2012-07-24 Tue

1996年制作 米
監督:ジュリアン・シュナーベル
≪キャッチコピー≫
『愛されすぎたイノセンス』
≪ストーリー≫
移民の子として生まれたバスキア。
ある日、とある美術評論家に見初められ一躍スターダムに押し上げられる。
金ズルとして扱われる腹だたしさ、深まっていく彼女や友人との溝、孤独感、焦燥感、
画家として、人間として自我がどんどん失われていく。
そして同じ芸術家として敬愛する一人の友人、アンディ・ウォーホルがこの世を去り・・・。
≪感想≫
27歳で他界した画家ジャン=ミシェル・バスキアの生涯を描いた作品。
今作を観るまでバスキアの存在を知りませんでした。
そして今作を観た後、バスキアの作品をいくつか見させてもらいました・・・。
とてもエネルギッシュで、混沌をかもしだす作品の数々。
それはもちろんこの映画を観て、バスキアの孤独感に少しだけ触れることができたから
感じることができたんでしょうね。
アーティストとはなんとまぁ繊細で多感なのでしょう。
特異な才能を持つ人間には孤独と苦悩が付き物かもしれない。
だけどやっぱり支えあわなきゃいけないよなぁ・・・。
少し切なくなってしまう作品でした。
≪点数≫
7点
(09.05.03鑑賞)

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2012-07-24 Tue

2002年制作 仏
監督:ジェラール・ジュニョ
≪キャッチコピー≫
『子供たちを救ったのは、さえないお肉屋のおじさんだった』
≪ストーリー≫
1942年、ナチス占領下におかれたフランス。
肉屋のバティニョールはある日ドイツ軍がユダヤ人一家を連行するのに知らず知らずに
自らも加担してしまった事を知る。
バティニョールはそのユダヤ人一家の住んでいた場所を手に入れたある日、
連行されていた家族の中の12歳の息子シモンが収容所より逃げ出してくる。
己の贖罪と固い意志のもとにバティニョールはシモンをスイスまで
逃がしてあげることにするのだが・・・。
≪感想≫
タイトルとパッケージだけ見ればのんびりほのぼの作品かなと思いきや、
これがまたなかなか濃い映画でした。
ユダヤ人迫害・・・その周りの人達は、ある意味自らの人間性を試されているような・・・。
助けるのか、はたまた奈落の底へ突き落とすのか・・・。
本作のバティニョールは前者を選び、情けないながらも心の根っこに強い芯を持って
シモン達を救います。
なんとも勇敢なハゲ親父!!
フランス人ならではの粋でいなせな行動にしびれあがりました。
あと、このバティニョールを演じた役者さんは、以前観た名作「コーラス」の先生。
なるほどなるほど、子供との交流を描かせたら天下一品ですな。
≪点数≫
8点
(09.05.02鑑賞)

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2012-07-24 Tue

2005年制作 邦
監督:実相寺 昭雄
≪キャッチコピー≫
『この世には不思議なことなど何もないのだよ、関口君。』
≪ストーリー≫
小説家の関口はとある事件に巻き込まれる。
その事件とは、20ヶ月間妊娠したままの女性がいて、その女性の旦那がある日失踪してしまったと言う。
旦那を探してくれと頼まれた関口は陰陽師の子孫である友人、京極堂へ相談を持ちかけるのであった・・・。
≪感想≫
今作、大ベストセラーの原作本があるんですね。
原作と比べると期待はずれだったという声が多いみたい。
読んで無くて良かったぁ。
おどろおどろしい空気感、哲学的な会話、レトロな音楽、これぞミステリー邦画ってな感じでしょうか。
何となく、雰囲気は以前観た「乱歩地獄」に似てたかな。
ただし、こっちの方がだいぶ分かりやすくて面白かったです。
大人な豪華キャストも見所の一つ。
次回作の「魍魎の匣」も観てみよーっと。
≪点数≫
6点
(09.04.26鑑賞)

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