2012-09-08 Sat

2007年制作 邦
監督:藤田 容介
≪キャッチコピー≫
『憩いまくりたい人々に贈る、恋のユル騒ぎムービー』
≪ストーリー≫
古本屋の息子テルオは良くも悪くも単純な奴で夢は「世界一怖いお化け屋敷を作ること」。
テルオの幼馴染の久信は病院勤務のオクテでお人好しな青年。
その二人が恋をしたのが、ちょっと対人恐怖症気味の不器用なアマチュア画家、あかり。
三人の日常が等身大で描かれる・・・。
≪感想≫
この三人、何だか上手く社会に溶け込めない。
きっと一緒にいたらイライラしちゃうんでしょう。
実際序盤はそうでしたから・・・。
だけどそのホッとした展開を観ているうちにだんだん愛すべき人間に見えてくる。
全然大丈夫なんだよなぁ。
ラスト数十分からエンドロールにかけてのゆるさは心を和ませます。
まっ、なんと言っても今作は主演の荒川良々ありきの作品ですね。
≪点数≫
8点
(10.08.20鑑賞)

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2012-09-08 Sat

2009年制作 邦
監督:中村 義洋
≪キャッチコピー≫
『きっと、つながる』
≪ストーリー≫
1975年、売れないパンクバンドが一曲の歌を作る。
1982年、何をしてもダメな青年が生まれて初めて勇気を振り絞る事件が起こる。
2009年、とある女子高生がシージャックに巻き込まれる。
そして2012年、地球に隕石がぶつかり消滅してしまう5時間前・・・。
すべての物語が時空を越えて一つになる・・・。
≪感想≫
原作は伊坂幸太郎氏。
原作を読んであまりにも最高だったので、すぐにDVDを鑑賞しました。
以前、同じように「ラッシュライフ」を観て失敗しましたが、こちらは大成功。
原作は原作で素晴らしく、映画は映画で素晴らしい!!
この映画は原作の純度を80%ぐらいにして、残りの20%に新しいストーリーを付け足して
より分かりやすい作品に仕上げている。
本質は一緒なんだけど、別物のような素晴らしさ。
どっちもイカしていて観た後、読んだ後の気持ちよさったらこの上ないです!!
観た後、ある歌詞が思い浮かんだ。
「誰の存在だって 世界には取るに足らないけど 誰かの世界は それがあって作られる」
ほんの小さな流れ達が巡り巡って大きな動きになる。
例えば昨日やったあんな事も、去年やったこんな事も。
それは何年後、何十年後の何かに繋がっていたりする。
想像するとなんだかワクワクしちゃうよね。
≪点数≫
10点
(10.08.14鑑賞)
こちらは原作本。

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2012-09-08 Sat

1987年制作 イラン
監督:アッバス・キアロスタミ
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
物語はイランのとある村。
小学校でネマツァデが先生にこっぴどく怒られている。
理由は宿題をノートではなく普通の紙に書いてきたからだ。
「今度同じ事をしてきたら退学だぞ!!」と怒られ泣いているネマツァデ。
一方、学校が終わり家に帰ったアハマッドは宿題に取り掛かろうとすると、
間違ってネマツァデのノートまで持って帰ってきてしまったことに気付く。
ネマツァデが怒られていた事を思い出すアハマッド。
アハマッドはちょっと遠いけど大事な友達ネマツァデの家まで届ける事にするのだった。
≪感想≫
簡単に言うと、友達の家を探す少年のお話。
本当にただただそれだけのお話。
その中で、少年ならではのひたむきさ、単純さ、そして純粋さが見え隠れする。
それはまるで、「はじめてのおつかい」を観ているよう。
なんだかホッとする良作でした。
ちなみに今作は、アッバス・キアロスタミ監督の「ジグザグ三部作」の1作目。
なるほど確かに、ジグザグだわー。
≪点数≫
5点
(10.08.11鑑賞)

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