2012-05-27 Sun

2005年制作 邦
監督:三木 聡
≪キャッチコピー≫
『精神科医・伊良部一郎
こう見えても診療中!』
≪ストーリー≫
中堅メーカーに勤務する営業マン・田口(オダギリジョー)は、ある日突然、
継続性勃起症になってしまう。
一方、ルポライターの岩村(市川実和子)は家のガスの元栓を
閉めたかということから始まり、確認行為の慣習化による強迫神経症になる。
そして田口と岩村は伊良部総合病院の精神科に通うはめになり……。
≪感想≫
伊良部総合病院に来る患者は変わった病状の患者ばかり。
だけど医者の伊良部はさらに変わっていてぶっ飛んでいる。
そんな医者と患者達とのドタバタ劇。
とにかく小刻みに笑いをぶつけてくる作品です。
脇役も含めそれぞれのキャラクターが個性的で面白い。
少し情けないサラリーマンのオダギリジョー、ぶっ飛んだ医者の松尾スズキ、
変わった上司のふせえりなどなど。
飽きずに観ることができました。
この作品は続編も作れるのでは。
だって結局の所、伊良部さんはきっかけを与えているだけで
治療らしい治療はしていないんだもんなぁ・・・。
プール依存症の男のその後も気になるし。
あ、あと原作本もあるようなのでそっちも読んでみたいですな。
≪点数≫
5点
(07.12.08鑑賞)
こちら原作。
未読です。

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2012-05-27 Sun

1996年制作 邦
監督: 岩井 俊二
≪キャッチコピー≫
『 - 』
≪ストーリー≫
双子の妹を殺してしまい精神病院に送られたココ。
彼女はそこでツムジとサトルという2人の青年と出会う。
2人にならって病院の塀の上を歩く“探検”に加わるココ。
やがて彼女は塀の上なら問題ないといって、隣の塀に飛び移る。
ツムジとサトルの2人も恐る恐る後に続く…。
≪感想≫
以前観た「リリイ・シュシュのすべて」の岩井俊二監督作品。
リリィ・シュシュにしてもそうでしたが、とにかく映像・音楽が美しい。
リリィ・シュシュを観たときは綺麗と言う感想は生まれなかったけど、
今回この作品を見て「なるほどね・・・。」と思いました。
やっと岩井俊二監督の撮り方が少しだけわかったような気がします。
確かに映像・音楽は切なくて美しい。
ただしストーリーはやっぱり悲観的というか絶望的というか・・・。
リリィ・シュシュの時と同じく観終わった後は何かやるせない。
これまたもう一度観るには、物凄く勇気がいる作品。
余談ですが、この作品をきっかけに浅野・Chara元夫妻は出会ったんだって。
へぇー・へぇー・へぇー。
≪点数≫
4点
(07.11.29鑑賞)

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2012-05-27 Sun

2005年制作 邦
監督:竹内 スグル、実相寺 昭雄、佐藤 寿保、カネコ アツシ
≪キャッチコピー≫
『世にも美しいスウィートな地獄』
≪ストーリー≫
-
≪感想≫
「火星の運河」「鏡地獄」「芋虫」「蟲」と江戸川乱歩の同盟小説を映像化。
4人の監督が撮った4話のオムニバス。
僕にとっての江戸川乱歩と言えばやはり少年探偵シリーズ。
明智探偵や小林少年が二十面相と対決するあのシリーズ。
20冊ぐらいは集めていたなぁ・・・。
さてこの映画の話だが、子供の頃に読んだあの本達とは大違い!!
どの作品も人間の深層心理を描いていて毒もたっぷり含んだ作品になっている。
音楽も映像も凝っていてどこかダークな感じ。
4話とも違う監督が撮ったみたいだけど、何となくテーマにブレが無いというか
一貫していたのでは。
観た感想は・・・まぁ・・・んー・・・まぁ・・・まぁ・・・まぁ・・・・。
≪点数≫
3点
(07.11.27鑑賞)
こちら江戸川乱歩。
懐かしい・・・。

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2012-05-27 Sun

2006年制作 米
監督:リンダ・ハッテンドーフ
≪キャッチコピー≫
『ニューヨークのストリート・アーティスト ジミー・ミリキタニ 80年の数奇な反骨人生──』
≪ストーリー≫
2001年、リンダ・ハッテンドーフはソーホーでジミー・ミリキタニから絵を買う。
その後、彼の路上生活を撮影し始めるが、9.11のテロが起きる。
濃い煙の中で咳(せき)をしながら絵を描き続けるミリキタニを見かねた彼女は、
彼を自分のアパートに連れて行く。
その日から画家と監督と彼女の飼い猫の不思議な共同生活が始まる。
≪感想≫
アメリカ、ニューヨークの路上に生活の拠点を置く(言わばホームレス)一人の老人に
スポットをあてたドキュメンタリー。
そのおじいさんの名前はジミー・ミリキタニ(80歳)。
自称「偉大な芸術家」。
ジミーさんはサクラメント生まれの日系人。
18歳までは広島で生活していたのだが、第二次世界大戦が始まり兵隊になるのをこばみ
単身アメリカへ。
しかし、そこでツールレーク収容所に入れられてしまう・・・。
後にアメリカ国籍も剥奪され、路上で絵を描きながら転々と生活しながら今にいたる。
ツールレーク強制収容所とは第二次世界大戦中にアメリカ在住の日系人を強制的に
アメリカ社会から隔離する施設。
詳しく言うと第二次世界大戦中はツールレークを含め10ヶ所、存在したようですね。
正直、僕はこの収容所が在ったという事実を知らなかった。
この映画を見て、一人の老人のルーツを知っていくことによってまた戦争に対する
知識や想いが募っていった。
ジミーさんはこの監督と出会い、生活していく中で色々と想いを昇華させているようだった。
生き別れていた姉との再会。
親族との出会い。
ツールレークへ赴きそこで亡くなった小さな友人を弔う事もできた。
ほんと、監督と出会えて良かったですね。
しっかし、この監督はとても素敵だ。
心意気が凄いと言うか、器がでかいと言うか・・・。
まぁジミーさんを助けている様に見えても、実は相互的に支えあっているんでしょうね。
この二人の関係性、形はとても温かく信頼に満ちている。
良いですねぇ・・・。
できるだけたくさんの人に見て欲しいですな。
NHKあたりで放送してくれないかな。
≪点数≫
10点
(07.11.25鑑賞)

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2012-05-27 Sun

2003年制作 邦
監督:今 敏
≪キャッチコピー≫
『私の「名づけ親<ゴッドファーザー>」は3人のホームレスでした──。』
≪ストーリー≫
そんな彼らはクリスマスの夜、ゴミ置き場の中からひとりの赤ん坊を見つける。
ギンちゃんは、すぐに警察に届けるべきだと主張するが、
ずっと赤ん坊を欲しがっていたハナちゃんは、勝手に“清子”と命名して大はしゃぎ。
結局、ハナちゃんに押し切られる形で3人は自分たちで清子の親探しをすることに。
手掛かりはスナックの名刺と数枚の写真だけ。
それでも3人は希望を抱いて奔走するのだが…。
≪感想≫
親探しを軸に物語は進んでいくんだけど、
その中で三者三様それぞれのストーリーも語られていく。
サブキャラ達のその後が気になるところだけど、
そこが描かれていなかったのが少し残念。
まぁ逆にそれが物語をシンプルにして分かりやすくて見やすくなっていたのかな。
しっかし、近年のアニメはCGも使っているからか映像が綺麗だなぁ・・・。
この作品も使用されているのかなぁ?
≪点数≫
6点
(07.11.22鑑賞)

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