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No.234 『バッファロー’66』
No234 『バッファロー’66』

1996年制作 米
監督:ヴィンセント・ギャロ

≪キャッチコピー≫
『最悪の俺に、とびっきりの天使がやってきた』

≪ストーリー≫
5年の刑期を終えて出所したビリー。
両親に仕事の都合で地元を離れ結婚までしたと嘘をついていたビリーは、
出所後そうそう偶然出会った女性レイラを誘拐し親に会わせようと考える。

≪感想≫
少しでも嫌な事があると、怒鳴り散らし高圧的な態度で他人と接するビリー。
触れる者は全て傷つけるような繊細でデリケートな心。
それは誰からも愛された経験が無いから・・・。
ちっちゃなプライドを持ってんだけど、自身が無い・・・それでも優秀な人間であると見られたい・・・。
なんとまぁ、浅はかで屈折した奴なんでしょうか。
可哀相でしょうがないと言えばそうなんだけど、やっぱり悪いことは悪い。

そんなビリーと偶然であった女性レイラ。
不快な事をされているのにも係わらず、それに従い行動を共にする。
一目でビリーの人間性を見抜いたかのように、尖っているビリーの心の棘を抜いていく。
自らもその居場所に心地よさを感じながら・・・。

不思議な交流、近づく二人の距離。
そしてあのラストシーン。

僕はこのストーリーの締めくくり方が凄く好きなのです。
すっきりとか爽やかとは何となく違うんだけど、観終わった心が少しだけ軽くなったような感じがするのです。

ぜひ一度ご観賞あれ。

≪点数≫
  9点
                                           (09.08.15鑑賞)


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映画 | 21:52:48 | トラックバック(0) | コメント(2)
No.233 『POSTMAN BLUES ポストマン・ブルース』
No233 『POSTMAN BLUES ポストマン・ブルース』

1997年制作 邦
監督:SABU

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
日々刺激の無い生活を送っている郵便配達員の主人公沢木。
昔の同級生に会ったのをきっかけに沢木の心は動きだす。
ヤクザ・警察・殺し屋をも巻き込んだ真の生き甲斐探しのストーリー。

≪感想≫
何となぁく観てみたものの、これがなかなか。
けっこういききったお話なのですが、ん?まてよ??こういう事ってもしかしたら
ありえるよなぁ・・・ってな気持ちになりました。
そこらへんの微妙な設定が面白かったです。

自分の知らないところで事件に巻き込まれていて、巻き込んでいて、気付かず終わり気付かず始まる。
ふふふ・・・おもしろっ。

今作は何と言ってもラストの展開にも驚き!!
ずーーーっと笑いを交えて観やすく仕上げていたのに最後の最後であの切なさ・・・。
やりますねぇ・・・。

≪点数≫
  9点
                                           (09.08.08鑑賞)


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映画 | 21:51:26 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.232 『未来世紀ブラジル』
No232 『未来世紀ブラジル』

1985年制作 英/米
監督:テリー・ギリアム

≪キャッチコピー≫
『おかしくて、かなしく、そして夢と幻想が交差する新次元映像!』

≪ストーリー≫
ここは20世紀のどこかの場所。
この国は徹底された情報管理の下国民の生活は成り立っていた。
だが所詮はコンピューターがする事。一つのミスから事件は連鎖して・・・。

≪感想≫
管理社会を皮肉った作品なのでしょうが、正直ストーリーもぼんやりしていてよく分かりませんでした。
主人公の要領の悪い行動も、シュールな笑いもちょっと今回の僕にはうけつけなくって・・・。

カルトな映画が大好きな人にはたまらない今作。

製作が1985年。
こんな昔にこういう作品が、作られていたことにはちょっとすげぇなと思いました。

≪点数≫
  3点
                                           (09.08.02鑑賞)


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映画 | 21:49:45 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.231 『セルピコ』
No231 『セルピコ』

1973年制作 米
監督:シドニー・ルメット

≪キャッチコピー≫
『一人の若い警官が撃たれた…… ニューヨーク市警も彼の死を望んでいた!!』

≪ストーリー≫
正義感に燃える新人警察官のセルピコ。
夢にまでみた職場のはずだったが、いざ入ってみると、先輩警察官は犯罪者から
賄賂を受け取るような汚れきった現状がはびこっていた。
誠実に、そして自由に生きたいセルピコは一人頑なに賄賂を受け取るのを拒否し、
その警察内部の汚れを一掃しようと奮闘する。

≪感想≫
これって実話なんですね。
何とも骨太で肉厚なストーリー。
そして正義感が熱く風来坊的なセルピコを演じるアル・パチーノ。
めちゃくちゃイケてます!!

この時代のアル・パチーノが出演している作品はやっぱ面白いですねぇ・・・。
最高です。

≪点数≫
  9点
                                           (09.07.25鑑賞)


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映画 | 19:28:38 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.230 『AKIRA』
No230 『AKIRA』

1988年制作 邦
監督:大友 克洋

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
第三次世界大戦が起こった数十年後の地、ネオ東京。
バイクグループのリーダー金田、その友達の鉄雄、反政府の一員ケイ、政府軍の大佐、
謎の人間"アキラ"を巡って繰り広げられる物語。

≪感想≫
大友克洋の人気漫画「AKIRA」。
誰でも一度は聞いたことはあるのではないでしょうか。
この人の作品の見所は何と言ってもその世界観。
カップヌードルのCM「FREEDOM」もそうでしたが、近未来という設定がとても気持ちが良い。
ちょっとファンタジックなんだけれども、何だかリアル。
良いですねぇ・・・。

映画としてのストーリーは原作の漫画には到底追いつかないけど、これはまぁ別物として観るとして。

世界的にも有名な今作。一度、観賞する事ができて良かったです。

≪点数≫
  5点
                                           (09.07.20鑑賞)



こちら原作。
不屈の名作ですね。

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映画 | 19:27:15 | トラックバック(0) | コメント(2)
No.229 『レザボアドッグス』
No229 『レザボアドッグス』

1991年制作 米
監督:クエンティン・タランティーノ

≪キャッチコピー≫
『心臓の弱い方はご遠慮ください』

≪ストーリー≫
宝石強盗を失敗したプロの強盗団。
仲間の中に警察の犬がいるせいだと疑い始める。

≪感想≫
強盗団の結成から失敗、裏切り者探しを、時間軸を有効に活用したバイオレンス作品。

のっけから男くさーい会話のシーンから始まり、どっかで聞いた事のあるあのイケてる
オープニングテーマにのって歩き出す黒スーツの男たち。
これだけで、もうある程度の男子はクギづけでしょう!!

ストーリー展開にもグイグイ引き込まれて、最後には
「!!!!わぁー!!虚しいのー・・・・・ん?結局ピンクの一人勝ち??」
みたいな・・・。
まぁ、この気持ちは観ていないと分かんない感想ですね・・・。
ストーリーや音楽、とにかく全てにおいて男うけする作品なんじゃないでしょうか。
観ていない方は是非是非。

血なまぐさいシーンもたくさんありますが、これがタランティーノ作品の真骨頂なのでしょうね。
他の作品も観てみよっと。

≪点数≫
  9点
                                           (09.07.18鑑賞)


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映画 | 19:23:54 | トラックバック(0) | コメント(2)
No.228 『スクール・オブ・ロック』
No228 『スクール・オブ・ロック』

2003年制作 邦
監督:リチャード・リンクレイター

≪キャッチコピー≫
『日本の教育をつぶせ!全米No.1教師にまかせろ!!』

≪ストーリー≫
バンドをクビにされ、ルームメイトのネッドからも追い出されたデューイは名門小学校で
代用教員をしているネッドになりすましバイト感覚で学校へ行くが……。

≪感想≫
音楽をどうしても捨てられないダメダメロッケンローラーがひょんなことから教師になり子供達に
ロックを教えるというストーリー。

いやー、ベッタベタなストーリーだけどやられてしまいました。
何と言っても主役のジャック・ブラック!!
やっぱやりおるのぉー・・・。
始めの方は観ていて、何だこりゃ??
いまいちだなぁ・・・僕の中にはロック魂は無いのか!?
なんて思いましたが、そんなこたぁないない!!

どんどんストーリーが進んでいくにつれて物語の子供達と同様、あっついあっつい気持ちになってしまいました。
良いですねぇ・・・。

コメディにほのかな感動がついてくる良作でした。

≪点数≫
  9点
                                           (09.07.11鑑賞)


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映画 | 14:53:23 | トラックバック(0) | コメント(4)
No.227 『Jam Films 2』
No227 『Jam Films 2』

2003年制作 邦
監督:小島淳二 、高橋栄樹 、井上秀憲 、丹下絋希

≪キャッチコピー≫
『短くても進化する。』

≪ストーリー≫
 - 

≪感想≫
以前観賞した『Jam Films』のシリーズ第二段。
今回は一作品30分と少し長めの作品が4作。
どの監督も音楽畑の方だけあって、なるほどアーティスティックな作品に仕上がっていました。

僕的には最初の『机上の空論』が面白かったかな。

あとはお気に入りの役者さんも出てたので何気に満足満足。
こういう作品って一度でいくつも旨みがあるから美味しいですな。

≪点数≫
  7点
                                           (09.07.05鑑賞)


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映画 | 14:51:06 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.226 『オールド・ボーイ』
No226 『オールド・ボーイ』

2003年制作 韓
監督:パク・チャヌク

≪キャッチコピー≫
『お前は誰だ!? なぜ俺を15年監禁した!?』

≪ストーリー≫
ごく平凡な人生を送っていたオ・デスはある日突然拉致され、気がつくと小さな監禁部屋にいた。
理由も分からぬまま15年監禁され続け、突如解放される。
復讐を誓うデスの元に現れた謎の男は、5日間で監禁の理由を解き明かせと命じるが……。

≪感想≫
ごくごく普通に暮らしていた男がある日、15年もの間監禁される。
なぜ、男は監禁されたのか?誰が??何の為に???
開放された男は復讐のため立ち上がる!!

今作の原作は日本のコミック。
映画がカンヌ映画祭で話題になってCMが始まった頃、とりあえず原作からと思って漫画を読みました。
これがまた面白い面白い!!
そしてやっとこさ実写を観賞・・・ん?・・・あれ??・・・何か違うぞ・・・。
ある程度のプロットは同じなんだけど、肝の部分がまったく違う。

という事で、別物としての感想を。
これはこれで凄い衝撃でした!!
知らないうちに誰かを傷つけ恨まれる・・・。
怖いですねぇ・・・。

何度となく訪れる痛々しくて生々しい場面。
ちょっと目を背けてしまいそうになりました。

あと気になったのは撮り方でしょうか。
ちょっと特徴的というか何というか・・・。

まっ、興味のある方は一度ご覧あれ。
原作コミックもお勧めです。

≪点数≫
  5点
                                           (09.07.04鑑賞)



こちら原作。
面白かったーー!!

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映画 | 14:47:48 | トラックバック(0) | コメント(2)
No.225 『スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい』
No225 『スモーキン・エース暗殺者がいっぱい』

2007年制作 米
監督:ジョー・カーナハン

≪キャッチコピー≫
『ターゲットは1人――報酬は100万ドル 殺るのは誰だ!?』

≪ストーリー≫
FBI捜査官のメスナーと、カラザーズは、大物ギャングに命を狙われる人気マジシャン、
エースを司法取引のため逮捕することになった。
そんな中、女殺し屋のサイクスら、賞金目当てにエースを狙う暗殺者たちが世界中から集まり始める。

≪感想≫
大物ギャングに命を狙われたマジシャンを巡って、繰り広げられるアクション活劇。

いやぁーでるわでるわ!!
サブタイトル『暗殺者がいっぱい』とある通り、それぞれ色濃いキャラクターの暗殺者がたくさん出てきます。
これに、警察、FBI、その他もろもろ加わって、えらいことになっていました・・・。

脳みそフル回転での観賞!!
だけどいまいち理解できませんでした・・・とほほ・・・。
もう一回観ないとちょっと分かんないかな。

≪点数≫
  3点
                                           (09.06.28鑑賞)


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映画 | 14:44:01 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.224 『青い鳥』
No224 『青い鳥』

2008年制作 邦
監督:中西 健二

≪キャッチコピー≫
『大人は、みんな、十四歳だった。』

≪ストーリー≫
集団いじめによる自殺未遂事件が起こった中学校。
被害者の少年は転校し、担任の先生は療養中。そんな事件の当事者である2年1組に臨時の担任がやってくる。
やってきた教師、村内は極度の吃音症だった・・・。
村内のぎこちない言葉と行動は生徒達は困惑し転校してしまった被害者の少年を思い出し始める・・・。

≪感想≫
とても穏やかなのに、何とも厚みのある村内先生。
一つ一つの言葉が本気で誠実だ。
その人間性はきっと色々な経験をしてきたから。

今回、村内先生が来た事できっと生徒達はこれまでやってきたことを忘れず、その責任を
背負いながら誠実に生きていく。
村内先生にしろ生徒達にしろ経験をつんだからこその人間的な太さを持つ。
ほんとは、そんな経験なんて積まないほうがいいのに・・・。
経験しなくてもそんな心を持てればいいのに。
やっぱり人間はなんて弱っちぃ。

そんな僕らは経験をしなくても心に留めて意識することはできる。
『本気の声』を聞ける耳を意識するようにしよう。

凄く良い作品でした。

あっ、そうだ!!挿入歌・主題歌がこれまた素晴らしい。映画の空気感と合ってて凄く良かったです。

そしてもひとつ。
原作本も村内先生の短編連作で、ものすごーーく良かったですよ。

≪点数≫
  10点
                                           (09.06.27鑑賞)



こちら主題歌・挿入歌を歌うまきちゃんぐのBEST。
名盤です。


こちら原作本。
しっとりとした良作。

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映画 | 17:07:03 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.223 『松ヶ根乱射事件』
No223 『松ヶ根乱射事件』

2006年制作 邦
監督:山下 敦弘

≪キャッチコピー≫
『人間の情けない本音が出てきちゃう。』

≪ストーリー≫
とある田舎町。面白みの無い毎日を過ごす警察官の光太郎・・・。
ある日、どこからかやってきた女性がひき逃げにあうが特に事件になる事も無くその女性は彼氏のいる宿へ帰る。
二人がレストランで食事をしていると、犯人らしき男に出くわす。その男とは光太郎の双子の兄、光だった・・・。
何も起こらない日常が、音をたてて崩れだす・・・。

≪感想≫
冒頭の女性が倒れているシーン、あのテロップ、田舎町での出来事、以前観た作品『ファーゴ』の匂いが
プンプンします。
きっと意図的に作られたんでしょうね。

普通の生活をしていたはずが、色々な負荷をかけられてパンクしてしまう。
バランスのとれなくなった人間とは脆いものです・・・。
人間のくらーい部分だけを切り取った感じの今作。
巷のレビューでは、面白い!!とかブラックなユーモアだ!!と書かれていましたが、僕は正直
なんだか怖かったです・・・。
ちょっと面白いとは言えなかったなぁ・・・。

ちょいと変わった映画が好きな人にはいいかもしれません。

≪点数≫
  6点
                                           (09.06.23鑑賞)


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映画 | 17:03:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.222 『ユージュアル・サスペクツ』
No222 『ユージュアル・サスペクツ』

1995年制作 米
監督:ブライアン・シンガー

≪キャッチコピー≫
『見破りますか? だまされますか?』

≪ストーリー≫
銃器強奪事件の容疑者として捕まった5人の男。
釈放された5人は協力し新たに犯罪に手を染める。
そしてある時、自分たち5人が集められるべくして集められたと聞かされる。
そこには伝説の男”カイザーソゼ”の存在が・・・。
いったい、カイザーソゼとは誰なのか!?

≪感想≫
いやぁー・・・最高です!!
初めてこの作品を観た時、あのラストの展開に鳥肌が立ってしまいました。
それから、定期的に何度か観ているのですが、それでも色褪せませんな。
1度観てからのほうが新しい気付きが多くって、これまた良いんです。

どこまでが嘘でどこまでが本当かいつまでたっても謎のまま・・・。
またみよーっと。

是非一度は観て欲しい名作です!!

≪点数≫
  10点
                                           (09.06.22鑑賞)


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映画 | 17:00:49 | トラックバック(1) | コメント(4)
No.221 『レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ』
No221 『レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ』
1989年制作 フィンランド/スウェーデン
監督:大友 啓史

≪キャッチコピー≫
『さいはてのツンドラ地帯から 史上最悪(!?)のロック・バンドがやってきた。』

≪ストーリー≫
とんがり頭にとんがり靴の小粋なバンド。
彼らの名はレニングラード・カウボーイズ!!
演奏するのはロシア民謡からカントリー・ロックンロールとなんでもござれ。
そんな彼らは強欲マネージャーに連れられて故郷を離れアメリカへ旅立つのであった・・・。

≪感想≫
監督は以前観た『過去の無い男』のアキ・カウリスマキ。
やっぱりこの監督の作品は独特な空気感というか何と言うか・・・。
今のところハズレなし!!
台詞も無く表情のブレも少ないメンバー達なんだけど、それでもあのきっちりと分からせてくれる感情の変化。
やりおるのー・・・ほんとに面白いですねぇ・・・。

とりあえずこの監督の作品を追ってみようと決めました。

≪点数≫
  10点
                                           (09.06.17鑑賞)


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映画 | 22:56:45 | トラックバック(0) | コメント(1)
No.220 『ハゲタカ』
No220 『ハゲタカ』

2009年制作 邦
監督:大友 啓史

≪キャッチコピー≫
『こんな国に、誰がした。』

≪ストーリー≫
投資家から募ったファンドで徹底した合理主義を貫き、企業を買いたたいく
“ハゲタカ”の異名を取っていた鷲津政彦は、閉鎖的な日本のマーケットに絶望して
海外生活を送っていた。
そんな鷲津のもとへ盟友・芝野健夫が現われ、日本有数の大手自動車会社を
巨大ファンドによる買収の危機から救ってほしいと頼む。

≪感想≫
NHKで人気を博したドラマの映画版。
今回は老舗自動車メーカーの買収をめぐり中国系ファンドと鷲津率いるファンドが
戦うというストーリー。

企業買収や乗っ取り、さらには派遣切りまで現代の社会を反映させています。
実際に社会ではこういう事が起こっているんだけど何だか別世界に思えて・・・
けどやっぱりこれはリアル。
あまりにも巨額なお金が動くため、観ながらそのお金で生きたり生かされたりしている事を
想像していると何だか気持ち悪くなってしまいました・・・。
ものすごーく悪党も出てこないんだけど気持ちの良い人間も決して出てこない。
分かっちゃいるけど何だかやるせない。
そんな僕がそっちの舞台に立ったらきっと生き残れやしない。

いやぁー・・・頭をフル回転させながらの観賞となりました。
なにやら聞いたことあるような経済用語が盛りだくさん。
今作を観て日頃のニュースの理解度がかなり上がったかと思います。

TVドラマVer.は未見。
是非観てみたかったなぁ・・・再放送してくれないかなぁ・・・。

≪点数≫
  8点
                                           (09.06.07鑑賞)


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映画 | 22:54:45 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.219 『モンスター』
No219 『モンスター』

2003年制作 米/独
監督:パティ・ジェンキンス

≪キャッチコピー≫
『なぜ、愛を知ってしまったんだろう。』

≪ストーリー≫
娼婦アイリーンはある日、酒場でセルビーという少女と出会い、お互いに愛を感じる。
再会することを約束するがセルビーの身内に激しく反対され、セルビーは家を出る決意をする。

≪感想≫
アメリカにて実在した女性連続殺人犯、アイリーン・ウォーノスの人生を描いた作品。

愛する女性との時間を守るために罪を重ねていくアイリーン。
むむむ・・・決して共感はできません!!

まぁ内容はともかく、今作の見所はやっぱり主演のシャーリーズ・セロンでしょう!!
物凄く綺麗な方なのに、あの変わりよう!!
そして触れると切れてしまいそうな獰猛な性格を見事に演じきっていました。
役者さんって本当に凄いですねぇ・・・。

作品の内容どうこうよりも、シャーリーズ・セロンの変わりようにばかり気をとられてしまいした。
なはは。

≪点数≫
  6点
                                           (09.06.06鑑賞)


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映画 | 22:53:14 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.218 『地下鉄(メトロ)に乗って』
No218 『地下鉄(メトロ)に乗って』

2006年制作 邦
監督:篠原 哲雄

≪キャッチコピー≫
『いつもの地下鉄を降りると、そこは昭和39年の東京だった──。』

≪ストーリー≫
衣料品の営業マンの長谷部は地下鉄の駅で父が倒れたという伝言を聞く。
彼は地下道を歩きながら、暴君の父と口論して家を飛び出し、帰らぬ人となった兄のことを思い出していた。
そのとき、彼の前を亡き兄に似た人影がよぎる。
必死で追いかけて行くとそこはオリンピック景気に沸く昭和39年の東京だった。

≪感想≫
地下鉄に乗ってタイムスリップした男が過去の自分や兄弟、父親と交流し人生を見直していくストーリー。

浮かび上がる真実。疎遠になっている父親の過去の姿。
不倫相手との本当の関係。
色んな真実がどんどん明かされます。

今作は浅田次郎の同名の大人気小説を映画化。
原作本は読んでいませんが、きっと原作はもっと内容が濃くてボリュームのある
作品なのかなと思いました。
それを映画にするにはやっぱり、色んな部分を切り取らないといけないので内容が
散漫になってしまったのかなぁって感じ。
恋愛色を減らして、父親との交流をもう少し重点的に描いてたらもっと僕好みの作品に
なってたんだろうな・・・。

あれ?最近こんなレビューが多いような・・・。
原作本がある場合、どうしても物足りなく感じる事はあるのかもしれませんね。

まぁ僕の勝手な主観は置いといて・・・。

作風はファンタジックでノスタルジック!!
ちょっと不思議な感覚になってしまう作品でした。

≪点数≫
  4点
                                           (09.05.30鑑賞)


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映画 | 20:02:35 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.217 『島の色 静かな声』
2008年制作 邦
監督:茂木 綾子

≪キャッチコピー≫
『喧噪を遠く離れ、
静かな声に耳を傾ける…。』

≪ストーリー≫
西表島でアトリエを営む石垣昭子は、紡いだ糸を天然素材を使って島独特の美しい色に染め上げ機を織る。
夫の石垣金星は三味線奏者で、島唄や舞踊などの伝統芸能の伝承に長年かかわってきた。
彼は同時に“西表島エコツーリズム協会”の顧問も務め、昨今住民の反対を押し切って建設されたリゾートホテルとの裁判の原告団長としても活躍する。

≪感想≫
沖縄県西表島で糸を作り、色を染め、布を織る石垣昭子さんと、その夫・金星さんを追ったドキュメンタリー作品。

なんとまあ誠実な方たちなのでしょうか。
昭子さんは布を織る際、その使い道を考え、使う人の事を考え、一つ一つの作業を真摯に取り組む。
それがより良い作品に繋がると信じながら・・・。
ほんとに凄いです!!
今の時代、色々な物が大量に生産され安価で売られいらなくなったらすぐ捨てる・・・。
思えばそれも悲しいこと・・・そこには作り手の気持ちも買い手の気持ちもあまり無くってさ。
むむむ・・・なんだかなぁ・・・。

映画の中では所々に石垣島の文化や生活感が流しだされる。
それはとても静かで穏やかな空気・・・いいですねぇ・・・。

映画の点数は8点・・・。
なぜかって??それは、不覚にも途中5分ぐらい寝ちゃったからさ!!
とほほ・・・あまりにも映像や音が穏やかすぎたもので・・・。

≪点数≫
  8点
                                           (09.05.23鑑賞)


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映画 | 19:59:43 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.216 『ローラーとバイオリン』
1960年制作 ソ連
監督:アンドレイ・タルコフスキー

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
バイオリンの練習が嫌でしようがない少年が家を抜け出し、工事現場でさぼっているとローラー乗りの青年と親しくなり、機械に乗せてもらううちに、空想に浸って愉快な体験をする。

≪感想≫
バイオリン弾きの少年と道路を舗装するローラー車を運転している青年との交流を描いた作品。

ほんの45分程度の今作。
特にドラマが待っているわけではありません。
ふとした出会いから繋がっていく心と心。
シンプルなんだけどなんとも心地よい。
何度でも観れちゃう。

青年は音楽家の世界を知り少年は労働者の世界を知る。
年齢なんて関係ないない。
認め合うってきっとそんなことじゃあないんだ。
素敵な形を見せてもらいました。

そして最後のあのシーン。
まるでその1日の出来事が夢のような日であったようなあの光の中での二人。
しびれあがりました!!

またいつか手に取るであろう一作です。

≪点数≫
  10点
                                           (09.05.20鑑賞)


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映画 | 19:56:36 | トラックバック(0) | コメント(2)
No.215 『宇宙人の解剖』
No215 『宇宙人の解剖』

2006年制作 独/伊
監督:ジョニー・キャンベル

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
1995年、ロンドン。
海賊版ビデオで生計を立てるレイは、プレスリーのお宝グッズで一儲けしようと堅気のゲイリーを誘い、
アメリカへ買い付けに向かう。
そこで彼らは、元従軍カメラマンの老人ハーヴェイから、47年のロズウェル事件時に撮ったという
宇宙人が映った驚愕フィルムを買い取ることに。
高額のため、宇宙マニアのマフィアから資金援助を得てフィルムを手に入れたレイとゲイリー。
しかし、フィルムは劣化が激しく、映像が消えてしまっていた。
このままではマフィアに殺されると焦った2人は身内も巻き込み、宇宙人解剖フィルムを制作。
すると、完成したフィルムは世界中のテレビで放送され、彼らは大金を手にするのだが…。

≪感想≫
1995年、「宇宙人解剖フィルム」なるものが巷で話題になった。
そのフィルムは実はまったくの作り物で、そのガセ映像を作って大儲けした人達の口から語られる
本当のお話。

この宇宙人解剖の映像はもちろん日本でも流されて大きな反響があったみたい。
僕もなんとなく見た事があるなぁ・・・。
それがあんな風に作られていてあんなドラマがあったなんて。
意外に世間って簡単に騙せてしまうんですね。
とほほ・・・。

だけど、あの話が真実ならば本当のフィルムもあるんだよね。
ちっくしょー気になるぜー・・・。

ドキュメンタリー風の今作。
コメディタッチのかるぅーい作品でした。

≪点数≫
  5点
                                           (09.05.09鑑賞)


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映画 | 20:40:33 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.214 『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』
No214 『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』

2007年制作 邦
監督:北村 拓司

≪キャッチコピー≫
『誰でも一度は死にたがる…なんとなく』

≪ストーリー≫
事なかれ主義のやる気なし高校生、山本はとある夜の帰り道の公園で綺麗な女子高生エリと出会う。
話かけようとしたその時、空からチェーンソーを持った怪物が現れた。
どうやらエリは毎夜、その怪物と戦っているようで・・・。
山本はエリを助けてあげることを決意するが・・・。

≪感想≫
伝えたいことは分かるんですけど、いまいちピンとこなかったなぁ・・・。
なんだか、色々と遠回りしているようで・・・。

きっと中学生や高校生が観たらまた違った感想が生まれてくるんでしょうね。
うーーん、僕も年老いてしまったのかな。
なんだかなぁ・・・。

≪点数≫
  5点
                                           (09.05.06鑑賞)


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映画 | 20:38:49 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.213 『メメント』
No213 『メメント』

2000年制作 米
監督:クリストファー・ノーラン

≪キャッチコピー≫
『試されるのはあなたの「記憶」』

≪ストーリー≫
妻を強姦されて殺害された事件以来、十分程度しか記憶することができない男が
復讐の為に犯人探しを始める。
男はその記憶力のため知りえた情報をポラロイドに撮りメモを残したり、
自らの身体に刺青を彫りこむのだった。

≪感想≫
これまた新感覚の作品です!!
ラストシーンから数分のカット割りで記憶をドンドン遡っていくストーリー展開。
パズルのような構成にこっちの記憶力もパンパンになって左脳がフル活動でした。

こりゃ、きっとリピーターが多い作品だぞ。
ある程度ストーリーを掴んで観ると、見方も変わって面白さが倍増!!
2回目、3回目の方がある意味面白くなりそうです。

変わった映画を観たい人にはお勧めです。
ただし!!観る前に頭を柔らかくすること必須ですよ。

≪点数≫
  9点
                                           (09.05.05鑑賞)


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映画 | 20:36:36 | トラックバック(1) | コメント(4)
No.212 『バスキア』
No212 『バスキア』

1996年制作 米
監督:ジュリアン・シュナーベル

≪キャッチコピー≫
『愛されすぎたイノセンス』

≪ストーリー≫
移民の子として生まれたバスキア。
ある日、とある美術評論家に見初められ一躍スターダムに押し上げられる。
金ズルとして扱われる腹だたしさ、深まっていく彼女や友人との溝、孤独感、焦燥感、
画家として、人間として自我がどんどん失われていく。
そして同じ芸術家として敬愛する一人の友人、アンディ・ウォーホルがこの世を去り・・・。

≪感想≫
27歳で他界した画家ジャン=ミシェル・バスキアの生涯を描いた作品。

今作を観るまでバスキアの存在を知りませんでした。
そして今作を観た後、バスキアの作品をいくつか見させてもらいました・・・。
とてもエネルギッシュで、混沌をかもしだす作品の数々。
それはもちろんこの映画を観て、バスキアの孤独感に少しだけ触れることができたから
感じることができたんでしょうね。
アーティストとはなんとまぁ繊細で多感なのでしょう。

特異な才能を持つ人間には孤独と苦悩が付き物かもしれない。
だけどやっぱり支えあわなきゃいけないよなぁ・・・。

少し切なくなってしまう作品でした。

≪点数≫
  7点
                                           (09.05.03鑑賞)


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映画 | 21:48:17 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.211 『バティニョールおじさん』
No211 『バティニョールおじさん』

2002年制作 仏
監督:ジェラール・ジュニョ

≪キャッチコピー≫
『子供たちを救ったのは、さえないお肉屋のおじさんだった』

≪ストーリー≫
1942年、ナチス占領下におかれたフランス。
肉屋のバティニョールはある日ドイツ軍がユダヤ人一家を連行するのに知らず知らずに
自らも加担してしまった事を知る。
バティニョールはそのユダヤ人一家の住んでいた場所を手に入れたある日、
連行されていた家族の中の12歳の息子シモンが収容所より逃げ出してくる。
己の贖罪と固い意志のもとにバティニョールはシモンをスイスまで
逃がしてあげることにするのだが・・・。

≪感想≫
タイトルとパッケージだけ見ればのんびりほのぼの作品かなと思いきや、
これがまたなかなか濃い映画でした。
ユダヤ人迫害・・・その周りの人達は、ある意味自らの人間性を試されているような・・・。
助けるのか、はたまた奈落の底へ突き落とすのか・・・。
本作のバティニョールは前者を選び、情けないながらも心の根っこに強い芯を持って
シモン達を救います。
なんとも勇敢なハゲ親父!!
フランス人ならではの粋でいなせな行動にしびれあがりました。

あと、このバティニョールを演じた役者さんは、以前観た名作「コーラス」の先生。
なるほどなるほど、子供との交流を描かせたら天下一品ですな。

≪点数≫
  8点
                                           (09.05.02鑑賞)


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映画 | 21:46:37 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.210 『姑獲鳥(うぶめ)の夏』
No210 『姑獲鳥(うぶめ)の夏』

2005年制作 邦
監督:実相寺 昭雄

≪キャッチコピー≫
『この世には不思議なことなど何もないのだよ、関口君。』

≪ストーリー≫
小説家の関口はとある事件に巻き込まれる。
その事件とは、20ヶ月間妊娠したままの女性がいて、その女性の旦那がある日失踪してしまったと言う。
旦那を探してくれと頼まれた関口は陰陽師の子孫である友人、京極堂へ相談を持ちかけるのであった・・・。

≪感想≫
今作、大ベストセラーの原作本があるんですね。
原作と比べると期待はずれだったという声が多いみたい。
読んで無くて良かったぁ。

おどろおどろしい空気感、哲学的な会話、レトロな音楽、これぞミステリー邦画ってな感じでしょうか。
何となく、雰囲気は以前観た「乱歩地獄」に似てたかな。
ただし、こっちの方がだいぶ分かりやすくて面白かったです。
大人な豪華キャストも見所の一つ。

次回作の「魍魎の匣」も観てみよーっと。

≪点数≫
  6点
                                           (09.04.26鑑賞)


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映画 | 21:44:35 | トラックバック(0) | コメント(2)
No.209 『アルゼンチンババア』
No209 『アルゼンチンババア』

2007年制作 邦
監督:長尾 直樹

≪キャッチコピー≫
『しあわせがじんわりと体中にしみわたる』

≪ストーリー≫
みつこはごくごく普通の女子高生。大切なお母さんが死んだ日、突然お父さんもいなくなってしまう。
半年後、お父さんは街の外れにある遺跡のような館で発見される。
その屋敷は昔から近所の子供達に「アルゼンチンババア」と呼ばれる女性のお家だった・・・。
みつこはお父さんを迎えに行くのだが・・・。

≪感想≫
よしもとばななの原作本があるらしいのですが、この作品、きっと原作は相当良い作品なんじゃあないでしょうか。
映画にして観るとなんか物足りない感じがしました。
何でしょうか、物語的に何かちょっとずつ足りないような気がして・・・。
きっと、原作にはそんな足りない部分がしっかりと描かれているんだろうなと。
もったいないなと。

感想としては・・・。
・・・しっかしまぁ・・・。
男ってやつぁーーよぉーー・・・。
なぁんて思ってしまった作品です。

≪点数≫
  6点
                                           (09.04.16鑑賞)



こちら原作。
未読です。

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映画 | 20:33:13 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.208 『スティング』
No208 『スティング』

1973年制作 米
監督:ジョージ・ロイ・ヒル

≪キャッチコピー≫
『いっちょ カモろうぜ!』

≪ストーリー≫
三人組の詐欺師がいつものように通りすがりの男を引っ掛けたら、その男は大金を持っていた。
いつもと段違いのもうけに喜んでいた3人だったが、それは街の大物ギャング・ロネガンのお金だった!!
3人は命を狙われ、そして1人は殺されてしまい・・・。
大切な仲間を殺されたフッカーはロネガンに復讐をするため、大物詐欺師ゴンドルフと供に立ち上がる!!

≪感想≫
1970年代製作の名作。
テンポ良く進んでいくストーリーに軽快な音楽。
とっても観やすく、そして最後はあっと驚くエンディング。
なんでしょう、この観終わった後の爽快感。
やってることは悪いことなのに、決して重くなく楽しめました。

これぞ痛快エンターテイメント作品!!
やっぱり良い作品っつーのはいつの時代に観ても色褪せない。
万人にうける作品とはこういう映画のことを言うのでしょうね。

またいつか観ることになるであろう一作です。

≪点数≫
  10点
                                           (09.04.12鑑賞)


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映画 | 20:31:37 | トラックバック(0) | コメント(2)
No.207 『女工哀歌(エレジー)』
No207 『女工哀歌(エレジー)』

2005年制作 米
監督:ミカ・X・ペレド

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
16歳の少女ジャスミンが、四川省の農村から都会のジーンズ製造工場に出稼ぎにやってくる。
一方、工場経営者のラム氏は従業員の管理や、海外からの視察団の接待など忙しい日々を送っていた。
ラム氏が受注する仕事に忙殺される中、ようやく給料日を迎えるがジャスミンは
日が浅いからと支払われず、深夜業務も重なっていく。

≪感想≫
僕らも普段履いているジーンズ。
格安で大量に売りさばかれているジーンズの裏側にある真実を追ったドキュメンタリー作品。

中国の田舎から出稼ぎに出てきた少女ジャスミン。
ジーンズ工場に働く彼女の時給はわずか7円。
毎日、残業させられ何ヶ月も休みを貰っていない。それでも働き続ける彼女・・・。

この映画を上映するにあたり、中国政府の検閲を受けたくさんのシーンがカットになったようです。
それでもこんなにも衝撃的な真実が映し出されている。
きっと、ジーンズだけではなく大量生産されている物のほとんどがこういった事実を抱えているのでしょう。

それを消費する我々・・・。
フェアトレードの重要性。
豊かに育った僕たちは選ぶ事ができる。
想像力を膨らませ、誠実に生きなければ・・・。

≪点数≫
  10点
                                           (09.04.09鑑賞)


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映画 | 20:30:15 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.206 『キング・コーン 世界を作る魔法の一粒』
No206 『キング・コーン 世界を作る魔法の一粒』

2007年制作 米
監督:アーロン・ウールフ

≪キャッチコピー≫
『あなたの体も“とうもろこし”で出来ている?!』

≪ストーリー≫
大学の親友同士イアンとカートは、自分たちの食生活を見直すべく国内最大の
トウモロコシ生産地アイオワ州に移り住み、農業を始める。
二人はトウモロコシ栽培を通じて、補助金制度、化学肥料、遺伝子組み換えなど
アメリカの現代農業の実情を目の当たりに。
さらに収穫したトウモロコシの行方を追って、二人はアメリカ横断の旅に出る。

≪感想≫
普段私達が口にしているとうもろこし。
二人の青年がアイオワ州でコーンを育て、その後どういう所に行くのかを追ったドキュメンタリー作。

怖い怖い怖い・・・。
浮かび上がる事実。
化学肥料を使用し、遺伝子組み換えされたコーン・・・それを食べる牛達・・・そしてその牛を食べる人間。
コーンはあらゆる物に化けて僕らの生活に係わってくる。
コーンを追う旅も、言わば自分のルーツを追っているといっても過言ではない程
コーンが持っている僕らへの影響は計り知れない。

コーンを作ることで政府から補助金を貰う農業者達。
ここにもやっぱり格差が生まれていて・・・。
より良い社会を目指しているはずなのにこれじゃ本末転倒だ。
なんだかなぁ・・・。

小粋なジョークと映像に親近感を覚えるが描いている事はとってもシリアス。
普段の食生活について考え、選ぶと言うことを考えさせられた良作でした。
イメージ的には、観たことないけどマイケル・ムーアの作品のような感じです。

≪点数≫
  8点
                                           (09.04.02鑑賞)


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映画 | 17:54:52 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.205 『ルート225』
No205 『ルート225』

2005年制作 邦
監督:中村 義洋

≪キャッチコピー≫
『お姉ちゃん、ボクたち、もう元の世界に帰れないかもしれない。』

≪ストーリー≫
14歳になる平々凡々な少女は家でごろごろしていると、帰りが遅い弟を迎えに行ってきてとお母さんに言われる。
そして弟との帰り道、いつもの帰り道がほんの少しだけ変わっている事に二人は気付く。
お家に帰ってみるといるはずのお母さんがいない・・・お父さんもなかなか帰ってこない・・・。
二人は、ほんのすこーーーしだけ変わってしまった異世界に飛び込んでしまっていたのであった。

≪感想≫
むむむ・・・何とも不思議な作品でした。
異世界に行くと言っても、そこはただ両親がいないというぐらいと昔死んだはずの同級生がいるということぐらい。
あまりいききった演出も事件も起こらずある一定のレベルで物語は進んでいく。
これはこれで観ている僕らも物語に入っていきやすくて悪くないですね。

姉と弟のやりあいの奥にはやっぱり兄弟としての絆が見え隠れしてなんだか素敵で・・・。

未来への希望と子供の順応性を描いたふわっとした作品でした。

希望としてはハッピーエンドにして欲しかったなー。

≪点数≫
  6点
                                           (09.03.28鑑賞)


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映画 | 17:53:26 | トラックバック(0) | コメント(0)
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