2012-06-11 Mon

1983年制作 邦
監督:森田 芳光
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
出来のいい兄とは反対に、問題児の中学3年の弟・沼田茂之。
高校受験を控えて、家庭教師としてやって来たのは三流大学の7年生でなぜか
植物図鑑を持ち歩く吉本勝という奇妙な男だった……。
≪感想≫
一昔前の作品なので時代描写と現代の価値観に少しズレがあるんだけど家庭の悩みなんてものの
根底はいつでも似たもの。
今観たって何の問題もありません。
ただ、学校でテストを返される時、点数の悪い順に返していく先生、口答えをすると有無を
言わさずビンタをする家庭教師・・・今じゃすぐ問題になっちゃうね。
とにかく松田優作演じる家庭教師は破天荒極まりない!!
その他登場人物もそれぞれアクが強くてイロモノ揃いです。
ゲラゲラ笑うのではなく思わずニヤリと笑ってしまう作品でした。
≪点数≫
7点
(08.05.05鑑賞)

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2012-06-11 Mon

2005年制作 邦
監督:市川 準
≪キャッチコピー≫
『父は黙ったまま、私たちに最後の授業をする』
≪ストーリー≫
余命少ない父親が最後の時間を家族と過ごすため家に戻ってきた。
息子は小学校の教師をしているが、学校での出来事、そして父親の介護をしていく中で
人生とは「死」とは何かを考え出す。
≪感想≫
まだまだ若輩者の私。
とにかくガムシャラに淡々と毎日を送っている訳で・・・。
「死」や「生」と真剣に向き合う事は、あまりにも非現実すぎるので考えることがあまり無い。
そんな私に、この作品は「生死」、特に「死」と言う身近にある形無いものと
向き合う時間を与えてくれました。
「日々を大切に・・・」と言うようなメッセージではなく、人の「死」について、
そして命の尊さを教えてくれたあたたかな作品。
≪点数≫
7点
(08.05.04鑑賞)

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2012-06-11 Mon
2006年制作 邦監督:柿本 ケンサク
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
病院のベッドに横たわる瀕死の男、修治。
気がつくと、彼は赤い箱の中にいた。
同じように、孤独な死刑囚・稔、合コン好きな女子大生・リカ、
自分に自信のない女・果穂、自分の存在を否定する色男・賢作、
夫の帰りを待つ平凡な主婦・泰子、女に裏切られたデザイナー・サチオが、
それぞれ色とりどりの箱に閉じ込められていた…。
≪感想≫
ある7人の男女がふと目を覚ますとそれぞれ別々の色分けされた箱部屋の中に
閉じ込められている。
それぞれはここがどこなのか何の為にここにいるのかを考えるのだが・・・。
この展開は「CUBE」の様なサスペンス的なものか??と思いきやまったく違う。
いわゆる一つの自己啓発作品です。
大まかに書いてしまうと、それぞれが絶望を抱いているが為にこの部屋に入り込んでしまっていて
最後には希望を取り戻す流れ。
途中まではあまりにも絶望的すぎてブルーになるけど、最後はきちんと明るく締めてくれる。
うん・・・きもちの良い終わり方ですね。
白いおっちゃんの台詞の中に「絶望の中にしか希望は無い」という言葉があった。
確かに物事を相対的に見ると表裏一体となって絶望から希望、
不幸から幸福を見出すことはできるんでしょう。
でもね・・・。
相対的に見なくても絶対的な希望や幸福も中にはあると思うんだけどなぁ・・・。
まっ、もちろんその台詞も理にかなっていて、とっても良い言葉であることは
間違いないんだけどね。
ちょいと乙な作品です。
そういや、それぞれが閉じ込められた箱部屋は何で色分けする必要があったのかなぁ・・・。
まっ、独り言です。
≪点数≫
7点
(08.05.04鑑賞)

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2012-06-11 Mon

2002年制作 米
監督:アレクサンダー・ペイン
≪キャッチコピー≫
『すべての人生を失くした日、人生最高の贈りものが届いた。』
≪ストーリー≫
アメリカ中西部オマハ。
この日、勤め先の保険会社で定年退職の日を迎える66歳のウォーレン・シュミット。
彼はこれまで妻ヘレンと今は離れて暮らす娘ジーニーと共に、
平凡だが特に不満のない人生を送ってきた。
そして次の日から新たな人生を歩むことになる。
しかし、翌朝目覚めてみると、シュミットは会社中心の生活リズムが染みついていたせいか
手持ち無沙汰になる日々が続いた。
そんなある日、妻ヘレンが急死する。
そして葬儀の準備に追われるシュミットのもとへ、愛娘ジーニーが婚約者ランドールを伴い
戻ってくるのだった…。
≪感想≫
僕の親父ぐらいの年代の人達ってきっとこういう事があるのかもしれないなぁなんて。
毎日あくせく働いて、仕事から帰って眠りにつくも横には変わり果てた妻の姿、
そして愛する娘は訳の分からない婿を連れてくる始末・・・。
どれもこれもありえそうな話でリアリティ抜群です。
自分がシュミット氏と同じぐらいの年齢になったらもう一度観てみたい作品です。
そん時は、結婚してるのか、はたまた独身か・・・。
家族が増えているのか、減っているのか・・・。
はてさてどうなっているのやら。
≪点数≫
6点
(08.05.03鑑賞)

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