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No.240 『夏休みのレモネード』
No240 『夏休みのレモネード』

2002年制作 米
監督:ピート・ジョーンズ

≪キャッチコピー≫
『あの夏の日。ぼくが見上げた空は今までで一番遠かった─。』

≪ストーリー≫
8歳の少年ピートはたくさんの優しい両親と兄弟に囲まれてすくすくと育っていた。
夏休みに入る前、学校のシスターから休み中の生活態度によってはあなたは地獄行きよと
注意されてしまう。
天国へ行きたいピートは、近くにいるユダヤ教徒の人達をキリスト教へ改宗させようと試みる・・・。

≪感想≫
ピートはユダヤ教のラビと仲良くなりその息子ダニーとも仲良くなります。
キリスト教徒のピート、ユダヤ教徒のダニー、この二人が信教を越えて交流していく姿は
とっても微笑ましくクスクスと思わず笑顔になりました。

天国や地獄、ユダヤ、キリスト、神、信仰、考えるときりがないテーマですが、
そこを子供の目線で追う事によってとても観やすく仕上がってました。

良作です。

≪点数≫
  9点
                                           (09.08.30鑑賞)


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映画 | 20:56:23 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.239 『花とアリス』
No239 『花とアリス』

2004年制作 邦
監督:岩井 俊二

≪キャッチコピー≫
『君、だれ?』

≪ストーリー≫
幼なじみのハナとアリス。
ハナは落語研究会に所属する高校生・宮本に一目惚れ。
同じ部活に所属し、なんとか宮本に近づこうとするハナ。
そしてある嘘をついたハナは、宮本と急接近する。
しかし、その嘘がバレそうになり、さらに嘘をつくはめに。
しかもその嘘がきっかけで宮本がアリスに恋心を抱いてしまい……。

≪感想≫
ごくごく普通の女子高生、ハナとアリスの日常を描いた作品。

監督は以前観た『PicNic』『リリイ・シュシュのすべて』の岩井俊二。
この3作の中で群を抜いて今作は素晴らしかったです・・・。
あの一貫して写し出される独特な雰囲気はカメラのせいなのかなぁ・・・とにかく凄く綺麗で。
最初の方に出てくる桜並木を登校するシーンなんて抜群!!
それだけでも観れて良かったぁって思ってしまいました。

ストーリーも前に観た2作と違って、ドロッとした感じはなく、きっとこういった
恋や友情が色んなところで生まれては一喜一憂しているんだろうなぁなんて・・・。
高校生ぐらいの年代・・・まだまだ世間知らずなんだけど、その狭い視界の中で
一生懸命真っ直ぐに生きようともがく。
ふふふ・・・いいですねぇ。
見ていてなんだか凄くあたたかくなりました。

映像・音楽・ストーリー・全てが上手く反応して淡い空気感ができていて。
あと何と言っても、ハナとアリスを演じた二人の女優さん。
この空気感に違和感なく存在する二人の演技は凄い!!
特に、アリス演じる蒼井優。
最後の方にバレエを踊るシーンがあって、『フラガール』の時もそうだったのですが、
ワンショットであれだけ持つ女優さんはなかなかいないんじゃあないでしょうか。

兎にも角にも凄い良い作品に出会いました。

≪点数≫
  10点
                                           (09.08.22鑑賞)


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映画 | 20:54:33 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.238 『ヴェロニカ・ゲリン』
No238 『ヴェロニカ・ゲリン』

2003年制作 米
監督:ジョエル・シュマッカー

≪キャッチコピー≫
『ひとりの記者として、子供の未来のために―― ひとりの母親として、愛する家族のために――』

≪ストーリー≫
麻薬犯罪の実態を取材するジャーナリスト、ヴェロニカ・ゲリンは、家族の心配や脅しにも構わず、
執拗に麻薬組織の首謀者を追い続けた。
ついに真相を突き止めようとしたそのとき、彼女を追跡する一台のバイクが……。

≪感想≫※ネタバレあり
アイルランドの新聞記者ヴェロニカが麻薬組織に立ち向かい殉職するまでを描いたストーリー。
今作は実話に基づいた作品。

知的で逞しささえ感じられるヴェロニカ。
持ち前の度胸とジャーナリスト精神で、どんな危険な場所にも単身乗り込んで行きます。
そんな彼女もやはり一人の人間で、家族と接する時や危ない目にあった時は、
誰にも持ち合わせる心の脆さが見え隠れする・・・。
その脆さが彼女の中のとてつもない勇気と行動力の存在を僕らに伝える。
そしてそれが人に紡がれ周りが変化していく。
彼女の死後、周りの観衆の心を動かしたくさんの犯罪者が捕まり、
さらには国の法律まで変えてしまいます。
彼女の信念は国まで動かしより良い方向へと導き出す・・・凄いなぁ・・・。

だけど、だからこそ彼女が殺されたことには歯痒い気持ちになってしまいました。
死ぬことはなかった、死ぬことはなかったんだと強く感じ、何とも言えない
残念な気持ちが巻き起こりました。

ジャーナリストの在り方が変わってきたような感覚を覚える昨今。
彼女のような真摯な存在が多い社会であってほしいと思います。

≪点数≫
  8点
                                           (09.08.21鑑賞)


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映画 | 20:50:08 | トラックバック(0) | コメント(4)