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No.332 『13/ザメッティ』
No332 『13ザメッティ』

2005年制作 仏/グルジア
監督:ゲラ・バブルアニ

≪キャッチコピー≫
『13人のロシアン・ルーレット──それは、運命を狂わせる邪悪なゲーム。』

≪ストーリー≫
屋根の修理業を営んでいる青年セバスチャンは、仕事中偶然大金を手に入れる情報を耳にする。
セバスチャンはその情報を元に指定の場所へ出かける。
紆余曲折、たどり着いた場所はある森の中の屋敷・・・。
セバスチャンは訳も分からないうちにゲームへ参加させられることに。
そのゲームとは13人の人間が拳銃に弾を詰め込みロシアンルーレットを行うというものだった・・・。

≪感想≫
映像は全編モノクロ。
その独特の映像にのせてみせる怪しい空気と緊張感は結構、衝撃。
ロシアンルーレットのシーンの緊迫感ったら半端じゃありません。

ふと考える・・・。
これは映画なんだけど、確実にこんな事がどこかでは行われている。
大なり小なり命を金に変えるゲームが。
時に人間っつーのは発想力が豊かで残酷、そして想像力が乏しかったりもする。

とほほ・・・。

≪点数≫
  6点
                                           (10.07.25鑑賞)


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映画 | 21:04:31 | トラックバック(1) | コメント(0)
No.331 『鴨川ホルモー』
No331 『鴨川ホルモー』

2009年制作 邦
監督:本木 克英

≪キャッチコピー≫
『笑う阿呆に~オニ来たる~!』

≪ストーリー≫
二浪して京都大学へ入学した安倍はバイトの帰り道、上級生からサークル入会の誘いをうける。
あんまり乗り気じゃない安部だったが、サークル主催の新歓コンパの場で出会った女性に
一目惚れし入会を決める。
そのサークルとは「京大清竜会」。
ごくごく普通のレクレーションサークルだと思っていた新入生達であったが
実はそのサークルの活動は、京都を舞台に「式神」や「鬼」をあやつり「ホルモー」と言う
競技を行うキテレツなサークルだった・・・。

≪感想≫
いやぁー面白かったです。
特に訴えかけるテーマをおかず、楽しませることに重点を置いたエンターテイメント作品。
気持ちのいいフォルムの「鬼」達が命令者のトンチンカンなポーズと命令用語に乗せて
動き回ります。
このポーズと用語がまたくだらなくて面白い。
この作品を観終わった人はほぼ確実に一回は口ずさむことでしょう。
「ゲロンチョリー!!」
ふふふ・・・。

個人的にはちょんまげになった高村がつぼでした。
あのへたれっぷりがね・・・。

≪点数≫
  8点
                                           (10.07.11鑑賞)


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映画 | 20:58:06 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.330 『天使の宿り木』
No330 『天使の宿り木』

2004年制作 仏
監督:セルジュ・フリードマン

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
娼婦コレットは、ある日見知らぬ同僚からかかってきた電話をうける。
内容は、孤児院にいる息子ビリーを引き取って自分に会わせてほしいというお願いだった。
渋々引き受けたコレットは孤児院からビリーを引き取り母親のもとへ連れて行くのであった・・・。

≪感想≫
・・・なんでしょう、登場する人、見える景色、音楽、流れる全てが絵になるなぁーってな感じの作品。
物語もちょっとビターな印象なんだけど、後味は消して悪くない。

仏映画の印象って結構こういう感想が多いよな。
すこーし大人な作品。

≪点数≫
  7点
                                           (10.07.10鑑賞)


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映画 | 20:56:52 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.329 『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』
No329 『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』

2005年制作 米/仏
監督:トミー・リー・ジョーンズ

≪キャッチコピー≫
『俺が死んだら故郷ヒメネスに埋めてくれ』

≪ストーリー≫
アメリカ・テキサス州。
ある日、メキシコからの不法入国者のカウボーイ、メルキアデス・エストラーダの死体が見つかる。
親友のピートはメルキアデスとの昔交わした約束を守るため親友を殺した犯人を捜し始める・・・。

≪感想≫
物語の筋は大きく分けて3章。
まず犯人探し、そして犯人とのメキシコへの旅路、最後がメルキアデスの埋葬。

主人公のピートが、いききった行動で犯人を追い詰めていきます。
親友との約束の為にここまでやるかと言うぐらい骨太な行動。

監督兼主演のトミー・リー・ジョーンズがいぶし銀の演技をみせてくれます。
骨太な雰囲気にしびれあがった男くさーい作品でした。

≪点数≫
  7点
                                           (10.07.03鑑賞)


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映画 | 20:55:34 | トラックバック(1) | コメント(6)
No.328 『トニー滝谷』
No328 『トニー滝谷』

2004年制作 邦
監督:市川 準

≪キャッチコピー≫
『あなたを、いまでも 愛しい。』

≪ストーリー≫
美大で芸術を学んだトニーは、デザイン会社へ就職、その後独立してイラストレーターになり、
自宅のアトリエで仕事をこなすようになる。
そんなトニーが一人の女性、出版社編集部員・小沼英子に恋をする。

≪感想≫
生まれてからずっと、当たり前のように孤独に過ごしてきたトニー滝谷。
それでも何不自由なく暮らしているトニーはある日、突然恋に落ちる・・・。

今作を観てのイメージは「無色透明」。
映像も音楽もナレーションも演者も限りなく透明に近い空気感を作り出し、
その中で微妙なゆらぎをみせる。
それがもう、繊細で繊細で・・・。

孤独を当然に感じていた男が、恋をして孤独ではなくなる。
孤独ではなくなった瞬間に孤独になる事が怖くなる。
しかし突然訪れるそれ。
もがき苦しむ男。
そして新たなる出会い。

終わり方が好きです。
あそこで無色透明な世界に彩が付いたような気がして。

これぞミニシアター系作品ってなところでしょうか。

≪点数≫
  9点
                                           (10.07.01鑑賞)


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映画 | 19:18:13 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.327 『キンキーブーツ』
No327 『キンキーブーツ』

2005年制作 米/英
監督:ジュリアン・ジャロルド

≪キャッチコピー≫
『幸せへと導くブーツ、お作りします。』

≪ストーリー≫
イギリスの田舎町にある紳士靴メーカーの「プライス社」。
一人息子のチャーリーは尊敬していた父の急死によりプライス社の社長の座を継ぐこととなった。
売れ行きも悪く経営不振に思い悩むチャーリー。
ある日、夜の道端でドラッグクイーンのローラと出会い新しい戦略、
ドラッグクイーン専用のブーツを作ることに勝機を見出すのだった・・・。

≪感想≫
父親の突然の死、婚約者との意見の食い違い、ドラッグクイーンと言う異質な分野に
手を出すという不安とそれを作ってもらう靴職人とのすれ違い。
様々な問題が浮き彫りになっていく中でチャーリーは一皮も二皮もむけていきます。
そこで、みんなの気持ちが一つになるあの瞬間。
ジ・ジ・ジ・ジーーーーーン・・・素敵ですね。
あの一つになる感覚を共有できただけで観たかいがあったってなもんです。

万人にうける作品じゃないかな。

≪点数≫
  8点
                                           (10.06.27鑑賞)


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映画 | 19:16:33 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.326 『ロスト・ハイウェイ』
No326 『ロスト・ハイウェイ』

1997年制作 米
監督:デヴィッド・リンチ

≪キャッチコピー≫
『この恐怖に欲情する』

≪ストーリー≫
とある夫婦の下にある日から突然、ビデオテープが送られてくるようになる。
中身を観てみると、その夫婦の屋敷を隠し撮りしている映像が・・・。
気味悪がっている最中、今度のビデオテープの中身は夫が妻をバラバラに殺している映像だった。

≪感想≫
「リンチワールド」と呼ばれるぐらい訳の分からないキテレツな作品を撮るデヴィッド・リンチ監督。
今作も巷ではこれぞと言われた作品のようですね。
なるほどなるほど・・・。

ほんとによく分からないストーリーなんですが、何だこれ??って思うか思わないかぐらいの所で
上手くストーリーを繋げる。
ん?これはまさかこういうことか??なんて所々で思わせてくれる。
この飽きさせる手前で新しい謎を与えるあたりが上手いです。

そして観終わっても、後から後から謎が解決したり新しく謎が思いついたりのこの心情。
しょっちゅうはやだけど、たまにならこういう作品も良いかなぁ。

≪点数≫
  6点
                                           (10.06.27鑑賞)


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映画 | 19:15:18 | トラックバック(0) | コメント(2)
No.325 『PLASTIC CITY プラスティック・シティ』
No325 『PLASTIC CITY プラスティック・シティ』

2008年制作 中/ブラジル/邦/香港
監督:ユー・リクウァイ

≪キャッチコピー≫
『この世界を、生き抜く。』

≪ストーリー≫
日系ブラジル人のキリンは裏の世界に生きる若者。
血の繋がりはないが父親と慕う裏の世界の大物「ユダ」の下、何不自由なく暮らしていた。
貧困にあえぐブラジルのスラムで、のしあがって暮らすユダの周りにもやはり敵はいた訳で・・・。
順風満帆な二人の生活は急激に修羅場となるのであった。

≪感想≫
日本の名優オダギリジョーと香港の名優アンソニーウォンの共演。
二人のファンならまぁまぁまぁ。

貧困街の独特の雰囲気とそれに合わせた音楽、映像はなかなか見応えありでした。
がしかし、正直ストーリーが良くわかんなかったんだよなぁ・・・。
二人の心理的な部分が読めなくって「???」となってしまいました。

とまぁ、「???」な感想なのでこれぐらいで勘弁を・・・。

≪点数≫
  4点
                                           (10.06.24鑑賞)


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映画 | 21:02:22 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.324 『アメリカン・グラフィティ』
No324 『アメリカン・グラフィティ』

1973年制作 米
監督:ジョージ・ルーカス

≪キャッチコピー≫
『俺たちの青春がここにある!』

≪ストーリー≫
スティーヴとカートは故郷での最後の夜を楽しく過ごそうと、テリーとビッグ・ジョンを誘い町に繰り出す。

≪感想≫
大学進学のために故郷を離れる事になった若者とその友人たちの旅立つ前日を描いた作品。

時は1960年代、その時代に流行った音楽に乗せて物語は軽快に進んでいく。
いかしたレトロな車に乗り込み若者たちは青春に明け暮れる。
もう子どもじゃない・・・かといって大人でもない・・・この高校から大学へ入学するまでの中途半端なポジション。
色々考える時期。
なんだかそれが懐かしくって・・・。

もちろん時代も国も環境も何から何まで違うんだけどどこか共感できる。

形としては昔、深夜でやっていたアメリカの人気ドラマ「ビバリーヒルズ高校白書」とそっくり。
なつかしいな。
そういえば中学校の頃、必死であのドラマ見てたな。

まっ、製作時期としてはこっちが古いのでこっちが元祖でしょう。

≪点数≫
  8点
                                           (10.06.20鑑賞)


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映画 | 21:01:03 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.323 『酔いどれ詩人になるまえに』
No323 『酔いどれ詩人になるまえに』

2005年制作 米/ノルウェー
監督:ベント・ハーメル

≪キャッチコピー≫
『どうにもならないことだらけ
でも、太陽はまた昇る…。』

≪ストーリー≫
売れない詩や小説を出版社に送り続ける自称“詩人”のヘンリー・チナスキーは、
その場しのぎの仕事で食いつないでいた。
ある日、バーで知り合った女ジャンと暮らし始めるが、酒とセックスばかりのさえない毎日。
何をしても続かず、原稿依頼もこない中、彼女にも捨てられてしまう。

≪感想≫
世界中でカルト的人気を誇るアメリカ人作家チャールズ・ブコウスキーがまだ売れる前のお話。

日雇いのバイトをしながら定期的に自分の詩や小説を送り続けているチナスキー(ブコウスキー)。
クスリはやらないが酒・女の毎日。
まぁ、一言で言えば「ろくでなし」、パンク的な生き方ってなもんでしょうか。

退廃的で廃れた生活なのに彼の心は妙に落ち着いている。
まるであえて堕落しているかのような・・・。
その心にきっと絶望感はない。

結果的に彼は有名になったもののこのまま廃れた生活を続けていれば・・・。
いやいや、きっと彼はそれでも変わらずに詩や小説を書き続けていただろう。

その心意気が少しカッコイイなんて思ったりもした。

≪点数≫
  6点
                                           (10.06.14鑑賞)


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映画 | 20:59:42 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.322 『転々』
No322 『転々』

2007年制作 邦
監督:三木 聡

≪キャッチコピー≫
『歩けばわかる、やさしくなれる』

≪ストーリー≫
大学8年生のダメダメ人間の文哉は借金を抱えてろくでもない生活を過ごしていた。
ある日それを取り立てに来た借金取りの福原と借金の帳消しを条件に二人で東京散歩に出かける事になった。
ひょんな事から二人のぶらりぶらぶら東京散歩が始まった。

≪感想≫
一癖あるキャラクターたちの二癖ある会話。
そこら中にちりばめられた、ちっさな笑い。
それを二人の東京散歩とともに拾い集めていく。

終盤になるとさらに二人のキャストが加わって・・・。
あの終盤に向けてのじんわり感はたまりません。

こういう作品、大好きです!!

≪点数≫
  10点
                                           (10.06.12鑑賞)


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映画 | 22:05:30 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.321 『ダージリン急行』
No321 『ダージリン急行』

2007年制作 米
監督:ウェス・アンダーソン

≪キャッチコピー≫
『あした、僕たちはどこにいるんだろう...』

≪ストーリー≫
父の死をきっかけに別々の道を歩みはじめ、それぞれの人生で悩み迷っていた
ホイットマン家の3兄弟、フランシス、ピーター、ジャック。
あるとき、事故で九死に一生を得たフランシスは、兄弟のきずなを取り戻すため、
弟たちをインド旅行に誘う。

≪感想≫
父親の死をきっかけに疎遠になっていた3兄弟が、長兄の呼びかけで再び集まりインド旅行へ出かける。
お互い、いい年こいて我を通し喧嘩ばっかり。
そんなどたばた旅行の本当の目的は、昔離れ離れになった母親との再会だった・・・。

すごくしゅんだ作品。

3兄弟の会話はほんとに何気なく喧嘩ばっかり。
ボーっとそれを眺めていると
「こいつら仲が悪いけど、結局は兄弟なんだよなぁ・・・。」
なんて気持ちにさせられる。
沁みるなぁ・・・。

兄貴のいる僕はちょっと自分に置き換えて微笑ましく鑑賞する事ができました。

あ、そうそう、撮り方もこっていて、あのロングショットは秀逸。
劇中歌のセンスも抜群。
インドというどこか不思議で胡散臭いお国柄もこの映画と上手くマッチしていて素敵でした。

≪点数≫
  10点
                                           (10.06.09鑑賞)


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映画 | 22:04:07 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.320 『テッセラクト』
No320 『テッセラクト』

2003年制作 英/タイ/邦
監督:オキサイド・パン

≪キャッチコピー≫
『解けるか!?運命の映像<パズル>。』

≪ストーリー≫
バンコクの朽ち果てたホテルで、イギリス人のショーンがドラッグの取引相手を待っている。
突然、電源が落ち、時計が止まる。
パニックになるショーン。
そして、それが全ての始まりだった……。

≪感想≫
タイ・バンコクの寂れたホテル。
ドラッグの運び屋のイギリス人青年。
最高級のドラッグを奪い合う殺し屋の女とギャングのボス。
タイに住む子どもたちのインタビュー取材をしにきている心理学者の女性。
ホテルで小間使いをしている少年。
関係のない人間が色々な人を巻き込んで一つのストーリーへと繋がる・・・。

それぞれのストーリーを細切れにしてパズルのように組み立てる構成。
そこに色んな登場人物が加わって思考能力を刺激する。

展開の仕方、作品の構成はすごく好き。
だけどストーリーがなぁ・・・。
物語の根底にあるメッセージは納得できたんだけど、それを伝えるストーリーが受け付けませんでした。
終わった後に悲観的になってしまって・・・。

≪点数≫
  3点
                                           (10.06.08鑑賞)


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映画 | 22:02:41 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.319 『ブルー・ゴールド 狙われた水の真実』
No319 『ブルー・ゴールド 狙われた水の真実』

2008年制作 米
監督:サム・ボッゾ

≪キャッチコピー≫
『石油戦争から
水戦争の時代へ』

≪ストーリー≫
環境破壊や都市化、人口増加などにより地球規模で水不足が深刻化し、21世紀は
水戦争の時代になると言われている。
石油よりも貴重な天然資源となった水を巨大なビジネスチャンスとみなし、
独占しようとするグローバル企業から、水をめぐる国家間の争い、
海水淡水化による環境汚染など、世界の水資源問題を多角的に検証していく。

≪感想≫
告発本『「水」戦争の世紀』をベースに描いたドキュメンタリー作品。

我々が生きていく中で大切な「水」。
その「水」をめぐって世界規模で大変な事が起こっている。
一つ一つ書いていくと萎えるような長さになってしまうのでキーワードを端的に。
環境破壊と水の民営化。
この二つのキーワードが我々の未来を脅かす・・・。
共有すべきものを占有する・・・人間とはなんて滑稽で浅ましいのか。

この映画のチラシに書いてある一つの問いかけ。

「それでもペット・ボトルの水を飲みますか?」

もちろん飲まないだけで変わるとは言いがたいし、きっと飲むこともあるだろう。

そこからさらに一歩踏み込んだ解決法を僕たちは考え、そして行動しなければならない。

≪点数≫
  9点
                                           (10.06.05鑑賞)


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映画 | 18:25:51 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.318 『月とキャベツ』
No318 『月とキャベツ』

1996年制作 邦
監督:篠原 哲雄

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
人気バンドのボーカリストの花火はソロ活動を行う為バンドを解散。
しかし曲作りが上手くいかず1年の歳月が流れていた・・・。
今は、東京を離れ田舎町でキャベツを育てている花火。
そんな花火の元に、突然なぞの少女ヒバナが現れ、二人の奇妙な生活が始まった・・・。

≪感想≫
物語は静かでファンタジック。
穏やかな田舎生活の中で二人は一つの曲を作り上げていく。
その曲とは、山崎まさよしの「One more time, One more chance」。
きっとこの曲をモチーフに脚本を書いたんでしょうね。

今後、この曲を聴くとき、歌うときは確実にこの映画を思い出してしまうんだろう・・・。
それぐらい、マッチングしていて素敵な作品。

現実から少し離れた穏やかなストーリー。

いききらなくても素敵な作品ってあるんだなぁ。

≪点数≫
  10点
                                           (10.06.03鑑賞)



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映画 | 18:24:22 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.317 『ガタカ』
No317 『ガタカ』

1997年制作 米
監督:アンドリュー・ニコル

≪キャッチコピー≫
『残酷なまでに美しい未来・・・愛だけでは君に届かない』

≪ストーリー≫
遺伝子操作により生まれながらに優れた特性を持った人間「適正者」と、
自然に身をゆだね手も加えず生まれてきた「不適正者」が住む近未来。
ビンセントは、小さいころから宇宙飛行士になるのが夢であった。
しかし、ビンセントは生まれたころから心臓に疾患を持つ「不適正者」であるがため
宇宙飛行士になる道は絶たれていた。
どうしても夢をあきらめきれないビンセントは「適正者」であるジェロームの
身分を買い取り宇宙飛行士になる為の組織「ガタカ」へ入社する・・・。

≪感想≫
隠れた名作を発見してしまいました。
これだから、映画を観るのがやめられません。

今作、後味が何ともいえないのです。
例えば、おもーい気持ちになったりさわやかな気持ちになったりとありますが、
今作の後味は何と言っていいか・・・。

遺伝子操作によって生まれる才能、生き方。
「運命」によって変えられていく才能の行き場。
自然に任せ生まれる才能、生き方。
立ちはだかる壁を大いなる「志」で乗り越えていく。

「人間」、「自ら」、の意義、意識を考えさせられる作品。

またいずれ手に取るであろう作品。

良いですねぇ・・・。

≪点数≫
  10点
                                           (10.06.01鑑賞)


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映画 | 18:22:23 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.316 『シャイン』
No316 『シャイン』

1995年制作 オーストラリア
監督:スコット・ヒックス

≪キャッチコピー≫
『誰があなたを輝かせるの。あなたは誰を輝かせるの。』

≪ストーリー≫
実在する天才ピアニスト、デイヴィッド・ヘルフゴッドをモデルにその半生を描いた作品。
その類まれなるピアノの才能を持ったデイヴィッドは厳格すぎる父の元、ピアノの腕を上達させる。
しかし、父の厳格な指導ゆえに徐々にデイヴィッドの精神は病んでいくのであった。
ストレスを抱えながら過ごすディヴィッドはついに父の元を離れイギリスへ留学する事を決意する。

≪感想≫
今作、見所はなんといっても、物語中盤にあるラフマニノフを演奏するシーン。
聴覚的ではなく、視覚的に訴えかけるその迫力はやばいです。
その他にも度々流れるピアノの演奏シーンも抜群に素晴らしい。
撮り方が良いですね。

数十年の半生を2時間足らずで描いているのでストーリー展開が少し速いのですが、問題ないない。

また一つ傑作を見つけてしまいました。

≪点数≫
  10点
                                           (10.05.26鑑賞)


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映画 | 18:40:46 | トラックバック(1) | コメント(0)
No.315 『銀色の髪のアギト』
No315 『銀色の髪のアギト』

2005年制作 邦
監督:杉山 慶一

≪キャッチコピー≫
『行こう、僕たちの未来のために』

≪ストーリー≫
遺伝子操作の失敗によって、自然が人を襲うようになった300年後の地球。
その中でも自然と共存したくましくも楽しくすごす住民たち。
その住民の一人の少年アギトはある日、森の中で冷凍保存されている少女トゥーラと出会う。
トゥーラは、300年前の世界に戻す為の鍵。
昔の世界に戻したい人たちと、今の世界を大切にしたい住民たちとの戦いが始まった・・・。

≪感想≫
子ども向けでもなく、大人向けでもない・・・しいて言えば若者向け・・・かな。

ひたすら時間だけが過ぎてった感じ。

しっかし、今のアニメを観ると思うんだけどCGってすごいよなー・・・。
ただ今作に関してはキャラのアニメーションとCGを使ったアニメーションがミスマッチだったような。
きっと予算が少なかったのでしょうね。

≪点数≫
  5点
                                           (10.05.22鑑賞)


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映画 | 18:39:01 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.314 『サージェント・ぺッパー ぼくの友だち』
No314 『サージェント・ぺッパー ぼくの友だち』

2004年制作 独/伊/英
監督:サンドラ・ネットルベック

≪キャッチコピー≫
『ぼくたち、ずっと一緒にいられる?』

≪ストーリー≫
人間嫌いの少年フェリックスは、心優しい家族に囲まれ毎日を過ごしていた。
ある日、庭で言葉を喋ることのできる犬、サージェント・ペッパーと出会う。
ペッパー曰く大富豪の飼い主が心筋梗塞で亡くなり全ての遺産をペッパーへ相続。
もちろん納得のいかない息子達はペッパーを始末しようと画策しそこから逃げてきたのだという。
フェリックスは親友ペッパーのために何とかしようと奮闘する。

≪感想≫
特にドンデン返しもなければインパクトもそこまで強くない。

だけど、この緩さが良いんです!!

とにかくフェリックス少年の可愛らしさったないんです!!

それだけでも必見です。

≪点数≫
  8点
                                           (10.05.08鑑賞)


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映画 | 18:37:35 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.313 『ココシリ』
No313 『ココシリ』

2004年制作 中/香
監督:ルー・チューアン

≪キャッチコピー≫
『壮大な大自然の中で、命をかけて"美しいもの"を守ろうとした男たちがいた・・・・・・。』

≪ストーリー≫
中国南部の秘境「ココシリ」。
ここには絶滅寸前のチベットカモシカを密猟者から守る私設自衛団がいた。
ある日、自衛団の一人が密猟者に殺される事件が発生。
密猟者と自衛団の攻防が始まった。

≪感想≫
今作は実話に基づいた作品。
それだからか自衛団を単なるヒーロー的な扱いをしてなくって、現実をまざまざと見せ付けられた感じ。

ある自衛団は広大な自然の驚異に飲み込まれ、ある自衛団はあっけなく密猟者に殺される。
そして生きるため、守るために犯罪にも手を染める。

密猟者は密猟者でも生きるために必死なのだ。
どちらにも強い意志があって。

むむむ・・・なんとも重厚な作品。

≪点数≫
  8点
                                           (10.05.03鑑賞)


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映画 | 18:35:57 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.312 『Laundry ランドリー』
No312 『Laundry ランドリー』

2001年制作 邦
監督:森 淳一

≪キャッチコピー≫
『こういうの地球では「アイ」っていうんだよ。宇宙では知らないけどね。』

≪ストーリー≫
祖母の経営するコインランドリーに見張り番として居座る青年テル。
彼は、幼い頃の事故のせいで脳に障害が残っている。
毎日毎日、おきまりの仕事をしては訪れるお客と語り合うテル青年。
ある日、何だか物悲しげな女性ミズエが現れる・・・。

≪感想≫
とても優しくてふわっとした作品。
ある意味、純真なテル青年のロードムービー。
彼と出会う人達は彼と交わることで、どこか癒され活きていきます。

その心理なんとなくわかるきがするなぁ・・・。

ミズエとテルの二人の形、ちょっと納得いかないけど10年後、20年後も変わらず支え合っていてほしいな。

≪点数≫
  5点
                                           (10.05.02鑑賞)


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映画 | 18:45:15 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.311 『ナイト・オン・ザ・プラネット』
No311 『ナイト・オン・ザ・プラネット』

1991年制作 米
監督:ジム・ジャームッシュ

≪キャッチコピー≫
『LA発、ヘルシンキ行 地球の夜の十字路で 5都市同時のタクシードライブ “活気最高、ジャームッシュの傑作!” 』

≪ストーリー≫
 - 

≪感想≫
同じ夜に5つの都市で流れるタクシードライバーと乗客の人間模様を切り取ったオムニバス作品。

①ロサンゼルス・・・整備士を目指す女性ドライバーと映画のキャスティングを担当している会社重役のお話。
②ニューヨーク・・・東ドイツから渡米したばっかりの運転手とブルックリンに住む黒人客のお話。
③パリ・・・コートジボワール人の運転手と盲目の女性客のお話。
④ローマ・・・ロベルトベニーニが演じるお喋り運転手と教会の牧師さんのお話。
⑤ヘルシンキ・・・不幸を背負った運転手と3人の酔っ払い客のお話。

どれも抑揚がなく独特の雰囲気で進んでいく・・・これぞジム・ジャームッシュ節といったところ
でしょうか。

めちゃくちゃハッピーエンドじゃないんだけどこの後味の良さは何でしょう。
良いですねぇ・・・。

この作品を観終わったのが深夜12時前。
余韻を味わうために真夜中あてもなく車を走らせたとさ・・・。

≪点数≫
  9点
                                           (10.05.01鑑賞)


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映画 | 18:41:39 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.310 『名もなきアフリカの地で』
No310 『名もなきアフリカの地で』

2001年制作 独
監督:カロリーヌ・リンク

≪キャッチコピー≫
『愛するもの、すべてがここにある。』

≪ストーリー≫
1938年4月、少女レギーナと母イエッテルはナチスの迫害を逃れるため、故郷のドイツを後にし、
先にケニアに渡っていた父ヴァルターのいるロンガイの農場へとやってきた。
ドイツでは弁護士をしていたヴァルターもここでは農場で働く一介の労働者。
予想を超える過酷な生活に、お嬢様育ちのイエッテルは耐えられず弱音を吐いてばかり。
一方ヴァルターは、欧州情勢の悪化に、残してきた父や妹の安否が不安でならない。
そんな2人を尻目に、レギーナは料理人のオウアやケニアの子どもたちとすぐに仲良くなり、
アフリカの大地でたくましく成長していく…。

≪感想≫
ドイツで幸せに暮らしていたユダヤ人家族がナチスの迫害を避けるために遠い異国ケニアへ
移住するというストーリー。

最近観た名作「ライフ・イズ・ビューティフル」もそうでしたが、ナチスのユダヤ人への迫害は想像を絶するもので。
急に異文化へ飛び込むことになった一家。
生き抜くためとはいえ急転直下の生活水準。
歪む夫婦間の思い・・・。

それでもやっぱり家族の繋がりは特別で。
少しずつ少しずつ順応していく父と母。

アフリカの広大な自然とたった一人の娘レギーナ、そして従者オウアの存在がこの作品の良さを
ぐぐいと引き上げてくれました。

戦争・ナチス・ユダヤ人・ケニアの人々・文化、色々な側面を観ることができた良作でした。

≪点数≫
  8点
                                           (10.04.29鑑賞)


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映画 | 18:40:18 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.309 『天国の口、終りの楽園。』
No309 『天国の口、終りの楽園。』

2001年制作 メキシコ
監督:アルフォンソ・クアロン

≪キャッチコピー≫
『もう、会うこともない。』

≪ストーリー≫
高校を卒業したばかりのフリオとテノッチ。
彼らの考える事はいつもSEX、ドラッグ、アルコールの事ばっかり。
ある日、二人はとあるパーティーで美しいスペイン人ルイサと出会う。
二人は早速ありもしないビーチ「天国の口」をでっち上げルイサを旅行へと誘う。
本能をむき出して刹那的に生きる少年二人と、その実、深い闇を抱えた女性の旅が始まった・・・。

≪感想≫
とにかく全体的に性の描写がきつすぎます。
会話、行動、何から何まで下ネタ満載。

一つ一つを考えるととても素敵な作品なのになぁ・・・。
例えば、無計画で本能的に生きてきた少年たちがこの旅をきっかけに変わっていく心理描写。
時々、流れる無機質なナレーション。
車の中ではバカ騒ぎしている中でふと窓の外に流れる社会映像。
メキシコの独特の空気感。

そんな素敵な流れがこの性描写のせいでちょっと、自分の中で薄れてきて。
むむむ・・・観ている僕が不純なのでしょうか・・・。

≪点数≫
  5点
                                           (10.04.27鑑賞)


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映画 | 22:23:21 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.308 『めがね』
No308 『めがね』

2007年制作 邦
監督:荻上 直子

≪キャッチコピー≫
『何が自由か、知っている。』

≪ストーリー≫
海辺の小さな町にやって来たタエコは、素朴で小さな宿・ハマダに到着。
宿の主人・ユージとその愛犬、さらには不敵なほほ笑みをたたえた女性・サクラらに出会う。
何日かを過ごしたタエコは、マイペースに明け暮れるハマダでの毎日に違和感を覚え、
別の宿へ移る決心をするが……。

≪感想≫
ストーリーはいたってシンプル。
海辺の宿に訪れた女性と、そこに集う人たちの交流賛歌。

「かもめ食堂」のスタッフが送るゆらりゆらゆらゆる~い映画。

僕ら世代は育ってきた環境のせいか、いろんな欲求が湧き出る毎日。
あれもしたい。
これもしたい。
けど、あれもやらなきゃいけないし。
そういえばこれもまだやってなかったな。
楽しくも慌しく時間が過ぎ・・・。

今作は、そんな喧騒世界とは真逆の時間の使い方。
何もしないでただただ、たそがれるのみ。
昔を懐かしんだり、誰かの事を想ったり・・・。

僕はどちらかといえば、毎日をゆる~く過ごしたくって。
「過ごしたい」ということは「過ごせていない」という事。

たまに訪れるそんな時間を大切に思うこともわるかぁないよねぇ。

≪点数≫
  10点
                                           (10.04.25鑑賞)


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映画 | 22:21:59 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.307 『ブルース・ブラザース』
No307 『ブルース・ブラザース』

1980年制作 米
監督:ジョン・ランディス

≪キャッチコピー≫
『黒いソフトにサングラス!
弱いものにはめっぽう弱く
強いものには、すこぶる強い―
遂に出現スーパー・ロック・ヒーロー!』

≪ストーリー≫
全身黒で固めたジェイクとエドウッドのブルース・ブラザース。
ジェイクの仮出所を期に二人が昔、お世話になった教会へ訪れる。
そこで、教会が金銭面の工面がつかず経営が困難になったと聞かされる。
二人は、昔の仲間を引き連れブルース・ブラザース・バンドを再結成し
コンサートの収益金で教会を救おうと立ち上がる!!

≪感想≫
昔なつかし、文句なしのスラップスティックコメディー作品。

ジェームス・ブラウン、レイ・チャールズ等々高名な歌い手の出演もさることながら、今でもCM等で流れるイカした音楽達。
流れる音楽とバンドのショーを見ているだけでワクワクします。

とにかくたくさんの人達が二人に振り回されて・・・。
ほんと、こいつらどんだけ破壊するんだよって言うぐらい周りをぶっ壊していきます・・・。
いききっていて気持ちが良いですねぇ。

さいっこーにイカした兄弟に乾杯。

何となくだーれも不幸にならないこの空気・・・良いです。

≪点数≫
  9点
                                           (10.04.17鑑賞)


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映画 | 22:20:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.306 『バーン・アフター・リーディング』
No306 『バーン・アフター・リーディング』

2008年制作 米
監督:イーサン・コーエン, ジョエル・コーエン

≪キャッチコピー≫
『衝撃の結末!』

≪ストーリー≫
突然、CIAを辞めることとなったオジー。
怒ったオジーはCIAの暴露本を書くことにするが、暴露内容を保存したCD-ROMをなくしてしまう。
偶然、CD-ROMを拾ったスポーツインストラクターのチャドとリンダはそれを利用し大金をせしめようとする。
一方、オジーの妻ケイティは連邦保安官で女好きのハリーと不倫中でだらしないオジーに愛想を尽かす。
そして一方では出会い系サイトでハリーとリンダが出会いデートを重ねていた。

≪感想≫
めくるめく、ぐっちゃぐちゃの人間ドラマ。

むむむ・・・なんとまぁ節操の無い人たちなんでしょう。
人のことはさておいて自分の欲望に負けて馬鹿な行動ばっかり。
人が持つかっこ悪さをこれでもかってぐらい見せつけてくれました。

内容も良かったんだけど物語の展開の仕方が、なかなか面白かったです。
僕の中での一つの固定観念が崩れたあの展開。
やりおるのぉ・・・。

巷では評判があまり良くないようですが、僕的には面白かったな。

≪点数≫
  7点
                                           (10.04.13鑑賞)


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映画 | 21:38:58 | トラックバック(1) | コメント(0)
No.305 『青い春』
No305 『青い春』

2001年制作 邦
監督:豊田 利晃

≪キャッチコピー≫
『新世代の不良たち、それぞれの「青い春」=青春』

≪ストーリー≫
男子校・朝日高等学校。
その日、屋上にはいつものように不良グループが集まっていた。
新3年生の彼らはそこで、柵の外に立ち手をたたく回数を競う通称“ベランダ・ゲーム”をしていた。
柵の外側はつま先がやっと引っかかる程度の幅しかなく、柵に掴まらずには数秒と立っていられない。
落ちれば地面にまっさかさま。
それは、勝ったものが学校を仕切ると決められた伝統の根性だめし。
勝利したのは8回の新記録を出した物静かな男・九條だった。
しかし、九條にとっては学校を仕切ることなどどうでもいいことだった……。

≪感想≫
ある男子校の屋上にはおきまりの不良グループがたむろする。
ある者はどこか達観していて何事にも動じない。
ある者は友達の圧倒的なカリスマ性に嫉妬する。
ある者は自分の将来を見出せない。
そしてある者は・・・。
そんな彼らの青い春を描いた作品。

若者達の行き場のない狂気。
きっとこの作品を高校時代に観ていたら盲目的に惚れて絶賛していたんだろうなぁ・・・。

良くも悪くも色んなものを見てきてしまったかな。

≪点数≫
  5点
                                           (10.04.10鑑賞)


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映画 | 21:36:38 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.304 『96時間』
No304 『96時間』

2008年制作 仏
監督:ピエール・モレル

≪キャッチコピー≫
『父の愛が、パリの街を暴走する。』

≪ストーリー≫
元CIA工作員のブライアンは、その仕事の為、妻と娘にも別れを告げられ一人寂しく暮らしていた。
唯一の楽しみは溺愛する娘との再会の時間だけ。
ある日、その娘が旅行先のパリにて誘拐事件に巻き込まれてしまう。
誘拐されてから、無事に助かる可能性があるタイムリミットは96時間。
ブライアンは警察にも頼らず自らの力で娘の救出へ乗り出した。

≪感想≫
かの有名ドラマ『24』のジャック・バウアーも真っ青のスーパー父ちゃんです。
愛する娘の為だからやることなすこと、全てに躊躇がない。
猪突猛進とはこのことで、ここまできたらもう無敵ですな。

起承転結がしっかりしていて、終わりはハッピーエンド。
90分と短めなので暇をもてあましているときにはちょうどいい作品ですね。

≪点数≫
  7点
                                           (10.04.06鑑賞)


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映画 | 21:34:58 | トラックバック(2) | コメント(4)
No.303 『ボーン・アルティメイタム』
No303 『ボーン・アルティメイタム』

2007年制作 米
監督:ポール・グリーングラス

≪キャッチコピー≫
『彼<ボーン>が「記憶」を取り戻すとき 最後通告<アルティメイタム>が下される。』

≪ストーリー≫
記憶をたどる暗殺者ジェイソン・ボーン。
前作・前々作から徐々に明らかになっていく真相。
失われた記憶を取り戻す旅もついに終わりを告げようとしていた・・・。

≪感想≫
いやぁーついに全部観終わってしまったかぁ。
最終作も、期待通りの面白さで大満足させてもらいました。

ストーリーの面白さもさることながら、全部の作品に格闘シーンやカーアクションシーンが
ふんだんに盛り込まれていてそれも見所の一つ。

よりスピーディーにカット割をしていて、正直何がどうなっているのか分からない感じ。
ドーン・ガシャーン・バーン・ドカッ・バキッ・・・シーン・・・みたいな。
ほんとに細かい動きがわかんないんです。
なるほど、これも一種の魅せ方なんでしょう・・・すごいね。

良いシリーズをまた一つ見つけさせてもらいました。
だけどこれ、へたすれば続編が出るんじゃないかなぁ・・・。

追記・・・続編の事を書いていますが新作「ボーン・レガシー」が9月に公開されますね!!
     やっぱりなー。
     楽しみー!!

≪点数≫
  9点
                                           (10.04.02鑑賞)


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映画 | 20:16:08 | トラックバック(1) | コメント(0)
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