対象がじじばばだと、なおの事ほっこりさせられる。

ラストのあのステージ上でのマルタの笑顔には思わずグッときました。
人生七転び八起き。
大事なものを失ってもまた新しい光を見つける。
そんな前向きな生き方、大好きです。

≪点数≫
  8点
                                           (12.02.09鑑賞)


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No.576 『シャーロック・ホームズ』
No576 『シャーロック・ホームズ』

2009年制作 米
監督:ガイ・リッチー

≪キャッチコピー≫
『世界は、初めてのシャーロック・ホームズに出会う──』

≪ストーリー≫
新たな難事件に挑むことになった名探偵シャーロック・ホームズ。
相棒のワトソン博士とともに宿敵ブラックウッドに立ち向かう。
そんな中、国の崩壊をもくろむ巨大な陰謀を暴くための壮絶な闘いが、ホームズとワトソンを待っていた。

≪感想≫
やったぜガイ・リッチー!!
これまた面白い作品を撮ってくれたぜ。
大好きな「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」「スナッチ」のイケてる展開の
テイストを残しつつ、新しく映像に特化した撮り方。
物語の構成の仕方は先に挙げた2作には負けるけど、映像、特にアクションシーンは
カッコ良く仕上がっていました。
良いですねぇ・・・良くも悪くも新境地と言った所でしょうか。

ストーリーも小難しくなく、無駄を省いてポンポンポンポン進んでいく。
これがあまり頭を使わないでいいから良いんですよねぇ・・・。

「名探偵シャーロック・ホームズ」誰もが一度は聞いたことのある名前。
僕も原作は昔、何作品か読んだかな。
原作ではジェントルマンなホームズも映画では、ちょっとやさぐれた雰囲気で
少し人の道を踏み外した感がある男。
これもガイ・リッチーのオリジナリティですね。
原作とは全く別物として鑑賞しましょう。
原作の純度は数%といった所です。

今作、シリーズ化されて続編制作も決定。
2012年公開との事。
いいぞいいぞ。ドンドン撮っていただきたい!!

≪点数≫
  10点
                                           (12.02.04鑑賞)



こちら原作。
なんだかんだで面白いですよね。

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No.575 『blue』
No575 『blue』

2001年制作 邦
監督:安藤 尋

≪キャッチコピー≫
『恋人ができるまで。』

≪ストーリー≫
高校3年に進級し、周囲がそれぞれの進路について考え始めた頃、
桐島カヤ子はひとつ年上のクラスメイト、遠藤雅美のことが気になっていた。
去年、何かの理由で停学し、カヤ子と同級生になった雅美は大人っぽく、物静かな女の子。
カヤ子はそんな彼女に惹かれていく。そして、思い切って雅美を昼食に誘い、
これをきっかけに2人は親しくなっていった。
ある時、カヤ子は合コンで知り合った少年とそのままホテルで関係を持つが、
その少年が親友の憧れの人だったことから、親友に激しくなじられ落ち込むカヤ子。
そんなカヤ子を雅美は海に誘ってくれた…。

≪感想≫
今作は女子高のお話。
これを女子、そして女子高出身の子が観たらどんな感想を言うのでしょう。
リアルだなぁなんて感じるのかな。

残念ながら僕は真逆の男子校出身なので、もっと、もっさいもっさい空間に
生息していたのです・・・。
共感には程遠いよね。

この時期の女性って物凄くセンシティブにできているような。
繊細で、人間関係も脆くて危ういタイトロープを渡っているかのごとく付き合う。
それはドラマで見がちだからなのか、周りから聞きがちだからなのか。
うーーん・・・、とにかく今作を観てそんな印象を受けたわけで。

この作品、本で読んだら面白そうだなぁ・・・。
なんて思っていたら、原作は魚喃キリコ(なななんキリコ)さんの漫画のようで。
一度、読んでみようかなぁ。

≪点数≫
  5点
                                           (12.02.23鑑賞)



こちら原作。
未読です。

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No.574 『南の島のフリムン』
No574 『南の島のフリムン』

2009年制作 邦
監督:ゴリ

≪キャッチコピー≫
『愛すべきバカたちが巻き起こす、とんでもない恋の大騒動!』

≪ストーリー≫
沖縄の養豚場で働く栄昇は、三線名人の60歳のマサルや、後輩のヒトシらとつるんで
日々楽しく遊んでいる。
30歳・独身の栄昇だったが、ある日コザにあるポールバーでダンサーのミスオレンジに一目ぼれする。
だが、ほかにも彼女にちょっかいを出す筋肉隆々のアメリカ兵がいて……。

≪感想≫
沖縄出身のお笑い芸人「ゴリ」の初監督作品。
このゴリという人。
僕の印象では「お笑い芸人」と言うか「コメディアン」「エンターテナー」と言った印象。
例えばリアクションとか笑いの取り方、センスがどこか洋風な感じがするんです。
それは沖縄というチャンプルー文化の中で育ったおかげかも知れませんね。

とまぁ人物評は置いといて。
映画は純度100%に程近いオキナワンムービー。
僕も知ってるあんな人やこんな人。
僕の地元のあんな所やこんな所。
良いですねぇ・・・楽しーー!!

ストーリーもメチャクチャ面白い訳ではないけどやりたい事もわかるし好感触。
やっぱ地元の映画と言うこともあって、以前観た似たような作品
さらば愛しの大統領」よりもこっちの方が断然好きです。

これからももっともっと沖縄の人が活躍してくれると嬉しいです。
ちばりよー、うちなぁーんちゅ!!

≪点数≫
  8点
                                           (12.02.02鑑賞)


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No.573 『コンスタンティン』
No573 『コンスタンティン』

2005年制作 米
監督:フランシス・ローレンス

≪キャッチコピー≫
『天国と地獄のエージェント』

≪ストーリー≫
人間の姿に偽装した天使や、悪魔のハーフ・ブリードを見分けられる特殊能力を持って生まれた男、
ジョン・コンスタンティン。
コンスタンティンは自分の恐ろしい能力に絶望して、一度は自殺を試みるものの、失敗。
生き返った後は、地球上の悪魔の手先と戦うことで、天国への鍵を手に入れようとする。
ある日、友人の神父からの依頼を受け、悪魔に取り憑かれた少女のもとへ赴いた
コンスタンティンは、いつもの悪魔祓いの儀式の途中で、言い知れぬ恐怖を覚える。
長い間保たれてきた天国と地獄のバランスが、崩れ去ろうとしている予感。
病魔に冒された現実と、得体の知れない謎を抱え込んだ彼のもとに、
女刑事アンジェラ・ドッドソンが、自殺した双子の姉妹イザベルの死の真相を探るべく、
協力を求めにやってきた。
アンジェラの頼みをいったんは断ったコンスタンティンだが、
その背後につきまとう悪魔の姿を見て、彼女こそが謎を解く鍵を握る人物と知る。
"この世とあの世の境界線で、いったい何が起ころうとしているのか?"

≪感想≫
ロンギヌスの槍、天使ガブリエル、悪魔ルシファー。
なんとなく聞いた事はあるんだけど詳しくは知らない。
そんな宗教的な名称がストーリーの中にふんだんに盛り込まれている。
何となくの理解とは言え、ストーリーもしっかりしていたし面白かった。
もうちょっとキリスト教について知っていたら、なお楽しめたんだろうな。

あとは映像がなかなか派手でカッコ良く仕上がっていたかな。
映画館で観ておけば良かったー・・・。

≪点数≫
  7点
                                           (12.01.29鑑賞)


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No.572 『明日へのチケット』
No572 『明日へのチケット』

2005年制作 伊/英
監督:エルマンノ・オルミ, アッバス・キアロスタミ, ケン・ローチ

≪キャッチコピー≫
『それは希望と幸せの乗車券』

≪ストーリー≫
エルマンノ・オルミ、アッバス・キアロスタミ、ケン・ローチ。
3人の監督がオーストリアからローマまでの列車の旅を3つのお話で綴るオムニバス形式の作品。
第1話・・・初老の大学教授はチケットを確保してくれた会議先の女性秘書に恋をする。
第2話・・・傲岸不遜の老婦人はお付きの若者ととあるイベントに出席するため列車に乗る。
第3話・・・スコットランドの青年3人は大好きなフットボールチーム、
セルティックを応援するためローマへ向かう。

≪感想≫
3つのストーリーは薄皮一枚で繋がっているぐらいかな。
だって、やっぱり違う監督が撮っているから2話目と3話目の車掌の立ち振る舞いが違うんだもん。
まぁそこはご愛嬌ということで。

終わりよければすべて良し。
何だかんだで3話目が一番面白かったです。
1話目、2話目はちょっと詩的というか見えてくる物の奥を考えないといけないような作品。
それに比べ3話目は単純明快で分かりやすく気持ちが良い。

観た人のモラルを見つめ直させる。
こんな時、自分の考えにゾッとする時あるよね。
反省反省・・・。

≪点数≫
  7点
                                           (12.01.28鑑賞)


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No.571 『地上5センチの恋心』
No571 『地上5センチの恋心』

2006年制作 仏/ベルギー
監督:エリック=エマニュエル・シュミット

≪キャッチコピー≫
『足もとにある 幸せ』

≪ストーリー≫
10年前に夫を亡くしたオデットは、女手一つで息子と娘を育ててきた。
昼間は百貨店勤務、夜は羽飾りの内職で忙しい彼女の唯一の楽しみは
大ファンの作家バルタザールの小説を読むこと。
ある日、彼女はあこがれの作家のサイン会に出かけるが……。

≪感想≫
何でしょうこれ。
観た人だぁれも不幸にならないこの感じ。

ストーリーは結構粗くて、トントントントンと進んでいくんだけど全然気にならない。
大事なところだけはちゃんと押さえているのでスッと入っていけて。

あと何だかこの作品、洒落てるんですよね。
例えばオデットの心が浮かれているとホントに宙に浮いていくくだりとか、
俯瞰でそれぞれの寝室を映す画等々。
一つ一つがいちいち洒落ている。
言葉の耳障りみたいなものもあるんだろうけど、ヨーロッパの映画だなぁって感じ。

そして最大の魅力は大人になってからの甘酸っぱい恋心をとっても可愛らしく
描いているという事でしょう。
年を重ねて酸いも甘いも知っているはずなのに、初めてのようなトキメキ。
いいな・・・素敵です。

≪点数≫
  10点
                                           (12.01.27鑑賞)


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No.570 『トレーニング・デイ』
No570 『トレーニング・デイ』

2001年制作 米
監督:アントワン・フークア

≪キャッチコピー≫
『ロス警察伝説の刑事は、[怪物]だった!』

≪ストーリー≫
ロサンゼルス市警の麻薬取締課に配属となった新人刑事ジェイク。
一緒にコンビを組み彼に麻薬捜査のいろはを教え込むのはベテラン刑事のアロンソ。
そんなアロンソはジェイクに、まず始めに
「かよわい子羊でいるのか。獰猛な狼になるのか。それを選べ」と忠告する。
そして、ジェイクが目にしたのは、犯罪摘発のためにはいともたやすく自ら法を犯す
アロンソの姿だった。
とまどうジェイクをよそにアロンソの行動はエスカレートしていく……。

≪感想≫
新人ジェイクの悪夢の一日”訓練日”(トレーニングデイ)を追ったお話。
濃密な一日。
憧れの麻薬取締捜査官になれたのに、たった数時間で現状を知る。

夢と現実の狭間で抗うジェイクをイーサン・ホーク。
どす黒いベテラン刑事をデンゼル・ワシントンが演じています。
この二人がとにかく好演していてのめり込み度が倍増。

ストーリーも良くできていて◎。

≪点数≫
  8点
                                           (12.01.22鑑賞)


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No.569 『episode 2002 Stereo Future』
No569 『episode 2002 Stereo Future』

2000年制作 邦
監督:中野 裕之

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
時は2002年。
売れない役者の圭介は、時代劇のオーディションでヒロイン役の美香に見初められ主役に大抜擢される。
一方、圭介の元恋人エリは別れのショックで言葉を発することができなくなってしまい、
失意の日々を過ごしていた。
そんな時、エリの姉薫に連れられ参加した環境問題のシンポジウムで公演していた
樹医のダニーと出会い、彼女の傷ついた心が次第に癒されていく…。

≪感想≫
ストーリーなんて関係ないない。
雰囲気、空気感、そこに映るもの、流れてくるものを鑑賞する作品。

めちゃくちゃ良かったわけでも無い。
きっと数日後には何となくしか覚えていない。
だけどこの何となくがなんだか心地良かったりもするんです。

ちょっと他の人にも聞いてみたい。
鑑賞後、こんな感覚になったのか・・・。

あ、そうそうキャスティングが面白いなと感じたかな。
シティーボーイズの面々であったり竹中直人氏だったり。
ピエール瀧もいききった役がピッタリでした。

≪点数≫
  7点
                                           (12.01.21鑑賞)


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No.568 『再見 ツァイツェン また逢う日まで』
No568 『再見 ツァイツェン また逢う日まで』

2001年制作 中
監督:ユイ・チョン

≪キャッチコピー≫
『私達兄弟は姉妹は、天から舞う雪のよう。最初はバラバラだけど、
  地上で溶けて、氷になり・・・・・・、やがて水となって・・・・・・そして永遠に離れない。』

≪ストーリー≫
アメリカで成功を収めた若き女性指揮者チー・スーティエンが20年ぶりに祖国の地へと降り立った。
彼女には祖国での凱旋記念コンサートを行うという以外に、もうひとつ大事な目的があった。
それは、彼女が7歳の時に生き別れたきり音信不通となってしまった3人の兄弟妹を探し出し、
彼らと再会すること。
20年前、彼女と兄イクー、弟ティエン、そして妹ミャオの4人は、音楽教師をする父と
しっかり者の母に見守られ、慎ましくも幸せな日々を過ごしていた。
しかし、突然の悲劇が一家を襲い、4人の兄弟姉妹はバラバラにそれぞれの
里親へと引き取られていった…。

≪感想≫
「田舎」「家族」「子供」「貧困」「離散」「再会」。
一昔、いや二昔前に流行ったようなベッタベタなお話。
いかにも泣かせにきましたというような展開にほとほと愛想が尽きるかと思いきや。

こりゃいかん・・・じーーーーん・・・。
展開は分かっているのにこの感動。

それは何といってもこの兄妹たちの立ち振る舞いでしょう。
心の奥底で繋がりを感じながら過ごした皆との時間は、大切な思い出となり未来へと繋がる。
20年後の再会へと。

≪点数≫
  8点
                                           (12.01.19鑑賞)


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No.567 『シリアナ』
No567 『シリアナ』

2005年制作 米
監督:スティーヴン・ギャガン

≪キャッチコピー≫
『地球は陰謀でできている。』

≪ストーリー≫
中東で活動するCIAのベテラン諜報員ボブ。
ワシントンDCで働く野心家弁護士のベネット。
パキスタンからの出稼ぎ労働者・ワシーム。
スイスの商社に勤めるブライアン。
中東の石油利権をめぐる世界の情勢と、全く繋がりのない4人の運命は絡まり進んでいくのであった。

≪感想≫
ちょっと難解な作品でした。
観ている間も「???」続きで、観終わった後も「???」。
脳みそフル回転で観たんですけどちょっとついていけませんでした。
とほほ・・・。

と言うわけで、鑑賞後に色々なサイトを見てお勉強。
おーーーーなるほどなるほど。
そういうことか。納得納得。

改めて、もう一回観てもいいかな。

≪点数≫
  5点
                                           (12.01.15鑑賞)


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No.566 『レナードの朝』
No566 『レナードの朝』

1990年制作 米
監督:ペニー・マーシャル

≪キャッチコピー≫
『-実話には、本物の感動がある-』

≪ストーリー≫
精神病院に赴任した医師セイヤーは、体を自由に動かせない患者たちにボールを受け止める
反射神経があることを発見。
さらに、30年間も半昏睡状態で病院暮らしを余儀なくされていたレナードに新薬を投与することで、
彼を奇跡的に目ざめさせるのだが…。

≪感想≫
今作、実話をもとに作られた作品みたい。
実際にこういう事が起こったなんて、やっぱり人生って何が起こるか分からない。

レナードの短期間の回復は果たして良かったのか・・・。
例えば、そのままであれば。
こんなにも切なくなることはなかったはず。
例えば、そのままであれば。
こんなにも絶望に駆られることはなかったはず。

いやいや、きっとそれは違う。
やっぱりレナード達が過ごした数週間は、とても素晴らしく大切な時間であったでしょう。

嗜眠性脳炎と言う病気。
第一次世界大戦後に流行した病気らしいが、現在はパタリと影を潜めているよう。
抗いようのない病気が突然「流行」という言葉と共に押し寄せてくるから怖い。

≪点数≫
  7点
                                           (12.01.14鑑賞)


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No.565 『南極料理人』
No565 『南極料理人』

2009年制作 邦
監督:沖田 修一

≪キャッチコピー≫
『おいしいごはん、できました。』

≪ストーリー≫
海上保安庁で働く西村は南極の昭和基地からも遠く離れた陸の孤島、
南極ドームふじ基地に料理人として派遣される。
妻と娘を置いての単身赴任生活で、彼は8人の男性南極越冬隊員たちの胃袋を満たすという
大役を任される。
基地では雪氷学者をはじめ、雪氷サポート隊員らが彼の料理を心待ちにしており……。

≪感想≫
南極と言う想像を絶する環境なはずなのに、ここに映し出される物語はどこかのんびりとしている。
あんなにも寒々しい環境のはずなのに、ここに映し出される物語はどこかあたたかい。
観終わった後、心がほっこりほくほく。

人間にとって「食」ってやっぱり大事なんですね。
三大欲求と言われるだけあります。
しかも、この映画にでてくる食事がこれまた美味しそうで美味しそうで。
実際の南極隊員の人達もこういう食生活を送っているんでしょうか・・・まさかね。

特にエンターテイメント性が強いわけではない今作。
のんびり眺めて心が温かくなりたい人にお勧めです。

≪点数≫
  8点
                                           (12.01.14鑑賞)


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No.564 『王と鳥』
No564 『王と鳥』

1980年制作 仏
監督:ポール・グリモー

≪キャッチコピー≫
『気をつけたまえ。この国は今、罠だらけだからな。』

≪ストーリー≫
砂漠の真ん中に聳え立つ孤城に、ひとりの王が住んでいた。
その名も、国王シャルル5+3+8=16世。
わがままで疑心暗鬼の王は、手元のスイッチ一つで、気に障る臣下を次々に「処分」していった。
望みさえすれば、なにものでも手に入れることが出来るはずの王シャルルは、
ひとりの羊飼い娘に片思いをしている。
城の最上階に隠された、秘密の部屋の壁に掛かった一枚の絵の中に、その美しい娘はおり、
隣合わせた額縁のなかの、煙突掃除屋の少年と深く愛し合っていた。
嫉妬に狂う王を後に、ふたりは絵の中から抜け出し、一羽のふしぎな鳥の助けを借りて
城からの脱出を試みる。

≪感想≫
今作、おおもとの作品は1952年に制作されたんですって!!
それが紆余曲折あって1980年に再上映されたらしい。

1952年・・・僕が生まれる二十数年前。
それでこのクオリティは凄いなぁ。

この作品を観て影響を受けた方々はたくさん。
あの宮崎駿監督もそうなんだって。

その昔に作られて、今でも通用する作品があったという事に脱帽です。

≪点数≫
  6点
                                           (12.01.13鑑賞)


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No.563 『昆虫探偵ヨシダヨシミ』
No563 『昆虫探偵ヨシダヨシミ』

2010年制作 邦
監督:佐藤 佐吉

≪キャッチコピー≫
『虫の浮気調査、お引き受けいたします。』

≪ストーリー≫
5年前に突然の爆発で消滅した新宿の跡地で、ヨシダヨシミは昆虫探偵として細々と暮らしていた。
彼の特技は虫と会話をすることで、その才能を生かして虫たちの依頼で浮気調査などを行い、
報酬にオオクワガタを受け取っていた。
そんなある日、ある女性がカメムシを探してほしいと尋ねて来て……。

≪感想≫
なんじゃこの手抜き映画は!!
やっつけで作ったんじゃないかと思う程、演出が粗い。
そこが売りだと言えばそこまでなんですが僕にはちょっと我慢できませんでした。

例えば昆虫の話が聞ける奴がいる。
これは、ありえないんだけどファンタジーだからフィクションとして受け入れられるし、楽しめる。
だけどね。
犬とも喋ることができる・・・これはちょっと。
と言うのも、物語の中でカエルには「昆虫じゃないから喋れません」って
言ってしまっているんですよ!!
しかもそこにいる犬も交えてさ・・・。
そういうところは丁寧に作って欲しい。

あと、警察官の女性の行動もありえなさすぎる。
クライマックスで拳銃をもった暴漢から観客を逃がす場面があるんだけど、暴漢ではなく
観客に拳銃を向けて「逃げてー」って・・・いやいやその行動はおかしすぎるでしょ。

重箱の隅をつついているようで申し訳ないが、そういうところが気になって気になって。
時折出てくる昆虫たちのお話も、笑える下ネタじゃなくて、ただの下品な会話に
聞こえちゃったんだよなぁ・・・。

今作は漫画が原作なんですね。
確かに漫画だったら面白いお話になっているかも。

ちょっと実写化は失敗だったかな・・・。

≪点数≫
  2点
                                           (12.01.12鑑賞)



こちらは原作漫画。
未読。
ちと興味あり。

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No.562 『旅するジーンズと16歳の夏』
No562 『旅するジーンズと16歳の夏』

2005年制作 米
監督:ケン・クワピス

≪キャッチコピー≫
『ちがう場所、ちがう経験、ちがう悩み、ひとつの気持ち<ジーンズ>』

≪ストーリー≫
カルメン、リーナ、ティビー、ブリジットは母親のお腹の中にいるときから、
ずっと一緒に苦楽を分かちあってきた大の親友。
リーナは祖父母のいるギリシャのサントリーニ島、ティビーはそのまま家に、
ブリジットはメキシコでサッカーの合宿、カルメンはサウスカロライナにいる父のもとを訪ねるため、
互いに離ればなれの夏を初めて過ごすことになった。
その別れの前日、たまたま入った古着屋で、身長も体形も異なる彼女たちの誰が履いても
完璧に似合う不思議な1本のジーンズに出会う。
4人はそのジーンズを離ればなれになっても変わらぬ友情の証として、みなで順番に着回す約束を交わす。
そして4人の夏が1本のジーンズとともに始まり、彼女たちはかけがえのない何かを見つけることになる。

≪感想≫
「出会い」と「別れ」、「喜び」、「悲しみ」、「怒り」の中で彼女たちは成長していく。
それぞれの出来事を経験して少しずつ少しずつ・・・。
そして心もきっとより良い形へと変化していく。
その変化の過程を親友と一緒に共有しながら。

16歳のちょうど多感な時期に寄り添える人がいる。
それも3人も。

過ぎ行く時間の中でこれからもいろんな経験をするだろう。
その時はまた4人で乗り越えていく。
きっと彼女たちはそうしながら素敵な女性に成長していくんだろうなぁ・・・。

いやぁーーーグッときました。

≪点数≫
  8点
                                           (12.01.10鑑賞)


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No.561 『THE 有頂天ホテル』
No561 『THE 有頂天ホテル』

2005年制作 邦
監督:三谷 幸喜

≪キャッチコピー≫
『最悪の大晦日に起こった、最高の奇跡。』

≪ストーリー≫
大晦日を迎えた「ホテルアバンティ」では、ホテルの威信がかかった
年越しカウントダウンパーティーの準備で大忙し。
そんな中でも副支配人の新堂は、様々な問題に機転を利かせて対応するのだが……。

≪感想≫
人気脚本家の三谷幸喜監督作品。
これは、映画と言うより舞台演劇を観た感じです。

今作の売りは何と言っても三谷作品ならではの豪華キャストでしょう。
その豪華な俳優、女優陣がホテルという一つのシチュエーションの中でドタバタと喜劇を繰り広げる。
これだけでも観て損はないと思います。

けどなぁ・・・・。
何だか大絶賛はできないんですよねぇ・・・。
声を出して笑うところもあったんだけど、笑えないところも多々あって、
それを越えると腹が立ってくる場面もあったりして。
時折、無理矢理こうしたみたいなシーンがちょっと気になって気になって。
そういう数シーンが無ければ楽しく観られたのですが。

笑えない所はあえて書きませんが好きな部分を。
西田敏行さん、伊東四朗さんが出演するシーンは間違いないです。

≪点数≫
  6点
                                           (12.01.09鑑賞)


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No.560 『狼の死刑宣告』
No560 『狼の死刑宣告』

2007年制作 米
監督:ジェイムズ・ワン

≪キャッチコピー≫
『愛する家族を守るために 街のダニども 全員死刑に 処す』

≪ストーリー≫
家族と幸せな生活を送るニックはある日ギャングの襲撃に遭い、目の前で長男を殺されてしまう。
犯人は捕まるもあまりに身勝手な殺害理由、そして納得のいく刑罰を下せないことを知った彼は、
法廷で裁くことを断念する。
怒りを抑えられない彼は自らの手で復讐を果たすが、その相手はギャングのボスのたった一人の
弟だった……。

≪感想≫
復讐が復讐を、暴力が暴力を生み出す。
怒りの連鎖の終着には希望はなかった・・・。

熱いながらも切なくて悲しいストーリー。
ただの復讐バイオレンス映画ではなく、重厚な社会派作品。
なかなか見応えのある作品でした。

しっかし今作のキャッチコピーたるや・・・。
こえぇーーーー・・・。

≪点数≫
  8点
                                           (12.01.08鑑賞)


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No.559 『キック・アス』
No559 『キック・アス』

2010年制作 英/米
監督:マシュー・ヴォーン

≪キャッチコピー≫
『正義の心で 悪をKILL』

≪ストーリー≫
コミックオタクでスーパーヒーローにあこがれる高校生デイヴ。
ある日、インターネットで買ったスーツとマスクで、ヒーローとして街で活動を始める。
何の能力も持たない彼はあっさり犯罪者にやられるも、捨て身の活動がネット上に動画で流され、
“キック・アス”の名で一躍有名になってしまう。

≪感想≫
これまた気持ちのいい作品に出会いました!!

何と言ってもヒット・ガールの存在でしょう。
このヒット・ガールを見れただけで大満足です。
めちゃくちゃカッコいいアクションシーン、そして尋常じゃない可愛らしさ。
チョコレート・ファイター」のジージャー以来の衝撃です。

あのポップな音楽に乗せて繰り広げられる惨殺シーンはエグいんだけどイケている。
これは監督の演出力の妙でしょう。

音楽も楽しくて良いんですよねぇ。
The Dickiesの「Banana Splits」。
Joan Jettの「Bad Reputation」。
この2曲は鉄板です!!

ヒット・ガールを演じたクロエ・グレース・モレッツ。
この娘は絶対売れるぞー・・・と思ったらすでに売れていたんですね・・・。

どうやら続編の話があるみたい。
早くヒット・ガールに会いたいです。

≪点数≫
  10点
                                           (12.01.07鑑賞)



こちらサントラ。
さいこーです。

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No.558 『NECK ネック』
No558 『NECK ネック』

2010年制作 邦
監督:白川 士

≪キャッチコピー≫
『怖い、けど好き』

≪ストーリー≫
大学院生の真山杉奈はおばけを作る研究に没頭。
あるとき、同じ大学に通う首藤友和から告白されるがその気は無く、「首藤」という
変わった名前に興味を持ち彼を夜の研究室に呼び出す。
そこで待っていたのは一つの木箱。これは「ネック・マシーン」という杉奈が開発した
恐怖のおばけ開発マシーンであった。

≪感想≫
久しぶりにダメダメ作品にぶち当たりました。

ストーリーは突っ込みどころが満載で整合性がとれていない。
映像もどこか安っぽく見応えがない。
この作品のジャンルがホラーならば全然怖くないし、コメディなら全然笑えない。
まぁ新感覚と言えば新感覚・・・か。

むむむ・・・どこか良い所を探さねば・・・あっ、そうそう。
杉奈の考える幽霊が発生する理論は面白いと思いました。
怖い話が幽霊を呼ぶのではなく、怖いと言う気持ち(想像)が幽霊を生み出すという発想。
まさに理系っぽい考えじゃあないですか。
僕も理系出身。
限りなく事実に基づいた考え方、嫌いじゃないです。

≪点数≫
  2点
                                           (12.01.06鑑賞)


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No.557 『ロックンローラ』
No557 『ロックンローラ』

2008年制作 英
監督:ガイ・リッチー

≪キャッチコピー≫
『最後に嗤うのは誰だ!? ロンドン、ギャング&ロックンロール!』

≪ストーリー≫
ワンツーは、地価上昇中のロンドンでひと儲けしようと不動産投資に手を出す。
彼らは裏社会のドン、レニーに多額の借金をするが詰めが甘かったために投資は失敗。
そんなとき、会計士のステラから700万ユーロ強奪の話が舞い込む。

≪感想≫
大好きなガイ・リッチー監督作品。
前回観た作品は「リボルバー」。
見事に大外れだった前作に比べ今作は・・・。

いやぁーなかなか良い感じに仕上がっていました。
ガイ・リッチー節が炸裂と言うか。
テンポ良く流れるストーリーと一人一人のキャラクターも立っている。

ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」「スナッチ」に比べると衝撃度は少なかったですが、
リボルバー」で一気に下がったテンションを再び上げてくれました。
やっぱ好きですこの監督。

≪点数≫
  8点
                                           (12.01.03鑑賞)


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2011年鑑賞作品総括(ベスト・ワーストランキング)
2011年鑑賞本数は174本。
こんなにも観たのか。
ちょっとひくほど観ているなぁ・・・。

それでは2011年はベスト10とワースト3を発表!!

まずはベスト部門。

第10位
歩いても 歩いても
第9位
ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア
第8位
藍色夏恋
第7位
WALL・E/ウォーリー
第6位
フリーダム・ライターズ
第5位
エレファント
第4位
アメリ
第3位
ハリー・ポッターシリーズ
第2位
羊たちの沈黙シリーズ
第1位
グラン・トリノ

まず10位の『歩いても 歩いても』。
邦画で唯一のランクイン。
是枝監督、好きです。
今作は身近感がハンパなかったですね。

9位は『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』。
レビューでも書いているのですが「死」と言う重めのテーマなのに、鬱々としていなくどこか軽快。
そして最後にはキッチリとジンとさせる。
良作です。

8位は『藍色夏恋』。
台湾の空気感。
そして若かりし初恋の思い出。
とっても素敵な作品でした。

7位は『WALL・E/ウォーリー』。
アニメ作品ですね。
ピクサー恐るべし。
ほぼ外れが無いんじゃないかなぁ。

6位の『フリーダム・ライターズ』。
実話を基にした作品。
教育とは何ぞや。
大人になっていく過程で必要な自己主張の方法を学び彼らは成長する。
本当にシビれました!!

5位『エレファント』。
ガス・ヴァン・サント監督作品。
今作はかなり衝撃を受けました。
平々凡々と過ごす中に突然訪れる狂気。
そこらへんの描き方が巧み。
後味は良くないですが妙に印象深い作品。

4位『アメリ』。
「エレファント」とは打って変わって、後味がとっても良い作品。
誰も不幸にならない良作。

3位『ハリー・ポッターシリーズ』。
これは、原作も全部読んで映画も全部観て・・・。
コンプリートできた自分へのご褒美+映画を最後の最後までテンションを落とさず
作り続けた製作者たちへのご褒美。

2位『羊たちの沈黙シリーズ』。
今シリーズは何と言ってもハンニバル・レクター力。
このキャラクターに会えただけでも良し!!
もちろんクラリス捜査官も好きですけどね。

そしてそして第1位は『グラン・トリノ』。
クリント・イーストウッド監督万歳!!
生涯ベスト級の作品です。

ベストはこんな感じ。

そして申し訳ないですがワースト部門。
第3位
ハンサムスーツ
第2位
インシテミル 7日間のデス・ゲーム
第1位
ミスト

3位『ハンサムスーツ』。
出演者は好きなんですけどね・・・。
ストーリーが納得いかない部分が多々あったので×。

2位『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』。
適当に作った感が否めなかった感じです。
これも出演者は豪華絢爛で凄いのに。
もったいないなぁ。

そしてそして1位の『ミスト』。
ラストのあの展開はダメです!!
思いついてもやっちゃいけないです。
ラスト以外はなかなか見応えがあって良かったのに。
あれはいかん。
まぁ見方を変えればそれだけ印象深い、忘れる事の出来ない作品なんですが・・・。
・・・やっぱりいかんです。

という訳で2011年総括はおしまい!!

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総括 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(6)
No.556 『シュアリー・サムデイ』
No556 『シュアリー・サムデイ』

2010年制作 邦
監督:小栗 旬

≪キャッチコピー≫
『絶対予測不可能!? 空前絶後の超ハイスピードムービー!!!』

≪ストーリー≫
タクミやキョウヘイたち悪友5人組は、文化祭中止撤回を求める狂言事件を起こしたものの、
学校で本当に爆弾を爆発させて退学処分を食らってしまう。
3年後、さえない日々を送っていた5人は、思いがけず再会。
ヤクザに身を落としていた仲間の1人・カズオが、組織の金とボスの女を盗まれてしまい、
タクミたちも巻き込まれてしまったのだ。
5人は明日までに金と女を取り戻さないと、命で代償を払うはめになるのだが……。

≪感想≫
大大大人気俳優小栗旬が初監督の今作。
小栗監督はガイ・リッチーの「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」のような作品を
作りたかったんだって。
なるほどね。その心意気や良し!!
確かに何となくその空気感も出ているし、監督がやりたいことも十分に伝わります。

ただぁし!!何か違う!!何だか観ていてもノリきれないんです!!
キャストや音楽、映像もスタイリッシュでイケてるのになぁ。
やっぱり今作の敗因(勝手に負けたことにしていますが・・・。)は脚本でしょう。
あまりにも辻褄が合わなさすぎて「え!?」が多発。
もうちょっと丁寧に作って欲しいよなぁ・・・。
やりたいことを詰め込みすぎて整合性をとることがおざなりになっている感じ。

脚本さえよければもっと良い作品になっていたであろう今作。
もし次作も撮る予定でしたら応援したい。
小栗監督、期待しております!!

≪点数≫
  4点
                                           (11.12.31鑑賞)


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映画 | 08:00:10 | トラックバック(0) | コメント(2)
No.555 『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』
No555 『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』

2007年制作 邦
監督:吉田 大八

≪キャッチコピー≫
『「あたしは特別。絶対に人とは違う。」「やっぱお姉ちゃんは、最高に面白いよ。」』

≪ストーリー≫
両親の訃報を受け、女優を目指して上京していた澄伽が4年ぶりに舞い戻ってくる。
自意識過剰な彼女は、自分が女優として認められないのは家族、とりわけ妹の清深のせいだと
家族をいたぶる。
兄の宍道も澄伽には気を遣い、横柄にふるまう彼女によって一家の日常はきしみだしてゆく。

≪感想≫
おもしろーい。

とても歪な家族のカタチ。
自信過剰な姉、その様子を見てマンガにする妹、寡黙な兄、空気の読めない兄嫁。
個性爆発、なかなか繋がらない兄妹たち。
そこをゲラゲラ笑うコメディに仕立てず、ドロッとブラックなユーモアを交えて映し出す。
時にイラッと、時にムカッと、そして時にゾッとしながら。

ドストレートな娯楽作ではなかったけどたまにはこんな作品を観るのも刺激的で良いですね。

≪点数≫
  9点
                                           (11.12.30鑑賞)


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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.554 『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』
No554 『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』

2002年制作 米
監督:スティーヴン・スピルバーグ

≪キャッチコピー≫
『本物の偽者<にせもの>を描いた真実のドラマ。』

≪ストーリー≫
高校生のフランク・W・アバグネイルは尊敬する父が母と離婚すると聞き、ショックで衝動的に家を
飛び出してしまう。
その後、生活のため偽造小切手の詐欺を始めるようになる。
フランクは大手航空会社のパイロット、医者、弁護士になりすまし世界各地を転々とし
巨額の資金を手に入れるのだった。
一方、巨額小切手偽造詐欺事件を捜査していたFBI捜査官のカール・ハンラティは、
徐々にフランクを追い詰めるのだが…。

≪感想≫
もっと痛快で軽い作品かなと思っていましたが意外にドラマチックでした。

一昔前のお話なのでこういう詐欺がまかり通る世間だったのでしょう。
それにしても凄い。
僕は医者だ、僕は弁護士だ、パイロットだという事が通用するんですから・・・。
まぁ、とてつもない精神力と知識があったからこそなのでしょうが。

このアバグネイルと言う人、捕まった後は国のニセ札防止のために尽力を尽くしたとの事。
毒を以て毒を制すとはこういうことなのでしょう。

犯罪が生まれて、その犯罪者が知識を提供。
だけど、それによって生まれる知識がまた犯罪に繋がる。
見方によっちゃぁ負のループ。見方によっちゃあ正のループ。
うーーん、なるほどねぇ・・・。

≪点数≫
  7点
                                           (11.12.30鑑賞)


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映画 | 08:00:10 | トラックバック(0) | コメント(2)
No.553 『それでもボクはやってない』
No553 『それでもボクはやってない』

2007年制作 邦
監督:周防 正行

≪キャッチコピー≫
『いま、運命の法廷が開かれる。』

≪ストーリー≫
フリーターの金子徹平は、通勤ラッシュの電車で女子中学生から「痴漢したでしょ」と
訴えられてしまう。
まったく身に覚えのない金子は、話せば分かってもらえると思い、大人しく駅の事務室へ。
しかし、「ボクはやってない!」という訴えもむなしく、そのまま警察に連行されてしまう。
その日から、留置所暮らしを余儀なくされた金子の無実を訴える戦いが始まった。

≪感想≫
久しぶりにこんなに後味の悪い作品を観たなぁ。

痴漢で捕まった男を淡々と追っていく。
そこに見える日本のシステムの矛盾。

それならどうすればよかったのか、じゃあどうすりゃいいんだ。
ひたすらもやもやもやもや・・・・。

観た後、様々な思いが無限ループ必須の今作。
これは誰かと一緒に観て語り合うにはもってこいの一作です。

≪点数≫
  9点
                                           (11.12.28鑑賞)


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No.552 『X-MEN ファイナルディシジョン』
No552 『X-MEN ファイナルディシジョン』

2006年制作 米
監督:ブレット・ラトナー

≪キャッチコピー≫
『世界は、選択で創られ、選択で滅ぶかもしれない。』

≪ストーリー≫
人間との共存を願うミュータントの組織「X-MEN」が弱体化する中、
仲間を救うために死んだジーン・グレイが復活。
その一方、世間ではミュータントを人間に変える新薬“キュア”が開発される。
キュアをめぐってマグニートー率いるミュータント軍団とX-MENの最終戦争が始まった・・・。

≪感想≫
今シリーズ、次作はスピンオフで次々作は前日譚のようなのでとりあえずは
一区切りといった所でしょうか。

今作まで観てきて、感じたのがこのシリーズの気持ちよさはストーリー云々じゃなくて、
ミュータント達個々の能力を見るのが楽しいという事。

例えば天候を操る能力。
例えば空を飛べる能力。
例えば壁や床をすり抜ける能力等々・・・。

なるほどこんな能力があったら便利だな、とか僕だったらこう使うなぁなんて考えたりして。

今作でもまた新しいミュータント達の登場にそういう楽しみ方で見入ってしまいました。

ストーリーはまぁ・・・・うーん・・・置いておこう。

≪点数≫
  7点
                                           (11.12.27鑑賞)


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