2012-06-15 Fri

2002年制作 中
監督:チャン・イーモウ
≪キャッチコピー≫
『ありがとう 生まれて初めての笑顔です』
≪ストーリー≫
失業中の主人公チャオは結婚したくてたまらない。
ある日チャオは旅館の社長と偽ってお見合いをする。
そして、事情により見合い相手の前夫の連れ子を預かることになるのだが、
その娘は盲目の少女だった・・・。
≪感想≫
お金もない・仕事もないダメ親父・・・。
だけど「ボロは着てても心は錦」。
心の奥の奥のほうにある不細工で大雑把な優しさが少女を救っていく。
なんだろう・・・無意識で何にも飾らない無償の優しさってこんなきっと
こんな感じなんだろうなって。
愛すべき生粋のお人好しなダメ親父です!!
ちょっとハッピーエンドとは言えない終わり方・・・。
ダメ親父・少女、二人の今後の幸せを祈らずにはいられない。
観終わった後にジワジワとくる作品です。
現に今この感想を書きながら点数を一つ上げてしまっていたりして・・・。
じぃーーーーーん・・・。
≪点数≫
8点
(08.06.05鑑賞)

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2012-06-15 Fri

2006年制作 伊/仏
監督:ジュリー・ガヴラス
≪キャッチコピー≫
『やっぱり大人は判ってくれない』
≪ストーリー≫
何不自由なく暮らしていたアンナ一家。ある日伯父さんが死んだのをきっかけに
両親はチリへ旅立つ。
そして帰ってきたと思ったら生活は一転。
父親が共産主義者になっちゃたのだ!!
おかげで、アンナの周りは急変。カトリックスクールで行われる宗教の授業は
一人だけ自習・・・大好きだったお手伝いのキューバ人は解雇・・・次に来た
ギリシア人のお手伝いさんも仲良くなったと思ったらまた交換・・・挙句の果てには
裕福だった家庭も貧乏になり家も狭くなる始末。
お父さんの周りには毎日色んなお客さんが来るし、お母さんはお母さんで
何やら部屋で色んな女の人にインタビュー活動を行っている。
家族の時間もドンドン減っていく。
大人のエゴに振りまわされてアンナの不満は募るばかり・・・。
アンナは不満を爆発させながらも自分の居場所を作っていくが・・・。
≪感想≫
時は1970年代前半。
9歳の少女アンナを通して激動の時代を眺める。
共産主義・五月革命・アジェンデ政権・ウーマンリブ運動・核戦争・フィデルカストロなどなど
たくさんの政治的用語が出てくる本作品。
1970年代のフランス・スペイン・チリ・ギリシア・ベトナム・キューバ等々色んな国の
時代背景を知ることができます。
少女アンナの目を通して描かれているので何も分からない人にでもわかりやすく
仕上がっていていい感じ。
まぁ、予備知識を持ってみたほうがもっと楽しめたかもね・・・反省・・・。
以前観た作品『それでも生きる子供たちへ』で描かれていた子供達のように純粋ゆえに
持ち合わせる順応性。
そして『ペルセポリス』で描かれていたマルジに見た女性が持つ逞しさ。
その二つを持ってアンナは自分の「居場所」を作っていく。
この子、ほんとにタフだなぁ・・・。
少し重い感じの映画に見えるかもしれないけどそんなこたぁない。
けして重すぎず軽すぎず、上手い具合に笑いも散りばめられていて、
そのくせ考えさせられることもたくさん。
女性の監督が撮ったからなのかな。
兎にも角にもすごく愛らしくてキュートな作品です!!
≪点数≫
8点
(08.06.02鑑賞)

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2012-06-15 Fri

2004年制作 仏
監督:クリストフ・バラティエ
≪キャッチコピー≫
『涙がこぼれそうなとき、歌があった。』
≪ストーリー≫
世界的指揮者として知られるピエールは、母の葬儀のために故郷へ戻る。
そんなピエールのもとに子供時代を一緒に過ごしたペピノが現れ、幼い日にピエールの生き方を
変えてくれたひとりの音楽教師の残した形見の日記を手渡す。
≪感想≫
これまたいい作品に出会ってしまいました。
子供達が歌うシーンには鳥肌立ちまくり!!
うーん・・・なんでしょうか・・・。
歌詞も分からない、その歌が放つメッセージの本質も分かっていないのにしびれあがる心。
きっとそれは、子供達から生まれる限りなく透明に近い声のせい。
そして、その声が綺麗なメロディに乗って耳に届いてくる。
ふつふつと湧き上がる感動。
やっぱり音楽って凄いなぁなんて思ったりなんかして。
感動の歌声もそうなんだけどストーリーも面白かったです。
所々散りばめられた笑いも柔らかくていい感じ。
こんなところにベタボメな一作みっけ。
僕的にはラストシーンがめちゃくちゃ大好き!!
お洒落で粋なんだよなぁ・・・。
やっぱり純粋無垢な子供達には勝てねーや。
≪点数≫
10点
(08.06.01鑑賞)

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