2012-11-26 Mon

2002年制作 邦
監督:行定 勲
≪キャッチコピー≫
『"ストロボラッシュ" それは、ここから飛びたつためにぼくらが背中につけた羽だった。』
≪ストーリー≫
冴えない毎日を送る会社員の賢司。
ある日、久しぶりに再会した同級生の凌一からオリジナルのブランドを立ち上げているという話を聞く。
後日、賢司はふと凌一の部屋を訪問するとそこには凌一の他に専門学校の教師をしている
椿とロンドン帰りのカツオがいた。
3人は夢にあふれいきいきと過ごしていた。
そんな彼らを見た賢司は、会社を辞め彼らの夢に乗っかることにするのだった。
≪感想≫
飽食な時代に生まれ、ある意味開かれた未来が待っている若者たち。
やろうと思えば何でもできるし、何もやらなくても何となく生きて行けたりする。
どんな夢も抱きやすいし、取り組みやすい。
そして壁にぶつかって挫折しやすい・・・。
その辺の光景がリアルに描かれていた本作。
最終的に賢司はモトサヤに戻るのですが、まぁそれは仕方のない事。
人の夢に乗っかって楽しく生きていくのもいいけど、そこに強烈な意志みたいなものがないと
やっぱり転んじゃうよね。
若いころに観ていたら違う感想を抱いてたかもしれないが、僕ももう30オーバー。
やっぱり視点が変わってくるよなぁ。
≪点数≫
4点
(11.10.28鑑賞)

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2012-11-26 Mon

2002年制作 英
監督:スティーヴン・フリアーズ
≪キャッチコピー≫
『翼を手に入れて 幸せになりたい』
≪ストーリー≫
ロンドンのホテルで働くオクウェはナイジェリアからの不法移民。
そのオクウェの同居人は同じホテルで働くシェナイというトルコからの不法移民女性。
シェナイは親族のいるアメリカに渡るという希望を持って働いていたが、
労働局にマークされホテルでは働けないことに。
シェナイの転落していく人生をオクウェは誠実な優しさで救おうとするが・・・。
≪感想≫
テーマは移民問題。
うーん・・どうなんでしょう。
結局、ホテルの支配人ファンがやっていることは負のスパイラルを作り出す行為なんだけど、
ファン曰くみんなが幸せになれるシステムだなんて見方もあるわけで。
そういう考え方ができるファンに腹がたって腹がたって。
あとは、後にシェナイが働くことになる工場の雇い主。
こいつもまた憎たらしくて、その行動にも腹がたって腹がたって。
その点、オクウェの誠実な行動にはぐっと来ました。
実はオクウェも不法移民という罪を犯しているので、罪人という意味では前述の2人と変わりが
無いんだけど、その優しさはなんとも潔い。
ちょいと重厚な作品でしたが、後味も悪くなく希望が見えた作品に仕上がっていたので良い良い。
≪点数≫
6点
(11.10.27鑑賞)

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