2012-07-26 Thu

2006年制作 邦
監督:篠原 哲雄
≪キャッチコピー≫
『いつもの地下鉄を降りると、そこは昭和39年の東京だった──。』
≪ストーリー≫
衣料品の営業マンの長谷部は地下鉄の駅で父が倒れたという伝言を聞く。
彼は地下道を歩きながら、暴君の父と口論して家を飛び出し、帰らぬ人となった兄のことを思い出していた。
そのとき、彼の前を亡き兄に似た人影がよぎる。
必死で追いかけて行くとそこはオリンピック景気に沸く昭和39年の東京だった。
≪感想≫
地下鉄に乗ってタイムスリップした男が過去の自分や兄弟、父親と交流し人生を見直していくストーリー。
浮かび上がる真実。疎遠になっている父親の過去の姿。
不倫相手との本当の関係。
色んな真実がどんどん明かされます。
今作は浅田次郎の同名の大人気小説を映画化。
原作本は読んでいませんが、きっと原作はもっと内容が濃くてボリュームのある
作品なのかなと思いました。
それを映画にするにはやっぱり、色んな部分を切り取らないといけないので内容が
散漫になってしまったのかなぁって感じ。
恋愛色を減らして、父親との交流をもう少し重点的に描いてたらもっと僕好みの作品に
なってたんだろうな・・・。
あれ?最近こんなレビューが多いような・・・。
原作本がある場合、どうしても物足りなく感じる事はあるのかもしれませんね。
まぁ僕の勝手な主観は置いといて・・・。
作風はファンタジックでノスタルジック!!
ちょっと不思議な感覚になってしまう作品でした。
≪点数≫
4点
(09.05.30鑑賞)

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2012-07-26 Thu
2008年制作 邦監督:茂木 綾子
≪キャッチコピー≫
『喧噪を遠く離れ、
静かな声に耳を傾ける…。』
≪ストーリー≫
西表島でアトリエを営む石垣昭子は、紡いだ糸を天然素材を使って島独特の美しい色に染め上げ機を織る。
夫の石垣金星は三味線奏者で、島唄や舞踊などの伝統芸能の伝承に長年かかわってきた。
彼は同時に“西表島エコツーリズム協会”の顧問も務め、昨今住民の反対を押し切って建設されたリゾートホテルとの裁判の原告団長としても活躍する。
≪感想≫
沖縄県西表島で糸を作り、色を染め、布を織る石垣昭子さんと、その夫・金星さんを追ったドキュメンタリー作品。
なんとまあ誠実な方たちなのでしょうか。
昭子さんは布を織る際、その使い道を考え、使う人の事を考え、一つ一つの作業を真摯に取り組む。
それがより良い作品に繋がると信じながら・・・。
ほんとに凄いです!!
今の時代、色々な物が大量に生産され安価で売られいらなくなったらすぐ捨てる・・・。
思えばそれも悲しいこと・・・そこには作り手の気持ちも買い手の気持ちもあまり無くってさ。
むむむ・・・なんだかなぁ・・・。
映画の中では所々に石垣島の文化や生活感が流しだされる。
それはとても静かで穏やかな空気・・・いいですねぇ・・・。
映画の点数は8点・・・。
なぜかって??それは、不覚にも途中5分ぐらい寝ちゃったからさ!!
とほほ・・・あまりにも映像や音が穏やかすぎたもので・・・。
≪点数≫
8点
(09.05.23鑑賞)

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2012-07-26 Thu
1960年制作 ソ連監督:アンドレイ・タルコフスキー
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
バイオリンの練習が嫌でしようがない少年が家を抜け出し、工事現場でさぼっているとローラー乗りの青年と親しくなり、機械に乗せてもらううちに、空想に浸って愉快な体験をする。
≪感想≫
バイオリン弾きの少年と道路を舗装するローラー車を運転している青年との交流を描いた作品。
ほんの45分程度の今作。
特にドラマが待っているわけではありません。
ふとした出会いから繋がっていく心と心。
シンプルなんだけどなんとも心地よい。
何度でも観れちゃう。
青年は音楽家の世界を知り少年は労働者の世界を知る。
年齢なんて関係ないない。
認め合うってきっとそんなことじゃあないんだ。
素敵な形を見せてもらいました。
そして最後のあのシーン。
まるでその1日の出来事が夢のような日であったようなあの光の中での二人。
しびれあがりました!!
またいつか手に取るであろう一作です。
≪点数≫
10点
(09.05.20鑑賞)

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