2012-06-20 Wed

2001年制作 邦
監督:大谷 健太郎
≪キャッチコピー≫
『“勝負”が彼女たちの仕事』
≪ストーリー≫
姉妹そろって女流棋士というちょっと変わった職業に就いた姉・麻美と妹・里奈。
麻美はサラリーマンの一哉と結婚したばかり。
一哉が、“将棋が優先”という麻美を説得して3年間の試験的同棲の末入籍した。
一方の里奈には弘樹という売れないミュージシャンの彼氏がいた。
しかし、最近は両方ともあまりうまく行っていない。
このところ対局で負けてばかりでスランプ状態の麻美は、結婚のせいとばかり夫と喧嘩の毎日。
里奈のほうも、弘樹に家事をまかせて、自分が元カレと遊んでいたことがバレて険悪な状態に。
いつしか姉妹の仲までこじれてしまい……。
≪感想≫
この作品、一風変わった設定。
性格も状況も似たもの同士の二人の姉妹と旦那・彼を加えた四人のラブコメもの。
物凄くわがままで口が達者な姉妹。
彼や旦那との会話は喧嘩ばかり・・・。言ってることは分かる気もするが言われた方は
たまったもんじゃない。
その言葉を怒りつつも飲み込む彼や旦那はほんと器がでけぇなぁ・・・。
設定は女流棋士の世界でなかなか普通の生活している人には遠い存在だが、作品自体の内容は
とても身近で今もどこかでこういう事が起こっているんだろうなってな感じ。
こういう後味の悪くない、とても身近な日常を切り取った様な作品、悪くないです。
≪点数≫
5点
(08.07.12鑑賞)

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2012-06-20 Wed

2002年制作 ニュージーランド
監督:ニキ・カーロ
≪キャッチコピー≫
『運命に、立ち向かえ。』
≪ストーリー≫
ニュージーランドに伝統ある格式を重んじる村がある。
この村の先祖はクジラに乗ってたどり着いたという言い伝えがあった。
その村の族長は孫の誕生を待ちわび男の子なら伝説の勇者パイケアの生まれ変わりとし伝統をついで欲しいと考えていた。
長男の嫁は男の子と女の子の双子を出産するが男の子と嫁は出産後死亡。女の子だけ生き残るが・・・。
≪感想≫
ストーリーはその生き残った女の子パイのお話です。
じいちゃんはそれなりに可愛がってくれるが、やはり女の子には伝統を継がせることは
できないと考えている。
かなり頑固でかたっくるしい族長です。
しかしただの偏屈じじいではなく族長としての重圧や責任感、そう考えるのも無理ないなぁ
なんて思えるような写し方。
大なり小なりどこの家庭や社会、地域にもありそうな話ですな。
変わりゆく社会に変わることのない格式。
一人だけの問題ではないけれど柔軟に生きたいものです。
パイを演じた女の子はこの作品でアカデミー主演女優賞にノミネートされたようです。
なるほど・・・うん・・・納得です。
≪点数≫
6点
(08.07.05鑑賞)

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2012-06-20 Wed

2005年制作 米
監督:ジム・ジャームッシュ
≪キャッチコピー≫
『人生は思いがけない驚きを運んでくる』
≪ストーリー≫
若い頃はブイブイいわしていた元プレイボーイの主人公ドン。
ある日恋人に家を去られ途方に暮れていたら一通の手紙がドンのもとに届けられる。
その内容は自分に19歳になる息子がいるという事であった。
まったく知らなかったドンは20年前に付き合っていた女性をリストアップし一人一人会いに行くことになったのだが・・・。
≪感想≫
ちょっとインテリチックな独特で静かな空気感。
老若男女に好かれるような作品ではないかもしれませんね。
なにしろ主人公ドンは感情の起伏がほとんどなく表情、台詞ともに少ない。
その微妙な変化を観察して心理的なことを読み取っていくのはなかなかね・・・。
終盤にかけて段々とドンの人間性に色づきはじめたかと思えばスパッとエンディング。
観た人にその後を創造させる切り口。
こういう作品は観終わって夜、寝床について静かになった時にじわりじわりと考えさせられますなぁ。
少し気になったのが音楽。
この音楽がとてもいい意味でこの作品を観やすくし、空気をかるーーくしてました。
一人黄昏時にゆるく眺める事のできる作品でした。
≪点数≫
6点
(08.07.04鑑賞)

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2012-06-20 Wed

2001年制作 邦
監督:三池 崇史
≪キャッチコピー≫
『ハッピーが生えてきた。』
≪ストーリー≫
平々凡々な女子高生と公務員。二人はある日ふと目覚めると自分のお尻からしっぽが生えている事に気付く。
二人はしっぽが生えてきた事をひた隠しにするが次第にばれていき・・・。
≪感想≫
ストーリーだけ見ていると、どれだけのありえない話でわらかしてくれるんだろうと思いきや案外そうでもなかったです。
なんとなぁくつじつまが合っていて物語にリアリティを持たした作品だったのでは。
途方も無いくらいのファンタジーを期待して観た僕にとっては物足りなく、もっといききって欲しかったなぁってな感じ。
こういう作品はもっとやりたい放題やってもらったほうが面白くなるかも・・・。
しっぽの存在が世間にばれだして、物凄いマスコミや社会に踊らされていく人達・・・。
結構大げさに描かれていたんだけど、今となっちゃあ結構ありそうな話でびっくりしました。
良くも悪くも人間って下世話ですね。
正直、少し老いてしまった僕には少し物足りない作品でした。
中学生ぐらいの時に観たかったな。
若かりし頃の宮崎あおい、大泉洋を観たい人は借りてみてもいいかも。
≪点数≫
4点
(08.07.02鑑賞)

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