2012-07-22 Sun

1989年制作 仏
監督:パトリス・ルコント
≪キャッチコピー≫
『僕は君を恨んでないよ。死ぬほどせつないだけだ。』
≪ストーリー≫
若い女性が殺される事件が発生するところから作品は始まる。
事件の容疑者にとなったのは前科持ちの仕立て屋イール。
周囲の人からも嫌われ誰とも関りを持たない彼は、毎日アパートの向かいに住む女性アリスを
絶えず覗いていた・・・。
実はイールは犯人ではなく事件の目撃者だったのだ・・・。
アリスを愛するイールの取った行動とは・・・。
≪感想≫
愛する女性の行動をひたすら監視するイールの行為はまるでストーカー。
決して共感なんてできなくって、嫌悪感すら抱いてしまいそうなのに、物語が進むに連れて何となく
そんな行動すらも、純粋な行為に感じてしまったのは何故でしょうか。
そしてラストへの展開。
イールは語る・・・君を少しも恨んではいない、ただ死ぬほど切ないだけだ・・・。
それぞれの一途な愛情が生み出したラストシーン。
ダメだ・・・へこむわぁー・・・。
何とも寂しくなる作品でした。
これは女性の視点で観るとどういう感想が生まれるんでしょう。
興味があります。
≪点数≫
7点
(09.03.21鑑賞)

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2012-07-21 Sat

2007年制作 米
監督:ザック・ヘルム
≪キャッチコピー≫
『ようこそ、誰も見たことのない世界初の映像ワンダーランドへ!』
≪ストーリー≫
まるで魔法にかけられたように、商品が勝手に動き出すマゴリアムおじさんのおもちゃ屋。
大盛況の折、マゴリアムおじさんは雇われ支配人のモリーを後継者にすることを宣言。
しかしその日を境に、マゴリアムおじさんの引退に不満を感じたおもちゃたちが、
いたずらや嫌がらせを始めてしまう。
≪感想≫
マゴリアムおじさんが経営するおもちゃ屋は何ともファンタジック。
魔法に彩られて夢のような世界だ。
そんなお店の主人、マゴリアムおじさんが突然、何百年も生きてきたこの世から引退すると言い出して・・・。
ストーリーはまぁ置いといて・・・。
この作品は夢のようなおもちゃやグッズが目白押し!!
イロトリドリの映像にワクワクさせられます。
なんとまぁ気持ちの良い仕上がりなのでしょう。
ストーリーではなくファンタジーがいっぱいの映像に注目する作品でした。
どちらかと言うと家族向けかな。
一つ気になったのが、帽子コレクターの少年と会計士。
顔が似っとるなぁーー・・・それが物語に深く関ってくるのかと思ってたけど結局何も無かったんですね・・・。
ちぇっ、深読みしすぎたか。
≪点数≫
5点
(09.03.20鑑賞)

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2012-07-21 Sat

2006年制作 邦
監督:舩橋淳
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
世界を旅している日本人バックパッカーのテッペイ、妻を捜しているパキスタン人のアリ、
祖父とキャンピングカーで暮らしているアメリカ人のサラ。
そんな国籍の違う三人がアリゾナ州の砂漠で出会い、一緒に旅をする事になる。
広大な砂漠の中をひた走るロードムービー。
≪感想≫
淡々と流れていくストーリー。
静かな空気感の中に広がるまっさらな景色。
吸い寄せられてしまいました・・・。
何と言うか・・・アーティスティックな作品ですね。
ただただ流してぼーっと眺めて観るのもありかもしれません。
そういや一つツッコミどころ発見。
あんなに小綺麗でしゃれたバックパッカーは普通いないよなぁ・・・。
まっ、独り言です。
≪点数≫
7点
(09.03.15鑑賞)

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2012-07-21 Sat

2002年制作 フィンランド
監督:カイサ・ラスティモ
≪キャッチコピー≫
『ムーミンの国、フィンランドからやってきた とびっきりかわいい姉妹の物語』
≪ストーリー≫
しっかり者のヘイフラワーには大切な家族が三人。
ポテトの研究ばかりしているパパ、家事が苦手なママ、わんぱくでわがままな妹キルトシュー。
料理も掃除も妹の世話も何だって文句を言わず進んでお手伝いするヘイフラワーが
ある事件をきっかけに怒り爆発!!
家族は困り果て何とか機嫌を取り戻そうとするが・・・。
≪感想≫
いやぁ何と言ってもヘイフラワーとキルトシューの可愛らしさでしょう!!
これだけで文句のつけようがありません。
あくの強いキャラクター、色とりどりのインテリア、あまり馴染みの無いフィンランド語、
どれを取ってもオシャレな作品ですね。
ストーリーにズシリとくるものは正直ないんだけど・・・問題ないない!!
観終った後の気分の良さにはそんな事なんて忘れちゃうぜ。
良いですねぇ・・・。
今作品、フィンランドでは歴代興行収入を塗り替えたんだって。
へぇーーーー・・・こういう作品が好まれるって何だか素敵ですね。
≪点数≫
9点
(09.03.13鑑賞)

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2012-07-19 Thu

1957年制作 米
監督:シドニー・ルメット
≪キャッチコピー≫
『殺人事件の審議を 巡る陪審員達の手に汗握る法廷劇の傑作!』
≪ストーリー≫
17歳の少年が起こした殺人事件に関する陪審員の討論が始まったが、
誰が見ても有罪と思えたその状況下で、ひとりの陪審員が無罪を主張した事から
物語は動き始める……。
≪感想≫
以前観た邦画「12人の優しい日本人」の元となる作品。
ある少年が起こした殺人事件について12人の陪審員が会議室で無罪・有罪を議論していくストーリー。
どうしても日本版と区別しがちですが、日本版は少し柔らかく笑いも交えた作品に対し
こちらはもう少し重厚な大人な作品といったところでしょうか。
どちらも、良い作品であることは間違いありません。
ワンシチュエーションで流れていくストーリー、ド派手なアクションや綺麗な風景に頼らず
脚本だけでの勝負。
その心意気、天晴れ!!
最近、ロシア版の作品も上映されていたみたいですね。
こちらも、いつか観てみよっと。
≪点数≫
7点
(09.03.08鑑賞)

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2012-07-19 Thu

2005年制作 邦
監督:青山 真治
≪キャッチコピー≫
『音、それは未来への希望だ。』
≪ストーリー≫
西暦2015年。
巷では人々を自殺へと追い込むレミング病なるものが流行。
富豪風の紳士はレミング病にかかった孫娘の為に病原体となるウイルスの進行を
抑える音楽を奏でると言うバンドを探し始める。
≪感想≫
んんーーー・・・これまた何とも言えない作品に出会ってしまいました。
穏やかな景色に響き渡る爆音のノイズミュージック。
ひたすら聞き入っているとトランス状態になってしまいそうです・・・。
何でしょう・・・一般的なエンターテイメントなどではなく新ジャンルの「感じる映画」てなもんでしょうか。
好き嫌いがはっきりするであろう作品です。
≪点数≫
3点
(09.03.07鑑賞)

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2012-07-19 Thu

2004年制作 米
監督:ロス・カウフマン, ザナ・ブリスキ
≪キャッチコピー≫
『インド・カルカッタの売春窟に生まれついた子供たち。
彼らは外の世界を知らず、夢を持つ事も許されない。
ある日、子供たちはカメラと出会い、自分たちに無限の未来と希望がある事を知る。』
≪ストーリー≫
-
≪感想≫
インドの売春窟を取材しているカメラマンのザナ・ブリスキがそこで出合った子供達にカメラを教え、
その子達を救い出そうと奮闘するドキュメンタリー作品。
映画の中で子供達の生い立ちと供に映し出される写真。
過酷な現状に立たされても未来への希望とカメラだけは放さない。
写された写真には悲しさ・輝き・楽しさ・儚さ・子供達の目線のリアルが映し出されている。
純粋無垢な希望の光。
子供達の素晴らしさはもちろんだが、この作品の主役は何と言ってもザナじゃないでしょうか。
子供達をこの現状から救い出そうと一生懸命、真摯にこの問題に取り組んでいく。
例え困難な壁にぶちあったっても・・・。
例え心無い人達に出会っても・・・。
その意思とエネルギーは計り知れません。
結果的には少しずつかもしれないけど一歩一歩進み続けるその姿勢に脱帽です。
何ともヘビーな作品だけど目を背けちゃいけない作品。
≪点数≫
10点
(09.03.05鑑賞)

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2012-07-19 Thu

2007年制作 英
監督:スティーヴン・ウォーカー
≪キャッチコピー≫
『それでも、人生は素晴らしい。』
≪ストーリー≫
-
≪感想≫
アメリカの小さな町にあるコーラス隊。
そのコーラス隊の名はヤング@ハート。
平均年齢80歳のじいちゃんばぁちゃん達が、これでもかっていうぐらい元気にパンクやロックを
歌い狂う姿がそこにはある。
そんな元気な老人達の活動を追ったドキュメンタリー作品。
老人達を追っている間、色々と不幸も巻き起こる。
老いていく身体、否応無く近づいてくる人生の終着点。
そんな生と死という普遍的な理も、彼等、彼女等は乗り越えるのではなく受け入れながら
今を思いっきり生きる。
観ている人、聴いている人の心に伝わるパフォーマンスには終始しびれあがりっぱなし。
やっぱり音楽って素晴らしい!
生きてるって素晴らしい!!
年をとっても終わることの無い青春!!
生きる希望に満ち溢れた作品!!
これこそ観たかった作品だ!!
生きとし生ける全ての人にお勧めする作品です。
≪点数≫
10点
(09.02.21鑑賞)

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2012-07-18 Wed

2001年制作 米
監督:ステファニー・ブラック
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
美しい海と陽気な国民性、そしてレゲエ音楽発祥の地としても世界中の多くの人々が
“楽園”をイメージするカリブ海に浮かぶ国、ジャマイカ。
しかし、1962年にイギリスの植民地支配から独立したこの国は、現在、
IMF(国際通貨基金)と世界銀行に対して多額の負債を抱え、経済的には自立とは呼べない、
先進国の属国状態に陥っていた。
≪感想≫
レゲエミュージック発祥のカリブの楽園ジャマイカ。
そんな楽園と言われる国の本質を撮ったドキュメンタリー作。
先進国のためにあるグローバリゼーションの実態。
なくならないどころか増え続ける矛盾。
負の連鎖はとどまる事がない。
映像と供に流れるレゲエミュージック。
社会背景と歌詞が合わさって何とも言えなくなる。
何事も色んな角度から見ることは大切だ。
≪点数≫
10点
(09.02.19鑑賞)

満足ならクリック!!
2012-07-18 Wed

1986年制作 米/西独
監督:ジム・ジャームッシュ
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
しがないポン引きのジャック、かたやしがないDJのザック。
二人はそれぞれ仲間に騙され警察に捕まってしまう。
同じ房に入れられた二人は、いがみ合いなかなか打ちとけない。
そこに一人のイタリア人ロベルトが加わって・・・。
三人はひょんなことから脱獄し、自由への道を探しまわるロードムービー。
≪感想≫
1986年製作のモノクロムービー。
二の線のジャックとザックに三の線のロベルトが加わり素敵な関係が生まれる。
とても良い空気を持った作品です。
まぁ取り留めて抑揚があるストーリーでは無いですが、けして嫌いになることの無い映画。
またいつか観賞することでしょう。
二人が別れてそれぞれの道を歩き出すラストシーンは何とも言えませんなぁ・・・。
≪点数≫
7点
(09.02.14鑑賞)

満足ならクリック!!
2012-07-18 Wed

2006年制作 邦
監督:信藤 三雄
≪キャッチコピー≫
『おまえら、
天狗になってんじゃねーよ!』
≪ストーリー≫
ここは東京下北沢。
長年町を離れていたフーテンの男DJタイガーが帰ってきた。
懐かしい雰囲気に気持ちよく過ごしていると町にソープランドが建てられる計画が持ち上がる。
タイガーは愉快な仲間を引き連れ反対の声を上げるのだが・・・。
≪感想≫
マンガのような吹き出しが出てきたり、映像のスクラッチ的な演出があったりと、とっても個性的な作品。
演者も監督も遊び心を、おもいっきり詰め込み詰め込み練り上げていったのでしょうねぇ。
まぁその空気感は十分に堪能させてもらったんですけど、なんとなくガチャガチャしすぎに感じてしまいました・・・。
ストーリーとしては「男はつらいよ」的なお話。
兄ちゃんがいて妹がいてマドンナがいておいちゃん、おばちゃんがいてみたいな・・・。
うーーん・・・まぁ・・まぁ・・まぁ・・・。
キャストは凄い異色。
普段見れないミュージシャンの人達がたくさん出てきます。
そういう人達を探しながら観るのも良いかもしれませんね。
≪点数≫
5点
(09.02.11鑑賞)

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2012-07-17 Tue

1999年制作 中
監督:チャン・イーモウ
≪キャッチコピー≫
『遠い遠い空の下、元気でいてね、迎えにいくから。』
≪ストーリー≫
中国の都会から離れたある山村。
小学校の先生が私用で1ヶ月間離れるので代わりの先生として13歳の少女ミンジがやってくる。
生徒を一人も減らすことなく1ヶ月過ごすことができれば報酬をもらえるミンジが子供達と奮闘する中、
一人の少年ホエクーが街に出稼ぎに行ってしまう。
困ったミンジは、街へホエクーを探しに行くのだが・・・。
≪感想≫
ドラマなんだけどまるでドキュメンタリー作品を観ているかのような作品。
出てくる人達も演技をしているのではなくその人達の普段を撮っている感じ。
それはきっと根っからの俳優、女優さんを起用しなくて素人さん達を起用して撮った作品なのだからでしょうね。
なんとも素朴で暖かな作品。
ただし、そんな暖かな作品の陰に見え隠れする都会と田舎の格差の問題。
うまく共存できる道は無いのでしょうか・・・。
≪点数≫
9点
(09.02.07鑑賞)

満足ならクリック!!
2012-07-17 Tue

2006年制作 邦
監督:細田 守
≪キャッチコピー≫
『待ってられない未来がある。』
≪ストーリー≫
高校2年生の紺野真琴は、自転車事故をきっかけに、時間を跳躍する能力を持ってしまう。
その能力のことを叔母の芳山和子に相談すると、それは“タイムリープ”といい、
記憶の確かな過去に飛べる能力だという。
半信半疑の真琴だが、日常の些細(ささい)な不満やストレス解消などのため、
むやみやたらに能力を乱用しだし……。
≪感想≫
筒井康隆の名作「時をかける少女」を、映画、TVドラマ、を経て生まれたアニメーション。
やっとこさ観ることができました。
なんとまぁ甘酸っぱくて爽やかなのでしょうか!!
アニメーションも声もストーリーも期待通りの作品でした。
後味も良い良作です。
追記・・・あっとそうそう、今作、主題歌と挿入歌が尋常じゃないぐらい良いんですよねぇ。
たまにこの曲を聴くと何だか甘酸っぱい青春を感じる事ができて・・・。
≪点数≫
8点
(09.02.05鑑賞)
こちら主題歌と挿入歌。
騙されたと思って一度聞いてみて。

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2012-07-17 Tue

2006年制作 邦
監督:鎌仲 ひとみ
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
-
≪感想≫
2004年に青森県六ヶ所村にできた核燃料再処理施設。
賛成派、反対派、近隣の住民達、工場で働かざるをえない人達、大学の教授等々色々な
視点からこの施設の是非を訴えたドキュメンタリー作品。
先日観た作品「大丈夫であるように ─Cocco 終らない旅─」。
情けないかなこの作品を観るまでこの村の問題を知ることはできませんでした。
六ヶ所村の人達はこの施設を作ると言ったとき、きっと物凄い反対活動、声を荒げて
戦っていたのでしょう。
それでも作られていった再処理工場・・・。
放射能汚染、核燃料、原子力発電、再処理施設・・・僕はそれらの事についてそんなに知識を
もっている訳ではありません。
そんな僕にもこの作品を観て感じた事がある。
こういった問題の背景にはエネルギー不足があって。
みんなが日々の生活の中で必要としているエネルギーはとてつもなく膨大だ。
それは娯楽のため、それは仕事のため、勉強のため、素敵な生活を送るために・・・。
もちろん僕も毎日生活していく中で、たくさんの電気エネルギーを消費していく訳で・・・確実に
僕もその問題に対して加害者の一人。
なんとも言えない歯痒さ・・・。
僕は日々の生活から余分なエネルギーを削ぐことを始めてみようと思う。
「削ぐ」、それは何となくめんどくさくって負のイメージ。
けどそれは何かを変えるアプローチ。
きっと僕がそんなことやったってこの問題の大きさには到底敵いはしない。
それでもちょっとずつちょっとずつ・・・より良いイメージを持ちながら・・・。
≪点数≫
10点
(09.01.22鑑賞)

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2012-07-16 Mon

2000年制作 アルゼンチン
監督:ファビアン・ビエリンスキー
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
とあるコンビニで二人の詐欺師が出会うところから物語りは始まる。
二人はコンビを組んで幻の切手「NINE QUEENS」の贋作で一攫千金を狙うのだが・・・。
≪感想≫
どんどん出てくる登場人物、スペイン語で交わされる会話、全てが何だか胡散臭くって・・・。
ベテラン詐欺師のマルコスなんて、出てきた瞬間からくっさいくっさい。
他の人達もなんか怪しい・・・それが今作の味なんでしょうね。
作品を観て一つ思ったのが、ドンデン返し作品って知らないで観たほうがよかったかなぁと。
だってハードルを高くしすぎて全てが想定内になってしまって・・・。
残念!!
まぁ、それはともかく「やられたっ!!」とまでは思えなかったけど、やっぱりこういう作品は面白いですな。
≪点数≫
6点
(09.01.18鑑賞)

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2012-07-16 Mon

2005年制作 米
監督:ミランダ・ジュライ
≪キャッチコピー≫
『見つけたのは、
小さな勇気と
あたらしい自分。』
≪ストーリー≫
アーティストを夢見ながら、高齢者用タクシーの運転手として生計を立てているクリスティーンは、ある日、彼女はショッピングモールにある靴売り場の店員リチャードに一目ぼれする。
しかし離婚したばかりのリチャードは傷ついた心を持て余すあまり、彼女の気持ちに応えることができない。
≪感想≫
アーティストを目指す高齢者向タクシードライバーの女性と離婚ホヤホヤの靴の販売員、そしてその息子達。
それぞれの何気ない日常を気持ちのいい音楽と映像で描き出す。
ストーリーはと言うと特に書きようがないんだなぁこれが・・・。
ちょっと良くわかんないんです・・・。
それぞれのストーリーが何だかぶつ切りで。
それでもその中にもやっぱり素敵なシーンは多々あって。
何気ないシーンの中からそんなシーンを見つけるのは何だか気持ちがいい。
最後の、息子が夕日を見るシーンなんて秀逸です!!
アメリカの超エンターテイメント作と言う感じじゃなくヨーロッパのオシャレな作品ってなとこか。
あっ、そして今作、何気にお下品です(苦笑)
≪点数≫
6点
(09.01.17鑑賞)

満足ならクリック!!
2012-07-15 Sun

2004年制作 邦
監督:内田 けんじ
≪キャッチコピー≫
『この日、ボクの家のドアは3回開いた・・・』
≪ストーリー≫
典型的ないい人・宮田をはがゆく思っていた私立探偵の神田は、
いつまでも前の彼女のことを引きずっている宮田のために、
レストランで1人で寂しそうに食事をしている女性をナンパするが……。
≪感想≫
ある夜の出来事を三人の男の視線で描かれていくお話。
またまた面白い作品にめぐり合ってしまいました!!
いかにも誠実な好青年の宮田はある日の夜、私立探偵の親友(神田)に呼び出されたレストランで
傷心中の女性に出会う。
半年前に振られた女性(まゆみ)に未練を残しつつその新しく出会った女性に惹かれていく宮田。
一方その頃、まゆみはヤクザ事務所から大金を騙し取っている最中だった・・・。
とまぁこんなお話が、宮田、神田、そしてヤクザの組長の目線で順々にその出来事を描いてく。
一人目から二人目、三人目と話が続いていくうちにどんどん物語がリンクしていく様は観ていて気持ちがいい。
観ていく内にどんどんオカズが付いてきて飽きることなくあっという間に最後まで観賞。
これぞ構成の妙ですな!!
とにかく必見!!
しっかし人の視点なんてなんとまぁ狭いこと。
こうやって一つの出来事をそれぞれの視点で見ていくと世界が広がる広がる。
面白いですねぇ・・・。
≪点数≫
9点
(09.01.11鑑賞)

満足ならクリック!!
2012-07-15 Sun

2008年制作 邦
監督:是枝 裕和
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
2007年11月、デビュー10周年を記念したライブツアーのスタートを切ったCocco。
ツアーの合間に訪れた神戸の慰霊と復興のモニュメントで曲を書き、青森では原子力発電所問題で揺れる六か所村の少女と心を通わせた。
そして、沖縄で家族たちとともに幸福に過ごすCoccoの姿をとらえ、彼女が歌に突き動かされる理由を探っていく。
≪感想≫
「誰も知らない」の是枝監督がCoccoのツアーを追ったドキュメンタリー作品。
2006年に彼女のコンサートを見に行ったことがある。
その圧倒的な歌声とはうらはらな繊細な想いに、ただただ考えさせられるばかりでした。
今作でもそのセンシティブで無添加な彼女の胸の中から、何のフィルターにも通さない誠実で
切実な言葉と歌声は健在。
知りえる情報を真摯的に受止め過去から現在、そして未来へ紡ごうとする想い。
現状にもがき抗うその姿には少し痛々しさがあって・・・。
ただそれでももう一歩、それでももう一歩と彼女は歩いていく。
また色んな想いを受止めながら。
正直、今作を観終わってスカッと爽やかな気持ちになることはなかった・・・。
なんだかモヤモヤっとした感じが残ってやるせなさというか情けなさというか歯痒い気持ちになってしまって。
そのモヤモヤっとした感じの中、ふとCoccoに対し「ありがとう」と「大丈夫であるように」という
気持ちが生まれる。
是枝監督も彼女を追って撮ることによってそういった気持ちを伝えたかったんじゃないかな・・・。
最後まで観賞するのに物凄いエネルギーを必要とした作品でした。
≪点数≫
10点
(09.01.10鑑賞)

満足ならクリック!!
2012-07-15 Sun

2005年制作 英
監督:ティム・バートン, マイク・ジョンソン
≪キャッチコピー≫
『ホネまで愛してくれますか?』
≪ストーリー≫
恋人のビクトリアと結婚間近のビクターは、間違って別の女性と結婚の誓いをしてしまう。
しかもその女性はすでに死んでいて……。
≪感想≫
ストーリーはまぁ置いといて・・・。
とにかく各キャラクターのフォルムがとにかく気持ちが良い!!
それだけでもう虜です!!
いやぁーこういうテイスト、本当に大好きです。
CGに頼らず、全編コマ撮りでとったという今作は秀逸。
そのこだわりに脱帽・・・。
≪点数≫
10点
(09.01.03鑑賞)

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2012-07-15 Sun
さてさて。これまで映画のレビューをつらつらと書いてきましたこのブログも、とりあえず2008年度鑑賞分まではUPできました。
良い調子良い調子。
けどなぁ・・・。
たまには、映画レビュー以外の事も書いてみたいなぁなんて。
だけど何があったっけ・・・。
むむむ・・・。
そうそう、実は私、本(小説が主)も意外と読んでいたりなんかして。
年間20~30冊ぐらいかな。
今のところ感想は書きためてはいないのですが、いずれそんな記録をつけても良いかも。
ちなみに最近読んだのは大好き伊坂幸太郎の『PK』。
相変わらず読み心地の良い作品を提供してくれます。
やっぱりこの作家さんは大好きです!!
とまぁ今ブログもたまには映画以外の事も書ければなと。
本の事とかカメラの事とか三線の事とか・・・ん?インドアばっか。
まっいずれ外での事も書けるでしょう。
あとはこのブログをもっと見やすい物にしなければ!!
文章力はしょうがないにしろ他の部分はもっともっと良い物にできるはず!!
どうせブログを始めたなら色んな人と繋がり読んでもらいたいですもんね。
少しづつ少しづつ・・・。
いろいろ書いてきましたが、しばらくは映画レビューブログを頑張ります(笑)
レビューのストックがたまりすぎてたまりすぎて・・・。
雑記はまたいずれかな。
2012-07-14 Sat
2008年鑑賞本数は131本。この年から一気にペースが上がりました。
やっと趣味は映画観賞と言えるようになったのはこの年ぐらいからかな。
鑑賞数も増えてきましたので2008年はベスト10とワースト5を発表!!
まずはベスト部門。
第10位
『クレイマー、クレイマー』
第9位
『バグダッドカフェ』
第8位
『ミニミニ大作戦』
第7位
『ALWAYS 三丁目の夕日』
第6位
『コーラス』
第5位
『CUBE』
第4位
『ただ、君を愛してる』
第3位
『ウォー・ダンス/響け僕らの鼓動』
第2位
『キサラギ』
第1位
『スタンド・バイ・ミー』
まず10位の『クレイマー、クレイマー』、9位の『バグダッドカフェ』は旧作で僕が本当に小さいころの作品。
世代を越えて良作と感じる作品はやっぱり名作なのでしょう。
8位の『ミニミニ大作戦』、やっぱりカッコよくてスカッとしました。
7位『ALWAYS 三丁目の夕日』、6位『コーラス -Les Choristes-』は両作品とも暖かくてホッとする良作。
そして5位の『CUBE』。
これはやっぱり初めて観たときにその世界観、設定に度肝抜かれました。
シリーズまとめて5位という事で。
4位の『ただ、君を愛してる』。
恋愛ものはあまり観ないのですが、これは良作。
レビューでも書きましたが主役の二人の形がとても素敵なんです。
思わず良いなぁって・・・。
3位の『ウォー・ダンス/響け僕らの鼓動』。
これはドキュメンタリー作品の中で生涯ベスト級。
たくさんの人に観てもらいたい作品!!
2位の『キサラギ』。
これぞ脚本の妙!!
これを観た後、もっともっと映画を観たい!!
こんな作品に出会いたい!!なんて思いました。
そしてそして第1位は『スタンド・バイ・ミー』。
これは何も言わなくてもいいでしょう。
不屈の名作ですね。
ベストはこんな感じでしょうか。
そして申し訳ないですがワースト部門。
第5位
『天使にさよなら』
第4位
『鉄人28号』
第3位
『世界の終わりという名の雑貨店』
第2位
『青い車』
第1位
『害虫』
5位と4位に関してはちょっとつまんなかったかなぁという感じ。
3位、2位、1位は後味がものすごーーく悪かったんです。
たくさん邦画を観ているとはいえワースト4作品が邦画か。
頑張ろうぜ日本!!
うーーん、やっぱりたくさんの作品の中から選ぶのは難しいですね。
その時その時のテンションで点数を付けているので今思い返してみると
「やっぱりあっちの作品が、いやいややっぱりこっちの作品が・・・いやいやいや・・・。」
となってしまう。
迷うーーーー!!
それでもその年の鑑賞した作品を思い出すのは良い事ですね。
今後も続けていきます。
という訳で2008年総括はおしまい!!
2012-07-13 Fri

2001年制作 米
監督:ロバート・アルトマン
≪キャッチコピー≫
『お茶は4時、ディナーは8時、真夜中には殺人を・・・』
≪ストーリー≫
1930年代イギリス。
ウィリアム卿邸で行われるパーティーの為に貴族達は召使いを引き連れ次々と訪れる。
優雅なパーティーの裏側にはドタバタと働きまわる下々の人間。
様々な人間の思惑がうごめく中、ウィリアム卿が殺される事件が起こる・・・。
≪感想≫
まず登場人物の多さにびっくり!!
人間関係と顔を覚えるのに一苦労・・・。集中力が必要です。
内容はサスペンスで、まぁまぁ日本の2時間ドラマでもありそうな感じですが、何気に楽しんで
観る事ができました。
めちゃくちゃ集中して観たからかな・・・。
細かいポイントを探しながら観ると良いと思います。
≪点数≫
9点
(08.12.31鑑賞)

満足ならクリック!!
2012-07-13 Fri

2007年制作 米
監督:アンドレア・ニックス・ファイン
≪キャッチコピー≫
『紛争で全てを失った子どもたち
彼らに希望を与えたのは音楽と踊りだった。』
≪ストーリー≫
-
≪感想≫
アフリカのウガンダ北部にある避難民キャンプ。
ここには反政府武装組織との内戦の中で、故郷も奪われ劣悪な環境の中での生活を
余儀なくされている人達がたくさんいる。
そこに住む深い悲しみを背負った子供達が、ウガンダでは有名な大会「全国音楽大会」に
参加するまでを描いたドキュメンタリー作品。
かなり衝撃的な作品です。
序盤から中盤にかけて子供達一人一人から語られる避難民になるまでの経緯。
戦争の中での子供達はいつも被害者。
この内戦でも、子供達は親兄弟を殺され、子供達自身も次の兵隊として反政府組織に
誘拐されている。
ある子供は両親を殺されたと話し、またある子供は自らの手で人を殺したと話す。
何も分からず親を殺されて泣いている子供。
家族との楽しかった過去を無造作に奪われた現実。
矛盾だらけの生活。
中盤まで観て正直、観ている僕自身かなり絶望的になり相当なエネルギーを消費したように思う。
「それでも世界は素晴らしい」なんて言葉はこの子達の耳には虚しく響くだけのような気がして・・・。
しかしながら、中盤から終盤にかけて音楽大会へ必死に練習しそれまでの悲しさや
苦しみを昇華させるように踊る子供達。
悲観的に見える子供達もダンスと音楽で未来への光を見出していく。
笑顔で踊る子供達、笑顔で楽器を奏でる子供達、たくさんの笑顔がそこにはあって。
この子達は、きっとまた眠れない日々が続いたり苦しいキャンプ生活が待っているのかもしれない。
だけど音楽とダンスがあるかぎり、その笑顔と生きる活力はきっと無くならないのだろうと思う。
子供達が持つ夢や希望、純粋さはやっぱり素晴らしい。
映画を観ないにしても今作のHPでどんな作品かくらいは眺めて欲しいな。
≪点数≫
10点
(08.11.22鑑賞)

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2012-07-13 Fri

2000年制作 英/米
監督:ジョエル・ハーシュマン
≪キャッチコピー≫
『ここらで、ひと花、咲かそうぜ!!』
≪ストーリー≫
ここは看守もいなけりゃ鉄格子もない開放的な刑務所エッジフィールド。
そんな変わった刑務所に、つらい過去を抱え、生きる気力を失い淡々と毎日を過ごしているコリンが収容される。
ある日、コリンは刑務所内にて庭造りの仕事を与えられる・・・。
≪感想≫
90分と短い時間、ストーリーも分かりやすくテンポよく観られました。
こういった作品は何の苦もなく観ることができてほんとに良いですね。
何気にお勧めな良作です。
ちなみに今作は実話なんですって。
へぇーーーー。
≪点数≫
9点
(08.11.16鑑賞)

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2012-07-12 Thu

2006年制作 邦
監督:渡辺 謙作
≪キャッチコピー≫
『今、一線を越える!』
≪ストーリー≫
とあるのどかな地方都市。旅行会社に勤める主人公北原は特に何が起きるわけでもない毎日を淡々と過ごしていた。
そんなある日、自分の住んでいる町がとなり町と戦争を始めることになった事を知る・・・。
とりとめて普段と変わらない毎日だが、北原は少しずつその戦争に巻き込まれていくのであった。
≪感想≫
戦争ものといっても銃撃戦があったり人の殺し合いがあったりという作品じゃあない。
ただ自分の知らないところで確実に戦争は起こっていて戦死者も出ている。
今もどこかで行われている戦争なんてものもこんな感じなんだろうか・・・。
淡々と進んでいくストーリー。
そのゆるさを保ちながらの終盤にかけての緊張感はなかなか。
遠いようで近い話、近いようで遠い話。
なんだか不思議な作品でした。
≪点数≫
7点
(08.11.15鑑賞)

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2012-07-12 Thu

2003年制作 仏/スペイン
監督:パトリック・アレサンドラン
≪キャッチコピー≫
『天使のような赤ちゃんの
悪魔のような作戦とは!?』
≪ストーリー≫
とあるダメ男が不慮の事故にあう。
悔しい気持ちのまま息絶えていく彼が目を覚ますとそこは生前恨んでいた男が立っていた。
なんと!!そのダメ男は恨んでいた男の赤ん坊に生まれ変わっていたのだ!!
ダメ男は自分の事を溺愛してくれるパパを困らす事にしたのだが・・・。
≪感想≫
この設定・・・なぁんか聞いたことあるなぁ・・・。
そういえばこんなマンガがあったような・・・。
うーーーん、なんだっけかな・・・。
気になるよーー・・・。
とまぁそれは置いといて、赤ちゃんが主役と言う事で、可愛い作品に仕上がっていました。
内容は結構ブラックな感じだったんだけど、そんなことよりも赤ちゃんの可愛さが勝っていて・・・。
そしてエンディング。
なんとまぁオシャレなこと!!
さすが仏映画といったところでしょうか。
≪点数≫
8点
(08.11.03鑑賞)

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2012-07-11 Wed

2004年制作 邦
監督:萩生田 宏治
≪キャッチコピー≫
『君に出会えて、僕はほんの少しだけ大人になった。』
≪ストーリー≫
母の再婚のために田舎に帰ってきた主人公晴男。
そこで偶然昔の彼女に再会。彼女は田舎を出ていたが離婚し娘と帰ってきているのだと言う。
久しぶりの好きだった人との会話。
その中で娘はあなたの子よと告げられる・・・。
そして次の日、彼女の家に訪ねると彼女はいなくなっていた。残された娘と母親を探し始める晴男・・・。
≪感想≫
このキャッチコピーに嘘偽りなし!!
ビタッとはまっています。
静かで良質、後味も良い作品でした。
やっぱり西島秀俊は素晴らしい!!
時には短めのレビューで失礼します。
本当に良い作品だったもので・・・。
≪点数≫
8点
(08.10.25鑑賞)

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2012-07-11 Wed

2006年制作 英/米
監督:マーク・フランシス, ニック・フランシス
≪キャッチコピー≫
『毎日の1杯から知る、地球の裏側。』
≪ストーリー≫
最も日常的な飲み物として愛され、全世界で1日あたり約20億杯も消費されているコーヒーは
巨大な国際的貿易商品になったが、コーヒー農家の多くは困窮から破産に追い込まれるケースも少なくない。
カメラはそんなコーヒー産業の実態を暴きながら公正な取引を求めて世界中を飛び回る
タデッセ・メスケラという男の姿を追う。
≪感想≫
近年、世界の様々な問題を取り上げたドキュメンタリー映画が増えているような気がする。
本当に増えてきているのか、はたまた僕が気に留めるようになったのか・・・。
まぁそれはいいとして、こういった映画が増えるのはとても良いことじゃないでしょうか。
僕達も少なからず係わっているんだけど、なかなか気付きにくい事、そしていろんな問題を
多面的に見ることができるから。
そしてそれがきっと自分のよりよい選択に、世界のよりよい選択に繋がってくるから。
今作もその手のドキュメンタリー映画。
日頃、皆が愛飲しているコーヒー。
例えばある大手チェーン店の1杯330円のコーヒー。
その1杯分のコーヒー豆の生産者にもたらされる利益はわずか3~5円程度。
生産者達の現状。
フェアトレードの必要性。
WTO(世界貿易機関)内での途上国の位置づけ。
先進国の対応。
淡々と流れる映像の中に見え隠れする内情に衝撃を受ける。
この映画を通して色んなものが見えてきた。
また一歩踏み出すことのできる情報がここにありました。
≪点数≫
10点
(08.10.24鑑賞)

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2012-07-11 Wed

2004年制作 邦
監督:奥原 浩志
≪キャッチコピー≫
『ただ、どうしようもなく、好き。』
≪ストーリー≫
リチオは子どもの時に大きな事故に遭い九死に一生を得た。
目もとにはその時に出来た傷が今も残っていた。その傷を隠すためいつもサングラスをしているリチオ。
中古レコード店で働きながらも、言いようのない苛立ちや孤独感を抱え、周囲に心を閉ざして生きていた。
恋人アケミでさえ、そんなリチオに対して埋めようのない溝を感じ始めていた。
ある日、リチオは街で偶然アケミの妹このみと出会う。
大学受験を控えて漠然とした焦りや不安を抱えるこのみ。
彼女はまるで自分に興味を示さないリチオを食事に誘い、そのまま彼のアパートまで足を運ぶのだった。
≪感想≫
心に闇を抱えた男とその彼女姉妹の三角関係を描いたストーリー。
恋愛映画かと言えばそんな感じもするし、人間の葛藤を描いた映画と言えばそんな感じもするし・・・。
むむむ・・・正直、ストーリーにしろ雰囲気にしろ伝えにくいなぁ・・・。
ちょっとよく分からない映画でした。
共感があまりにも少なかったもので・・・。
出演者のARATA・宮崎あおい・麻生久美子。
この三人の中で誰か一人のファンであれば文句なしに楽しめる作品だとおもいます。
いわゆる作品の空気感で想像力をかき立てる作品かと。
≪点数≫
3点
(08.10.19鑑賞)

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2012-07-10 Tue

2001年制作 米
監督:ボブ・ジラルディ
≪キャッチコピー≫
『キッチンより愛をこめて』
≪ストーリー≫
ニューヨークのとあるイタリアンレストラン「ジジーノ」。
オーナーの親友がギャングに殺されるところから物語は始まる。
そしてある日の夜・・・その日は格段忙しく客が溢れかえっていた。
≪感想≫
ストーリーはレストランのみで進んでいき、そこで巻き起こる様々な事件を描く。
オーナー親子の確執、裏で巻き起こるギャングとの話し合い、変わった客達、その他もろもろ・・・。
こんな小さなレストランの中にもこんなにもドラマがある。
めちゃくちゃ内容が詰まっているのに決して野暮ったくない。
普通はごちゃごちゃしていて訳がわからなくなっちゃいそうですが・・・。
今作はむしろ軽くてテンポ良く、ちょうどいいぐらいのテンションで物語が進みラストのあの展開も
グッと引き込まれました。
観賞後は少し爽快感が残っていたりなんかして。
いやぁー良いですねぇ・・・。
満足、満足。
≪点数≫
9点
(08.10.18鑑賞)

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