fc2ブログ
 
■プロフィール

ゆず豆

Author:ゆず豆
映画のレビューをつらつらと・・・。

■最新記事
■最新コメント
■最新トラックバック
■月別アーカイブ

■カテゴリ
■カウンター

■検索フォーム

■RSSリンクの表示
■リンク
■ブロとも申請フォーム
■QRコード

QR

No.469 『その土曜日、7時58分』
No469 『その土曜日、7時58分』

2007年制作 米/英
監督:シドニー・ルメット

≪キャッチコピー≫
『その瞬間、一つめの誤算。』

≪ストーリー≫
裕福な暮らしをアンディは日頃の行いがたたり金が必要となる。
自分の両親の宝石店に強盗に入ることを計画したアンディは、人の良いダメダメバツイチ男で
弟のハンクに話を持ちかける。
別れた家族への養育費も払えないハンクはしぶしぶ了承。
強盗計画を実行に移るハンクだったが思わぬところで計画は失敗。
二人は破滅への階段を一歩一歩降りて行くのであった・・・。

≪感想≫
時間軸を巧みに使ったストーリー展開。
例えば事件当日のそれぞれ、数日前のそれぞれ、数日後のそれぞれをバラバラに描いていく。
パズルの様に少しずつ明かされていく状況。
無駄がなく、一つ一つのシーンがなるほどなるほどの連続。
あっ、こいつはこういう奴なのかもなど気付きのオンパレード。

ストーリー的には後味も悪く濃厚な作品なのですが観て良かったです。
良い映画を観たなぁってな感じですな。

監督のシドニー・ルメットはなんと御年82歳!!
以前観た「セルピコ」「狼たちの午後」「十二人の怒れる男」はどれも名作・傑作。
遺作となった今作も見応えのある傑作でした。

≪点数≫
  9点
                                           (11.07.21鑑賞)


にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
満足ならクリック!!

スポンサーサイト



映画 | 08:00:10 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.468 『パンズ・ラビリンス』
No468 『パンズ・ラビリンス』

2006年制作 メキシコ/スペイン/米
監督:ギレルモ・デル・トロ

≪キャッチコピー≫
『だから少女は幻想の国で、永遠の幸せを探した。』

≪ストーリー≫
スペイン内戦で父を亡くし、独裁主義の恐ろしい大尉と再婚してしまった母と暮らすオフェリア。
大尉は政府に楯突くゲリラ達を鎮圧するため山の中に基地を設営し暮らしていた。
オフェリアと母はそこにしばらくの間住むことになるが、オフェリアはこの大尉が
どうも好きになれなく馴染めない。
ある日、新しい屋敷の近くに不思議な場所を見つけ出して足を踏み入れると、
奇妙な出で立ちをしたパンが立っていた・・・。
パンはオフェリアを異世界の王女だと言い元の世界に戻るにはいくつかの試練を
こなさなければならないと言うのだった。

≪感想≫
ジャケットを見るだけではファンタジックでほのぼのとした作品かと思えば大間違い。
ファンタジーに真っ黒い物を詰め込んだビターな作品。

つまるところオフェリアは幸せになれたのだろうか。
一方から見ると、とても残酷で重々しい終わり方。
だけどもう一方から見ると、それは最良の選択で光り輝く終わり方。
むむむ・・・やるなぁ・・・。

残酷なシーンも多々あり空気も張りつめている。
もう一度観るのも躊躇してしまいますが、必ずもう一度観たい。
そんなことを思わせてくれる作品でした。

≪点数≫
  9点
                                           (11.07.18鑑賞)


にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
満足ならクリック!!

映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(2)