2012-06-13 Wed

2004年制作 邦
監督:佐々部 清
≪キャッチコピー≫
『お父さん、あなたの昭和は幸せでしたか?』
≪ストーリー≫
昭和30年代、映画館には映画と映画の間に舞台で歌などを披露する幕間芸人という人物が存在した。
ライターの香織は一通の投稿ハガキからその幕間芸人について取材を始める。
≪感想≫
古き良き時代と言われる昭和の風景を懐かしむ映画かと思えば少し違う。
在日韓国人の芸人とその家族の歴史を振り返り、父娘の絆を取り戻していくという
ハートフルな作品でした。
他にも香織の親子の話、昔の恋の話などをうまく織り交ぜて静かに、
そして穏やかに流れるストーリー。
けしておしつけがましい訳ではなく、控えめな良作でした。
≪点数≫
8点
(08.05.17鑑賞)

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2012-06-13 Wed

2004年制作 英
監督:ショーナ・オーバック
≪キャッチコピー≫
『パパからの手紙だけが、ぼくの心の支えだった。』
≪ストーリー≫
ある理由で引越しを繰り返す家族。
ばぁちゃん・お母さん・そして一人息子のフランキー。
難聴のフランキーは船乗りで航海に出ている父親に手紙を送り続けているんだけど、
実際は父親は船なんかに乗っていない。
実は隠れて母親が手紙を受け取ってやりとりをしていたのだ。
何も知らないフランキーはある日、父親が乗っている船が近くに寄港すると聞いて喜ぶ。
困った母親は、嘘の父親を用意しフランキーと会わせることにするのであった・・・。
≪感想≫
いやぁー沁みた!!
穏やかな空気感に演出・そして音楽。優しさ満点の作品です。
ありがちで完全なるお涙ちょうだい映画ではなく、ストーリーにリアリティを
持たせることによって生まれる危うさ。
演出の妙です。
一見の価値あり。
≪点数≫
10点
(08.05.15鑑賞)

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2012-06-13 Wed

1974年制作 米
監督:サム・ペキンパー
≪キャッチコピー≫
『百万ドルが 俺を動かしたのか! その首が俺を走らせたのか!
25人の命を血に染めて 愛と暴力に散った ベニーの生きざま』
≪ストーリー≫
メキシコの大地主が愛娘を妊娠させた男、ガルシアの首に賞金を懸けた。
酒場のしがないピアノ弾きベニーは、情婦のエリータからガルシアが
既にこの世にない事を聞かされ、エリータと共にガルシアが葬られた彼の故郷を目指す。
だが、同じく懸賞金を狙う男たちがベニーの後を追っていた。
やがて、墓場に到着したベニーはガルシアの墓を暴こうとするが……。
≪感想≫ ※ネタバレ注意!!
追われる男ガルシアのお話かと思ったら当のガルシアの登場は写真のみ。
本筋は、ガルシア探しに巻き込まれたバーのしがないピアノ弾きベニーの話。
ベニーは欲望のまま突っ走り、それが悪いほうへ悪いほうへ転がっていき
大事なものを失ってしまう。
そしてついには自分の命まで失ってしまいます。
ハードボイルドには程遠いけど、ベニーの姿は何だかダサカッコイイ。
自らの過ちを回収していく展開に思わず見入ってしまいました。
あと、だいぶ昔の映像なので少し粗が見受けられたけど、それが逆にラストにどんでん返しが
あるんじゃないかなんて期待を持たせる演出に見えて何だか得した気分。
親父世代が好きそうなむかぁーしむかしの映画です。
≪点数≫
6点
(08.05.13鑑賞)

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