2012-10-01 Mon

2003年制作 米
監督:ガス・ヴァン・サント
≪キャッチコピー≫
『いつもと同じ1日だと思っていた。』
≪ストーリー≫
オレゴン州ポートランド郊外の高校。
ジョンはアル中の父親のせいで遅刻し、イーライはカメラ片手に公園を散歩。
いつもと同じ一日のはずだったが……。
≪感想≫
1999年にアメリカ・コロラド州で起きた惨劇、コロンバイン高校銃乱射事件をテーマに置いた
セミドキュメンタリー作品。
ずっと観たかったんだけどなかなか手に取るのを拒んでいた作品。
だってある程度内容が分かっていて、あえてそういう作品を見るのもどうかと思って。
事件が起こる前後数時間の何人かの生徒を、ひたすらカメラで追い続けるという作風で、
そこに映るのは学校のある一日。
オーディションで選ばれた若者たちの、アドリブで描き出した作品の中には
リアリティ溢れる生活が流れていく。
何気なく流れる日常・・・突然訪れるそれ。
何が起こるか分かってしまっている僕にはこの静かで何気ない映像もこの上ない
緊迫感溢れる映像に。
観終わって、やっぱり後味が良かった訳ではないけれど観れて良かった。
「人が生きていくという事」だったり「僕が今過ごしている世界」みたいなことを
改めて考えさせられているから。
時にはそんな時間を持つのも悪くない。
それがより良い自分に繋がるのなら。
そういえば、コロンバイン高校銃乱射事件の犯人の友人が書いたという本
「コロンバイン・ハイスクール・ダイアリー」があるらしい。
探してみよう。
≪点数≫
10点
(11.01.13鑑賞)
こちら「コロンバイン・ハイスクール・ダイアリー」。
未読です。

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2012-10-01 Mon

2006年制作 邦
監督:五十嵐 匠
≪キャッチコピー≫
『幕末の世、日本の未来のために刀を捨てた、サムライがいた』
≪ストーリー≫
1863年、山尾庸三、井上勝、伊藤博文、井上肇、遠藤謹助は幕府の禁を犯して英国へと旅立つ。
ロンドンに到着した彼らは、その繁栄ぶりに息をのむ。
5人はロンドン大学で造幣、造船、鉄道などの高い技術を日本に持ち帰るために死に物狂いで勉学に励んだ。
≪感想≫
幕末期に命がけでロンドンに渡った長州藩の志士5人。
山尾庸三(工学の父)、井上勝(鉄道の父)、伊藤博文(内閣の父)、井上肇(外交の父)、遠藤謹助(造幣の父)。
長州五傑として後世に語り継がれる5人の渡航前後を描いた作品。
強い志を持った男たちに終始しびれあがる。
観ている間、芯がブルブルと震えっぱなし。
その時代に生きる人間だからこその探究心と向上心。
それがあるからこそ現代があって明日へと繋がる。
文明開化の音がガンガンに聞こえてくる作品でした。
≪点数≫
8点
(11.01.09鑑賞)

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