2012-07-22 Sun

2007年制作 米
監督:アーロン・ウールフ
≪キャッチコピー≫
『あなたの体も“とうもろこし”で出来ている?!』
≪ストーリー≫
大学の親友同士イアンとカートは、自分たちの食生活を見直すべく国内最大の
トウモロコシ生産地アイオワ州に移り住み、農業を始める。
二人はトウモロコシ栽培を通じて、補助金制度、化学肥料、遺伝子組み換えなど
アメリカの現代農業の実情を目の当たりに。
さらに収穫したトウモロコシの行方を追って、二人はアメリカ横断の旅に出る。
≪感想≫
普段私達が口にしているとうもろこし。
二人の青年がアイオワ州でコーンを育て、その後どういう所に行くのかを追ったドキュメンタリー作。
怖い怖い怖い・・・。
浮かび上がる事実。
化学肥料を使用し、遺伝子組み換えされたコーン・・・それを食べる牛達・・・そしてその牛を食べる人間。
コーンはあらゆる物に化けて僕らの生活に係わってくる。
コーンを追う旅も、言わば自分のルーツを追っているといっても過言ではない程
コーンが持っている僕らへの影響は計り知れない。
コーンを作ることで政府から補助金を貰う農業者達。
ここにもやっぱり格差が生まれていて・・・。
より良い社会を目指しているはずなのにこれじゃ本末転倒だ。
なんだかなぁ・・・。
小粋なジョークと映像に親近感を覚えるが描いている事はとってもシリアス。
普段の食生活について考え、選ぶと言うことを考えさせられた良作でした。
イメージ的には、観たことないけどマイケル・ムーアの作品のような感じです。
≪点数≫
8点
(09.04.02鑑賞)

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2012-07-22 Sun

2005年制作 邦
監督:中村 義洋
≪キャッチコピー≫
『お姉ちゃん、ボクたち、もう元の世界に帰れないかもしれない。』
≪ストーリー≫
14歳になる平々凡々な少女は家でごろごろしていると、帰りが遅い弟を迎えに行ってきてとお母さんに言われる。
そして弟との帰り道、いつもの帰り道がほんの少しだけ変わっている事に二人は気付く。
お家に帰ってみるといるはずのお母さんがいない・・・お父さんもなかなか帰ってこない・・・。
二人は、ほんのすこーーーしだけ変わってしまった異世界に飛び込んでしまっていたのであった。
≪感想≫
むむむ・・・何とも不思議な作品でした。
異世界に行くと言っても、そこはただ両親がいないというぐらいと昔死んだはずの同級生がいるということぐらい。
あまりいききった演出も事件も起こらずある一定のレベルで物語は進んでいく。
これはこれで観ている僕らも物語に入っていきやすくて悪くないですね。
姉と弟のやりあいの奥にはやっぱり兄弟としての絆が見え隠れしてなんだか素敵で・・・。
未来への希望と子供の順応性を描いたふわっとした作品でした。
希望としてはハッピーエンドにして欲しかったなー。
≪点数≫
6点
(09.03.28鑑賞)

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2012-07-22 Sun

1989年制作 仏
監督:パトリス・ルコント
≪キャッチコピー≫
『僕は君を恨んでないよ。死ぬほどせつないだけだ。』
≪ストーリー≫
若い女性が殺される事件が発生するところから作品は始まる。
事件の容疑者にとなったのは前科持ちの仕立て屋イール。
周囲の人からも嫌われ誰とも関りを持たない彼は、毎日アパートの向かいに住む女性アリスを
絶えず覗いていた・・・。
実はイールは犯人ではなく事件の目撃者だったのだ・・・。
アリスを愛するイールの取った行動とは・・・。
≪感想≫
愛する女性の行動をひたすら監視するイールの行為はまるでストーカー。
決して共感なんてできなくって、嫌悪感すら抱いてしまいそうなのに、物語が進むに連れて何となく
そんな行動すらも、純粋な行為に感じてしまったのは何故でしょうか。
そしてラストへの展開。
イールは語る・・・君を少しも恨んではいない、ただ死ぬほど切ないだけだ・・・。
それぞれの一途な愛情が生み出したラストシーン。
ダメだ・・・へこむわぁー・・・。
何とも寂しくなる作品でした。
これは女性の視点で観るとどういう感想が生まれるんでしょう。
興味があります。
≪点数≫
7点
(09.03.21鑑賞)

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