2012-05-21 Mon

2002年制作 仏/ベルギー/カナダ
監督:シルヴァン・ショメ
≪キャッチコピー≫
『ベルヴィルへ、ようこそ!』
≪ストーリー≫
内気で孤独な少年シャンピオンは自転車レーサーに憧れていた。
やがて、成長して世界最高峰の自転車レース、ツール・ド・フランスの
出場選手となるまでに至った彼は、晴れのレースの最中、謎のマフィアに誘拐されてしまう。
≪感想≫
フランスのアニメ映画。
ベルヴィルの町並みや登場するキャラクター達はかなり個性的でメルヘンチックなデザイン。
この絵のタッチ、好きだなぁ・・・。
セリフが殆んど無いせいか細やかなストーリーや喜怒哀楽を想像しながら鑑賞。
主人公のばぁちゃんの時折見せる哀愁はたまらないですね。
これぞ大人のためのアニメって感じ。
ゲラゲラ笑っているんじゃなくてクスクスと笑いながら鑑賞している紳士淑女の画が思い浮かびます。
もっともっと年齢を重ねてから見ると面白みが増えるかも・・・。
エンドロール後のオチにはおもわず旨っ!!
≪点数≫
7点
(07.06.18鑑賞)

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2012-05-21 Mon

2004年制作 オーストリア/ベルギー/仏
監督:フーベルト・ザウパー
≪キャッチコピー≫
『一匹の魚から始まる悪夢のグローバリゼーション』
≪ストーリー≫
半世紀ほど前、タンザニアのヴィクトリア湖に何者かが外来魚ナイルパーチを放流する。
その後、この肉食の巨大魚は増え続け、湖畔にはこの魚を加工して海外に輸出する
一大魚産業が誕生する。
セルゲイら旧ソ連からやって来るパイロットは、一度に55トンもの魚を飛行機で運び、
彼らを相手にエリザたち町の女性は売春で金を稼ぐ。
≪感想≫
ヴィクトリア湖に放たれたナイルパーチによりその湖の生態系が変化。
それによってとてつもない経済格差が生まれ売春・エイズ・ストリートチルドレン・ドラッグ、
果ては戦争にまで繋がる負の連鎖を描いたドキュメンタリー映画。
否定的な現実だけではなく、ナイルパーチによって生み出された肯定的な部分もできれば
教えて欲しかったかな。
その対比で思考、選択できる部分も増えると思うので。
フランスではこの映画の上映後、ナイルパーチを食べないというボイコットがあったんだって。
むむむ・・・。
確かに行動することは大切だけど、それは何か違うような・・・。
僕達の行動は確実に様々な事に繋がっている。
知ることだけでなく、さらにもう一歩・・・。
この手のドキュメンタリー映画は大勢に見てもらうことが必須なので、
たくさんの人が観てくれると良いな。
≪点数≫
8点
(07.06.11鑑賞)

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