2012-07-28 Sat

2008年制作 邦
監督:中西 健二
≪キャッチコピー≫
『大人は、みんな、十四歳だった。』
≪ストーリー≫
集団いじめによる自殺未遂事件が起こった中学校。
被害者の少年は転校し、担任の先生は療養中。そんな事件の当事者である2年1組に臨時の担任がやってくる。
やってきた教師、村内は極度の吃音症だった・・・。
村内のぎこちない言葉と行動は生徒達は困惑し転校してしまった被害者の少年を思い出し始める・・・。
≪感想≫
とても穏やかなのに、何とも厚みのある村内先生。
一つ一つの言葉が本気で誠実だ。
その人間性はきっと色々な経験をしてきたから。
今回、村内先生が来た事できっと生徒達はこれまでやってきたことを忘れず、その責任を
背負いながら誠実に生きていく。
村内先生にしろ生徒達にしろ経験をつんだからこその人間的な太さを持つ。
ほんとは、そんな経験なんて積まないほうがいいのに・・・。
経験しなくてもそんな心を持てればいいのに。
やっぱり人間はなんて弱っちぃ。
そんな僕らは経験をしなくても心に留めて意識することはできる。
『本気の声』を聞ける耳を意識するようにしよう。
凄く良い作品でした。
あっ、そうだ!!挿入歌・主題歌がこれまた素晴らしい。映画の空気感と合ってて凄く良かったです。
そしてもひとつ。
原作本も村内先生の短編連作で、ものすごーーく良かったですよ。
≪点数≫
10点
(09.06.27鑑賞)
こちら主題歌・挿入歌を歌うまきちゃんぐのBEST。
名盤です。
こちら原作本。
しっとりとした良作。

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2012-07-28 Sat

2006年制作 邦
監督:山下 敦弘
≪キャッチコピー≫
『人間の情けない本音が出てきちゃう。』
≪ストーリー≫
とある田舎町。面白みの無い毎日を過ごす警察官の光太郎・・・。
ある日、どこからかやってきた女性がひき逃げにあうが特に事件になる事も無くその女性は彼氏のいる宿へ帰る。
二人がレストランで食事をしていると、犯人らしき男に出くわす。その男とは光太郎の双子の兄、光だった・・・。
何も起こらない日常が、音をたてて崩れだす・・・。
≪感想≫
冒頭の女性が倒れているシーン、あのテロップ、田舎町での出来事、以前観た作品『ファーゴ』の匂いが
プンプンします。
きっと意図的に作られたんでしょうね。
普通の生活をしていたはずが、色々な負荷をかけられてパンクしてしまう。
バランスのとれなくなった人間とは脆いものです・・・。
人間のくらーい部分だけを切り取った感じの今作。
巷のレビューでは、面白い!!とかブラックなユーモアだ!!と書かれていましたが、僕は正直
なんだか怖かったです・・・。
ちょっと面白いとは言えなかったなぁ・・・。
ちょいと変わった映画が好きな人にはいいかもしれません。
≪点数≫
6点
(09.06.23鑑賞)

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2012-07-28 Sat

1995年制作 米
監督:ブライアン・シンガー
≪キャッチコピー≫
『見破りますか? だまされますか?』
≪ストーリー≫
銃器強奪事件の容疑者として捕まった5人の男。
釈放された5人は協力し新たに犯罪に手を染める。
そしてある時、自分たち5人が集められるべくして集められたと聞かされる。
そこには伝説の男”カイザーソゼ”の存在が・・・。
いったい、カイザーソゼとは誰なのか!?
≪感想≫
いやぁー・・・最高です!!
初めてこの作品を観た時、あのラストの展開に鳥肌が立ってしまいました。
それから、定期的に何度か観ているのですが、それでも色褪せませんな。
1度観てからのほうが新しい気付きが多くって、これまた良いんです。
どこまでが嘘でどこまでが本当かいつまでたっても謎のまま・・・。
またみよーっと。
是非一度は観て欲しい名作です!!
≪点数≫
10点
(09.06.22鑑賞)

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