2012-10-26 Fri

1992年制作 米
監督:クリント・イーストウッド
≪キャッチコピー≫
『最後の西部劇』
≪ストーリー≫
ある町で一人の娼婦が客に顔を切り刻まれる事件が起こる。
町の保安官は独断で事件を解決し犯人たちを軽い刑で逃がしてしまう。
怒った娼婦仲間たちは犯人に懸賞金をかけて賞金首にするのだった。
町はずれに住む悪名を馳せていたかつてのガンマン・マニーは賞金稼ぎの誘いを受け、
若き賞金稼ぎのキッドと昔の相棒ネッドとともに街へと赴くのだった・・・。
≪感想≫
クリント・イーストウッド主演・監督の西部劇。
骨太で人間臭い大人の西部劇。
以前観た「チェンジリング」もそうだったんだけど、どこか一つにスポットを充てているのではなく、
もっと広く全体的にその世界を映しだす。
それでいて、それぞれのキャラクターも立っていて丁寧な描写もされている。
映画好きのための映画って感じ。
第65回アカデミー作品賞。
納得です。
≪点数≫
9点
(11.05.14鑑賞)

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2012-10-26 Fri

2007年制作 米
監督:トム・マッカーシー
≪キャッチコピー≫
『扉を閉ざしたニューヨーク──移民の青年との出会いと"ジャンベ"の響きが孤独な大学教授の心の扉を開く。』
≪ストーリー≫
妻を亡くし、気持ちに張りもなくつまらない毎日を過ごしていた大学の教授ウォルター。
学会発表のためニューヨークに訪れ別宅に帰ってみるとそこには知らない男女が住み着いていた。
彼らはシリアとセネガルから来た不法滞在者で詐欺にあってここに住んでいると言う。
ひょんなことから共同生活を始めた三人。ウォルターはシリア系移民のタレクから
民族楽器ジャンベを習うことになる。
ウォルターのつまらなかった日常に彩が付き始めた頃、タレクが警察に捕まってしまう・・・。
≪感想≫
友情、恋愛、音楽・・・人が活きるという事にはこれらが必要だと改めて思い知る。
見えない繋がりが何もなかった生活に彩(いろ)を付ける。
だからこそボーダレスでいたい。
9.11が起こってからはどんどん厳しくなっていく移民問題。
その背景には無数のしがらみや困難があるから無責任な事は言えないが、今作のそれは凄く
シンプルな訴えに聞こえた。
この作品には色々なテーマが詰まっている。
地味に見えがちだが確かな良作でした。
余談ですが職場にあるお方のジャンベがある。
あんなに良いリズムと音を持っているなんて知らなかったなぁ・・・。
いずれ叩いている音を聴かせてもらいたい。
≪点数≫
8点
(11.05.14鑑賞)
こちらはジャンベ。

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