2012-08-25 Sat

2001年制作 邦
監督:森 淳一
≪キャッチコピー≫
『こういうの地球では「アイ」っていうんだよ。宇宙では知らないけどね。』
≪ストーリー≫
祖母の経営するコインランドリーに見張り番として居座る青年テル。
彼は、幼い頃の事故のせいで脳に障害が残っている。
毎日毎日、おきまりの仕事をしては訪れるお客と語り合うテル青年。
ある日、何だか物悲しげな女性ミズエが現れる・・・。
≪感想≫
とても優しくてふわっとした作品。
ある意味、純真なテル青年のロードムービー。
彼と出会う人達は彼と交わることで、どこか癒され活きていきます。
その心理なんとなくわかるきがするなぁ・・・。
ミズエとテルの二人の形、ちょっと納得いかないけど10年後、20年後も変わらず支え合っていてほしいな。
≪点数≫
5点
(10.05.02鑑賞)

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2012-08-25 Sat

1991年制作 米
監督:ジム・ジャームッシュ
≪キャッチコピー≫
『LA発、ヘルシンキ行 地球の夜の十字路で 5都市同時のタクシードライブ “活気最高、ジャームッシュの傑作!” 』
≪ストーリー≫
-
≪感想≫
同じ夜に5つの都市で流れるタクシードライバーと乗客の人間模様を切り取ったオムニバス作品。
①ロサンゼルス・・・整備士を目指す女性ドライバーと映画のキャスティングを担当している会社重役のお話。
②ニューヨーク・・・東ドイツから渡米したばっかりの運転手とブルックリンに住む黒人客のお話。
③パリ・・・コートジボワール人の運転手と盲目の女性客のお話。
④ローマ・・・ロベルトベニーニが演じるお喋り運転手と教会の牧師さんのお話。
⑤ヘルシンキ・・・不幸を背負った運転手と3人の酔っ払い客のお話。
どれも抑揚がなく独特の雰囲気で進んでいく・・・これぞジム・ジャームッシュ節といったところ
でしょうか。
めちゃくちゃハッピーエンドじゃないんだけどこの後味の良さは何でしょう。
良いですねぇ・・・。
この作品を観終わったのが深夜12時前。
余韻を味わうために真夜中あてもなく車を走らせたとさ・・・。
≪点数≫
9点
(10.05.01鑑賞)

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2012-08-25 Sat

2001年制作 独
監督:カロリーヌ・リンク
≪キャッチコピー≫
『愛するもの、すべてがここにある。』
≪ストーリー≫
1938年4月、少女レギーナと母イエッテルはナチスの迫害を逃れるため、故郷のドイツを後にし、
先にケニアに渡っていた父ヴァルターのいるロンガイの農場へとやってきた。
ドイツでは弁護士をしていたヴァルターもここでは農場で働く一介の労働者。
予想を超える過酷な生活に、お嬢様育ちのイエッテルは耐えられず弱音を吐いてばかり。
一方ヴァルターは、欧州情勢の悪化に、残してきた父や妹の安否が不安でならない。
そんな2人を尻目に、レギーナは料理人のオウアやケニアの子どもたちとすぐに仲良くなり、
アフリカの大地でたくましく成長していく…。
≪感想≫
ドイツで幸せに暮らしていたユダヤ人家族がナチスの迫害を避けるために遠い異国ケニアへ
移住するというストーリー。
最近観た名作「ライフ・イズ・ビューティフル」もそうでしたが、ナチスのユダヤ人への迫害は想像を絶するもので。
急に異文化へ飛び込むことになった一家。
生き抜くためとはいえ急転直下の生活水準。
歪む夫婦間の思い・・・。
それでもやっぱり家族の繋がりは特別で。
少しずつ少しずつ順応していく父と母。
アフリカの広大な自然とたった一人の娘レギーナ、そして従者オウアの存在がこの作品の良さを
ぐぐいと引き上げてくれました。
戦争・ナチス・ユダヤ人・ケニアの人々・文化、色々な側面を観ることができた良作でした。
≪点数≫
8点
(10.04.29鑑賞)

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