2012-06-12 Tue

2006年制作 邦
監督:是枝 裕和
≪キャッチコピー≫
『岡田准一 改メ 青木宗左衛門』
≪ストーリー≫
仇討ちに藩が賞金を出していた元禄十五年に、田舎侍の宗左衛門(岡田准一)は、
父の仇討ちのために江戸に出てくる。
しかし、剣の腕がからきし立たない宗左衛門は、貧しいながらも人情味あふれる
長屋で暮らす間に、仇討ちをしない人生もあることに気づかされる。宗左衛門は、
仇討ちに対して疑問を抱き始めるが…。
≪感想≫
物語の主線は主人公・宗左衛門の仇討話なんだけど長屋街に住む他の住民達のストーリーも
絡めながら進んでいく。
長屋街にすむ人達それぞれが、それぞれの幸せの形を模索し奔走する。
それは誰も傷つくことの無いほっこりしたストーリー。
んーーーー・・・何でしょうか。
終始穏やかな空気感でどこか暖かい。
そんな優しい映画ですな。
時代劇なんだけど、そこまで設定がかっちりしていないので時代劇が苦手な方もサクッと
観ることができると思います。
逆に本格的な時代劇だと期待して見るとガッカリするかも・・・。
僕的にはこの空気感、好きです。
≪点数≫
7点
(08.05.10鑑賞)

満足ならクリック!!
スポンサーサイト
2012-06-12 Tue

2007年制作 仏
監督:マルジャン・サトラピ, ヴァンサン・パロノー
≪キャッチコピー≫
『ロックとユーモアとちょっぴりの反抗心を胸に』
≪ストーリー≫
1978年のテヘランに住む9歳の少女マルジ(ガブリエル・ロペス)は、
両親や祖母とともに何不自由なく暮らしていた。
そんなある日、革命が始まり、新イスラム共和国が誕生。
反政府主義者として投獄されていたアヌーシュおじさん(フランソワ・ジェローム)も解放され、
マルジは彼からさまざまなことを教えてもらうが、その後アヌーシュは新政府に逮捕されてしまう。
≪感想≫
モノクロチックな映像、妙に気をひくデザイン、フランス語で織り成すやわらかい空気。
良い作品に出会いました。
ストーリーは、この映画の監督でもある女性マルジの半生記。
まずマルジは小さい頃イスラム革命を体験。周りでデモが起こる中、
沢山の犠牲者を目のあたりにしていく。
そして中学生ぐらいになるとイラン・イラク戦争が勃発。
マルジは戦禍を逃れるためオーストリアに留学。
留学先ではお国柄の違いからなかなか心を通わす事のできる仲間が見つからない。
たとえ恋をしても、彼がゲイであったり浮気をされたりとそこでも波乱万丈な生活をおくる。
結局マルジは何年かで故郷イランに帰ることになっちゃう。
イランに戻ったマルジは大学に入り友達を作り恋人を作り、そして結婚。
だけどまた色々あり離婚。
なんて波乱万丈な人生!!
流れだけ見ているとくらーい感じがするんだけど、まったくそんな事は無い。
むしろ、所々クスクス笑えるところもありかるーく見ることができる作品だと思います。
両親からの愛情、祖母からの教訓、叔父からの教え・・・。
全てがマルジが持つタフネスへと繋がる。
家族の絆って素晴らしい!!
社会情勢・文化・宗教の違いから生まれる環境、
そして人が持つ強さをまた一つ知ることができました。
この作品を見ることでイランの歴史や文化の一部分を
知ることができるのでぜひとも一度ご鑑賞を!!
余談ですが最後の1シーンのあの哀愁感・・・たまりませんねぇ・・・。
≪点数≫
9点
(08.05.07鑑賞)
こちら原作のマンガ。
読みたいなぁ。

満足ならクリック!!
2012-06-12 Tue

1990年制作 米
監督:ウォーレン・ベイティ
≪キャッチコピー≫
『悪がはびこる犯罪都市に心優しきタフな刑事とみなしごキッドが立ちあがる。』
≪ストーリー≫
悪の華が咲き誇る1930年代の大都会。
街は情け無用の大立者、ビック・ボーイ・キャプリスに牛耳られていた。
正義を守る男ディック・トレイシーは日夜悪と戦っていたが、中でもこのビック・ボーイは
彼の宿敵だった……。
≪感想≫
人気アメコミを実写化した本作。
コミックが元なので主人公のディック・トレイシーはもっと凄腕でスペシャルな奴かと思いきや、
案外そうでもなかったね・・・。
もっと浮世離れした強さと規格外の行動を想像してたので、ちょいとがっかりしました。
但し!!
キャラクターのフォルムは特殊メイクバッチリで気持ちの良い風体に仕上がってます。
ストーリーはともかくコミックならではの色使い、キャラクター達は一見の価値ありです。
あと、鑑賞後に知ってびっくり!!
アル・パチーノ, マドンナ, ダスティン・ホフマン, キャシー・ベイツとそうそうたるメンバー。
意外に豪華キャストだったんですね・・・。
知らなんだ・・・。
≪点数≫
5点
(08.05.05鑑賞)

満足ならクリック!!