2012-07-31 Tue

1996年制作 米
監督:ヴィンセント・ギャロ
≪キャッチコピー≫
『最悪の俺に、とびっきりの天使がやってきた』
≪ストーリー≫
5年の刑期を終えて出所したビリー。
両親に仕事の都合で地元を離れ結婚までしたと嘘をついていたビリーは、
出所後そうそう偶然出会った女性レイラを誘拐し親に会わせようと考える。
≪感想≫
少しでも嫌な事があると、怒鳴り散らし高圧的な態度で他人と接するビリー。
触れる者は全て傷つけるような繊細でデリケートな心。
それは誰からも愛された経験が無いから・・・。
ちっちゃなプライドを持ってんだけど、自身が無い・・・それでも優秀な人間であると見られたい・・・。
なんとまぁ、浅はかで屈折した奴なんでしょうか。
可哀相でしょうがないと言えばそうなんだけど、やっぱり悪いことは悪い。
そんなビリーと偶然であった女性レイラ。
不快な事をされているのにも係わらず、それに従い行動を共にする。
一目でビリーの人間性を見抜いたかのように、尖っているビリーの心の棘を抜いていく。
自らもその居場所に心地よさを感じながら・・・。
不思議な交流、近づく二人の距離。
そしてあのラストシーン。
僕はこのストーリーの締めくくり方が凄く好きなのです。
すっきりとか爽やかとは何となく違うんだけど、観終わった心が少しだけ軽くなったような感じがするのです。
ぜひ一度ご観賞あれ。
≪点数≫
9点
(09.08.15鑑賞)

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2012-07-31 Tue

1997年制作 邦
監督:SABU
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
日々刺激の無い生活を送っている郵便配達員の主人公沢木。
昔の同級生に会ったのをきっかけに沢木の心は動きだす。
ヤクザ・警察・殺し屋をも巻き込んだ真の生き甲斐探しのストーリー。
≪感想≫
何となぁく観てみたものの、これがなかなか。
けっこういききったお話なのですが、ん?まてよ??こういう事ってもしかしたら
ありえるよなぁ・・・ってな気持ちになりました。
そこらへんの微妙な設定が面白かったです。
自分の知らないところで事件に巻き込まれていて、巻き込んでいて、気付かず終わり気付かず始まる。
ふふふ・・・おもしろっ。
今作は何と言ってもラストの展開にも驚き!!
ずーーーっと笑いを交えて観やすく仕上げていたのに最後の最後であの切なさ・・・。
やりますねぇ・・・。
≪点数≫
9点
(09.08.08鑑賞)

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2012-07-31 Tue

1985年制作 英/米
監督:テリー・ギリアム
≪キャッチコピー≫
『おかしくて、かなしく、そして夢と幻想が交差する新次元映像!』
≪ストーリー≫
ここは20世紀のどこかの場所。
この国は徹底された情報管理の下国民の生活は成り立っていた。
だが所詮はコンピューターがする事。一つのミスから事件は連鎖して・・・。
≪感想≫
管理社会を皮肉った作品なのでしょうが、正直ストーリーもぼんやりしていてよく分かりませんでした。
主人公の要領の悪い行動も、シュールな笑いもちょっと今回の僕にはうけつけなくって・・・。
カルトな映画が大好きな人にはたまらない今作。
製作が1985年。
こんな昔にこういう作品が、作られていたことにはちょっとすげぇなと思いました。
≪点数≫
3点
(09.08.02鑑賞)

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