2012-06-09 Sat

1976年制作 米
監督:マーティン・スコセッシ
≪キャッチコピー≫
『ダウンタウンのざわめき…街の女 光のカクテル…
濡れたアスファルト けだるいジャズの吐息…
ニューヨークの夜が、ひそやかな何かをはらんで いま、明けてゆく…』
≪ストーリー≫
ベトナム帰りの青年トラヴィス・ビックルは夜の街をタクシーで流しながら、
世界の不浄さに苛立ちを感じていた。
大統領候補の選挙事務所に勤めるベッツィと親しくなるトラヴィスだったが、
彼女をポルノ映画館に誘ったことで絶交されてしまう。
やがて、闇ルートから銃を手に入れたトラヴィスは自己鍛錬を始めるが、
そんな彼の胸中にひとつの計画が沸き上がる……。
≪感想≫
新米タクシードライバーのトラヴィスは今日も深夜の薄汚れた街を走る。
売春・薬・強盗・あらゆる悪がこの街にはびこっている。
そんな世の中に、どうしようもない苛立ちを覚えるトラヴィス・・・。
作品を観た後、ある歌のワンフレーズを思い出した。
「俺は今夜爆発する」
トラヴィスも鬱積した怒りを爆発させた!!
何をどうしていいのか分からない怒り。
何だか無性にやるせない怒り。
誰からも愛されていないという事実。
孤独が狂気に変わる。
もう誰も止めることはできやしねーぜ!!
何だか現代社会の事件にも通ずるものがあるなぁなんて思いました。
余談ですが、若き日のジョディ・フォスターが出演していますね。
可愛らしいなぁ・・・。
≪点数≫
9点
(08.04.29鑑賞)
こちらマーシー。
とある歌詞とは「煙突のある街」の一節。

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2012-06-09 Sat

2000年制作 英
監督:スチュワート・サッグ
≪キャッチコピー≫
『心に愛とピストルを。』
≪ストーリー≫
フィリックスはかつて、このロンドンを根城に活動する組織の中でNo.1の殺し屋だった。
だが、最近歳と共に腕の衰えを自覚してきた彼は、25年務めてきたこの稼業から
足を洗うことを決意、弟子ジミーに後を継がせて引退する。
しかし、“殺し屋は死ぬまで殺し屋”という掟を破ったとして組織のボスは
フィリックスの殺害を画策する。
その頃、フィリックスは生活していくために新たな職に就こうとしていた。
知り合いのアンティーク密輸業者に持ちかけられたその仕事とは、33年間一歩も外に出すことなく
大事に育てられた息子ババの子守というものだった。
≪感想≫
組織との戦いを描いたハードボイルドな部分。
33年間も外に出たことの無い何も知らない子供のまま成長したベベとの交流を
描いたコメディな部分。
うまくバランスが取れていてとても面白かったです。
つまるところ、べべもフィリックスもいわゆる社会には適合していない人間。
どちらも言わば籠の中の鳥。
その二人の心が打ち解けあい寄り添っていく過程はたまらない。
そして殺し屋時代の愛弟子ジミーとの関係、これまたたまらない。
衣装や音楽にもこだわっている様でいい感じ。
特にオープニングテーマは何気に洒落てて良かったです。
本当に見応えのある作品でした。
だけどやっぱりハッピーエンドが見たくなってしまったので8点。
しっかしこのキャッチコピー。
イカしてるぅー!!
≪点数≫
8点
(08.04.29鑑賞)

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2012-06-09 Sat

2005年制作 邦
監督:本広 克行
≪キャッチコピー≫
『BACK TO THE 昨日!!!』
≪ストーリー≫
とある大学のSF研究会の部室には、前日にクーラーのリモコンが壊れ、
猛暑に悩む部員たちがいた。
ところが彼らは部屋の隅にタイムマシンがあることを発見、
「昨日に戻ってリモコンを取ってこよう」ということになり、乗り込んでみるが……。
≪感想≫
完全に青春ドタバタ喜劇です。
最初にたんまり伏線をはっておきそれをドンドン回収していく流れ。
設定もしっかりしている上に色んなところに遊び心が加わっているので
最後まで飽きずに観れる様になっています。
しっかし、この作品の中の年頃の奴らはいい感じで突き抜けてますねぇ・・・。
学生ならではの突っ走り方、ノリが上手く描かれていて見ているこっちも一緒に
ハラハラドキドキ。
途中であまりのアホさに腹がたったりしてね。
昔の自分を思いだしますなぁ。
あっつい季節のあっつい青春!!
あっついあっつい季節に見るにはもってこいの作品です!!
≪点数≫
8点
(08.04.27鑑賞)

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