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No.415 『バーバー』
No415 『バーバー』

2001年制作 米
監督:ジョエル・コーエン

≪キャッチコピー≫
『髪型を変えるように少しだけ人生を変えたい』

≪ストーリー≫
理髪師のエド・クレインは、義理の兄が経営する床屋で黙々と働いていた。
エドの妻ドリスはデパートで経理の仕事をしているが、彼女の上司であるデイヴと不倫関係にある。
そんなある日、エドは床屋を訪れたビジネスマンから、新時代のビジネスとして
ドライクリーニングの話を耳にする。
その話に食いついたエドは、投資用の資金1万ドルを工面するために妻の不倫相手のデイヴを
恐喝しようとするが・・・。

≪感想≫
コーエン兄弟節が炸裂しています。

一人の男が、ほんの少し道を外しただけでどんどん深みにはまっていく。
静かに、ただ静かに転落していく。

今作、何が良いってこの主人公エドが無口なところ。
クールでシニカルな男がその運命に逆らわずに落ちていくのはゾッとしました。
これがおしゃべりで茶目っ気のある奴なら自業自得だよなって思えてしまう。

コーエン兄弟は現実世界とほんの少しズレた世界を描くのが、凄く巧い方たちだと改めて感じました。

≪点数≫
  8点
                                           (11.02.19鑑賞)


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映画 | 08:00:10 | トラックバック(1) | コメント(0)
No.414 『スワロウテイル』
No414 『スワロウテイル』

1996年制作 邦
監督:岩井 俊二

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
むかしむかし"円"が世界で一番強かった頃。
その街は移民達であふれまるでいつかのゴールドラッシュのようだった。
円を目当てに円を掘りに来る街、そんな街を人々はこういった。
"円都(イェン・タウン)"。
でも日本人はこの名前を忌み嫌い自分達の街をそう呼ぶ移民たちを"円盗(イェン・タウン)"と呼んで蔑んだ。
そんな円都(イェン・タウン)に棲む、円盗(イェン・タウン)たちの物語。

≪感想≫
やばいです。
これは素晴らしい作品だ。
ストーリーに感動したり、登場人物に共感したり、アクションにしびれあがったりと映画の評価基準は様々。
今作はこれのどれにも当てはまらず(まぁ、渡部篤郎はめちゃくちゃカッコよかったのですが)、
ただただこの映像の質みたいなものにボーっと見とれてしまいました。
映画を芸術として観るのなら、まさしく今作はそう言う部類に入るのではないでしょうか。

実は昔、一度観たことがあったのですが、改めて観て今回はすごく点数が上がりました。
ちょっとずつ映画を観ることが多くなって、見方の幅が広がったのかな。
成長したのかな。
そうだといいな。

≪点数≫
  10点
                                           (11.02.18鑑賞)


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