2012-07-19 Thu

1957年制作 米
監督:シドニー・ルメット
≪キャッチコピー≫
『殺人事件の審議を 巡る陪審員達の手に汗握る法廷劇の傑作!』
≪ストーリー≫
17歳の少年が起こした殺人事件に関する陪審員の討論が始まったが、
誰が見ても有罪と思えたその状況下で、ひとりの陪審員が無罪を主張した事から
物語は動き始める……。
≪感想≫
以前観た邦画「12人の優しい日本人」の元となる作品。
ある少年が起こした殺人事件について12人の陪審員が会議室で無罪・有罪を議論していくストーリー。
どうしても日本版と区別しがちですが、日本版は少し柔らかく笑いも交えた作品に対し
こちらはもう少し重厚な大人な作品といったところでしょうか。
どちらも、良い作品であることは間違いありません。
ワンシチュエーションで流れていくストーリー、ド派手なアクションや綺麗な風景に頼らず
脚本だけでの勝負。
その心意気、天晴れ!!
最近、ロシア版の作品も上映されていたみたいですね。
こちらも、いつか観てみよっと。
≪点数≫
7点
(09.03.08鑑賞)

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2012-07-19 Thu

2005年制作 邦
監督:青山 真治
≪キャッチコピー≫
『音、それは未来への希望だ。』
≪ストーリー≫
西暦2015年。
巷では人々を自殺へと追い込むレミング病なるものが流行。
富豪風の紳士はレミング病にかかった孫娘の為に病原体となるウイルスの進行を
抑える音楽を奏でると言うバンドを探し始める。
≪感想≫
んんーーー・・・これまた何とも言えない作品に出会ってしまいました。
穏やかな景色に響き渡る爆音のノイズミュージック。
ひたすら聞き入っているとトランス状態になってしまいそうです・・・。
何でしょう・・・一般的なエンターテイメントなどではなく新ジャンルの「感じる映画」てなもんでしょうか。
好き嫌いがはっきりするであろう作品です。
≪点数≫
3点
(09.03.07鑑賞)

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2012-07-19 Thu

2004年制作 米
監督:ロス・カウフマン, ザナ・ブリスキ
≪キャッチコピー≫
『インド・カルカッタの売春窟に生まれついた子供たち。
彼らは外の世界を知らず、夢を持つ事も許されない。
ある日、子供たちはカメラと出会い、自分たちに無限の未来と希望がある事を知る。』
≪ストーリー≫
-
≪感想≫
インドの売春窟を取材しているカメラマンのザナ・ブリスキがそこで出合った子供達にカメラを教え、
その子達を救い出そうと奮闘するドキュメンタリー作品。
映画の中で子供達の生い立ちと供に映し出される写真。
過酷な現状に立たされても未来への希望とカメラだけは放さない。
写された写真には悲しさ・輝き・楽しさ・儚さ・子供達の目線のリアルが映し出されている。
純粋無垢な希望の光。
子供達の素晴らしさはもちろんだが、この作品の主役は何と言ってもザナじゃないでしょうか。
子供達をこの現状から救い出そうと一生懸命、真摯にこの問題に取り組んでいく。
例え困難な壁にぶちあったっても・・・。
例え心無い人達に出会っても・・・。
その意思とエネルギーは計り知れません。
結果的には少しずつかもしれないけど一歩一歩進み続けるその姿勢に脱帽です。
何ともヘビーな作品だけど目を背けちゃいけない作品。
≪点数≫
10点
(09.03.05鑑賞)

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2012-07-19 Thu

2007年制作 英
監督:スティーヴン・ウォーカー
≪キャッチコピー≫
『それでも、人生は素晴らしい。』
≪ストーリー≫
-
≪感想≫
アメリカの小さな町にあるコーラス隊。
そのコーラス隊の名はヤング@ハート。
平均年齢80歳のじいちゃんばぁちゃん達が、これでもかっていうぐらい元気にパンクやロックを
歌い狂う姿がそこにはある。
そんな元気な老人達の活動を追ったドキュメンタリー作品。
老人達を追っている間、色々と不幸も巻き起こる。
老いていく身体、否応無く近づいてくる人生の終着点。
そんな生と死という普遍的な理も、彼等、彼女等は乗り越えるのではなく受け入れながら
今を思いっきり生きる。
観ている人、聴いている人の心に伝わるパフォーマンスには終始しびれあがりっぱなし。
やっぱり音楽って素晴らしい!
生きてるって素晴らしい!!
年をとっても終わることの無い青春!!
生きる希望に満ち溢れた作品!!
これこそ観たかった作品だ!!
生きとし生ける全ての人にお勧めする作品です。
≪点数≫
10点
(09.02.21鑑賞)

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