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No.2199 『ミッドナイト・マーダー・ライブ』
No2199 『ミッドナイト・マーダー・ライブ』
2022年制作 米
監督:ロミュアルド・ブーランジェ

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
LAの深夜ラジオで、DJエルヴィスは過激なジョークを売りにしている。ある夜、ラジオに電話をかけてきたゲイリーと名乗る男が、エルヴィスのせいで自殺した恋人の復讐で妻子を監禁したと告げる。エルヴィスはゲイリーと話す間に家族の安否を確かめるが……

≪感想≫※とんでもないネタバレあり。
メル・ギブソン主演作。
深夜のラジオDJのエルヴィスが生放送中に家族を人質に取られて事件に巻き込まれるっつーお話。
以前観た韓国映画「テロ、ライブ」を思い出したり。

さてさて。

むむむ・・・。
あまり好きじゃないかも。

先に大きなネタバレをしてしまうと、ここで起こっていることは全て
ドッキリで新人スタッフを騙すためのイベントだったってなお話。
・・・かと思いきや、実はこれもエルヴィスを騙すための2重ドッキリでした的なお話。

僕的にこのドッキリがあまり好きじゃないんですよね。
感情が揺さぶられているのは間違いないわけで。
すっごい嫌な気分にさせられているのは間違いないわけで。
「冗談にもほどがある」ってな気分です。
なんだかなぁ・・・。

感想の詳細を。
まず登場人物があまり好きじゃない。
メル・ギブソン演じるラジオDJのエルヴィス。
こいつが一昔前のイジリ系キャラクターと言うか、ねちっこい笑いの
取り方で気に入らなくってね。

大オチについて。
だいぶ前に観たマイケル・ダグラス主演の「ゲーム」的な
どんでん返し系の作品と言うか。
このオチがねぇ・・・。
正直、こうじゃないといいなぁと思っている展開になっちゃって
嫌な気分になっちゃって。
残念無念。

思い返すと本作で描いていることって昨今のSNSフィーバーを描いているようで。
再生数さえ稼げればどんなことだってやってやるぜ的な。
SNSのなれの果て的なお話はやっぱり不快感MAXでね。
こいつらの物語を観て我がふり直せというメッセージになると良いなぁ。

個人的には当たり屋的なユーチューバーとかあまり好感を持てないんですよね。
エンタメをはき違えている気がして。
観ないようにはしているのですが、どうしても目に入ってきて、やっぱりクリックしてしまう
自分に辟易して悪循環。
反省。

そんなこんなで。
嫌いよりの本作。
メル・ギブソンのいぶし銀っぷりは良かったのですが、ちょっと不快な物語と
キャラクターには残念でした。
どんでん返し系の作品としても、もひとつ。
とほほ。

≪点数≫
  3点
                                           (23.09.17鑑賞)
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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.2198 『グランツーリスモ』
No2198 『グランツーリスモ』
2023年制作 米/邦
監督:ニール・ブロムカンプ

≪キャッチコピー≫
『世界一過酷な
夢への挑戦。』

≪ストーリー≫
ヤンは、父親が呆れるほどドライビングゲームに熱中していた。ある日、世界中の『グランツーリスモ』プレイヤーを本物のレースに出場するプロレーサーを育成・選抜するプログラムが立ち上がる。参加したヤンは、想像を超えるアクシデントを乗り越え夢を目指す。

≪感想≫
プレイステーションの人気ソフト「グランツーリスモ」シリーズ。
初めてこの作品が出たのは僕が高校生ぐらいの時だったような。
それまでのカーレースゲームと違って、よりリアルな操作性が必要となっていて
凄い衝撃を受けた記憶が。
僕は、ド下手だったのであまりハマりませんでしたが周りの友人たちは
こぞってハマっていましたよ。

その後も数々の続編が発売されては進化し続けてきている本シリーズ。
そんな人気シリーズはもちろん色々な若者たちを虜にしてきた訳で。

リアリティ溢れるゲームシステム。
このゲームが上手なプレイヤーなら本当のレーサーにもなれるんじゃないかという
嘘のような本当のプロジェクトを描いた本作。
しかもこれが実話って言うんだから凄い。

楽しみにしながら劇場にて鑑賞してまいりました。

さてさて。

ド直球のスポコン映画!!!!

終始、興奮しっぱなしで楽しく観ることができました。

何しろテンポが良かった。
主人公のヤンがサクサクと成長してテンポよく七転八倒していく
流れがとても気持ちが良くって。

レースシーンの分かりやすさ。
ゲームっぽさも巧く融合させながらそれでいてリアルなレースシーンを再現。
F1とかを観ていると、例えば応援している車の順位が分からなくなったりするのですが、
本作では良きポイントで順位を表示したり、何週目とかの字幕を出してくれたりと
初心者やレース弱者にもしっかりと分かるような設計に。
そのおかげで、ガッツリと物語に入ることができ、胸アツで感情揺さぶられまくり。
最高でしたよ。

お話的にも最高。
ヤンと父親とのシーンはもれなくグッと来た。
クライマックスの父親との若いシーンは泣けたなぁ・・・。
父親を演じたのはジャイモン・フンスーと言うお方。
どこかで見たことあんなぁと思ったら
シャザム!」の魔導士じゃん!!
良い芝居するよねぇ。

演者で言うと、デヴィッド・ハーバーとオーランド・ブルームのコンビも最高。
ここら辺は以前観た「AIR/エア」のマット・デイモンとベン・アフレックのお仕事映画を彷彿とさせる感じで最高。

基本的に完璧だったんですが、少しだけ不満点を挙げるとすれば。
最後のル・マンに出場する件。
ル・マンはチーム戦なので主人公のヤン以外でも2名のレーサーが出場。
彼らもGTアカデミーの出身者。
ここまでヤンだけにスポットライトを浴びせてきたのなら、ヤンだけで完結する
レースにしてほしかったな。
まぁ、ここら辺は実話なのでしょうがないか。
ただ、それなら他の二人にも少しだけドラマを与えてほしかった。
実際にこの二人も凄いのだから。
まぁまぁまぁ。

そんなこんなで。
これって本当に実話なんですよね。
純度何%なんだろう。
奇跡のような物語と激アツな演出、映像の数々。
脊髄反射的に心が震えました!!!!
おススメです!!!!

≪点数≫
  9点
                                           (23.09.15鑑賞)
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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.2197 『宮松と山下』
No2197 『宮松と山下』
2021年制作 邦
監督:関 友太郎

≪キャッチコピー≫
『名もなき誰かを演じ、
名もなき自分を演じる。』

≪ストーリー≫
端役専門の宮松は、エキストラとしてもっぱら殺され役を演じている。ある日は時代劇で矢に撃たれ、ある日は凶弾に倒れるなど、作品の中で繰り返し殺される。そんな宮松には、実は過去の記憶がなく、自分が何者で、何をして、何を好んだのか思い出せずにいて……

≪感想≫※ネタバレあり

記憶喪失になったエキストラの男。
彼は今日も作品の中で殺されていく。
穏やかな日常を過ごしていたある日、彼の過去を知る人物が現れる・・・。

行間を読む映画。
セリフも少なく、物語の展開も少ない。
それでも、宮松の過去や現在、そして彼の想いが浮き彫りになっていく。

最後の最後。
彼は過去の生活に戻ることを拒み、宮松としての生活を選択する。

彼は今何を思う。
彼の妹は??
妹の旦那は??
観る人に解釈をゆだねる終わり方。
なるほどねぇ・・・。

先に書きましたが、本作は空気感で読み取る作品。
その世界観が成り立ったのはやっぱり俳優さんの力。
宮松を演じたのは香川照之さん。
以前観た「ゆれる」を思い出したりしました。
様々な事情で今はなかなか表舞台で拝見することが少なくなってきましたが
やはりすばらしい「顔」ではないでしょうか。

そんな感じで。
とても深みのある作品。
たまにはこんな作品も悪くない。

≪点数≫
  6点
                                           (23.09.10鑑賞)
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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.2196 『アステロイド・シティ』
No2196 『アステロイド・シティ』
2023年制作 米
監督:ウェス・アンダーソン

≪キャッチコピー≫
『1955年、忘れられたあの夏の7日間。』

≪ストーリー≫
1955年、アステロイド・シティ。隕石が残したクレーターを観光名所にしている町に、科学省を受賞した5人の天才的な子供とその家族が招待される。それぞれが悩みを抱え、受賞式が開かれようとする中、宇宙人が到来して人々は町に閉じこめられてしまう。

≪感想≫
大好きウェス・アンダーソン監督最新作。

作りこまれた世界観は相変わらずの楽しさ。
ウェス・アンダーソン監督の作品を2作品ぐらい観た方は、もう他の作品を観たら
すぐに監督の作品だとわかるぐらいオリジナリティ溢れる画作り。

本作も相変わらずのウェス印。
ひたすらぼーっと眺めてその世界に浸っておりました。

とにかく観ていて楽しいというかアートに触れている感覚。
それこそウェス・アンダーソンにしか描けない世界観を観ているだけで
大満足。

お話について。
前作の「フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊」あたりからお話についてはそこまで理解できなくって。
前作は雑誌のお話。
本作は劇中劇のお話。
冒頭からめちゃくちゃ情報量が多くって本音を言うとあまり理解できなかった部分も多くって。
ひたすら映像を楽しむ作品になっちゃいましたよ。
まぁ、それでも所々楽しいお話はあって。
科学者子どもたちのパートは楽しかったし。
本作の劇を描いている劇作家のお話は楽しかったし。
鑑賞後、色々な方の考察を読んでいると映像だけでなくお話もめちゃくちゃ作りこまれている印象。
読解力と考察力を磨かねば・・・。

そんなこんなで。
大好きウェス・アンダーソン監督の世界を十二分に堪能。
豪華キャストも見どころの一つかな。
次回作はどんな作品になるだろう。
僕的には「犬ヶ島」や「ファンタスティック Mr.FOX」のようなアニメーション作品を期待。

≪点数≫
  6点
                                           (23.09.09鑑賞)
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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.2195 『哭悲/THE SADNESS』
No2195 『哭悲THE SADNESS』
2021年制作 台湾
監督:ロブ・ジャバズ

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
台湾では、長引く風邪に似た症状を引き起こすウイルス“アルヴィン”への注意が薄れていた。しかし、ある日ウイルスが突然変異を起こし人が凶暴化する。残虐行為が横行する街で、離れ離れになった男女は、生きて再会しようと感染者から逃れようとするのだが……

≪感想≫
台湾発ホラー映画。
とても評判が良かったので鑑賞。

さてさて・・・。

なんだこりゃ!!
めちゃくちゃエグくて、グロくて、いききった作品じゃねーか!!

嫌い、嫌い!!

ホラー耐久云々の前にグロ耐久のない私にはちょっと辛かった・・・。

巷で流行りだした謎のウイルス。
それは人間をより凶暴にし変態にし人間の奥底にある僅かな残虐性と
凶暴性を浮き彫りにしていく。

いやぁ・・・気持ちわりぃ・・・。
とにかくいききった映像の連続で。
グロありエロありゲロありの最低最悪な映像ばっかり。
痛くて、気持ち悪くて、ひたすら目を背けながら鑑賞。

人間の凶暴性や変態性が描かれているのですが、そこに至るまでの
部分を描いていないので、単純明快なキモさとイタさ満載。
ルック重視の映像に握りこぶしをぎゅっとしながら鑑賞。

今回、自宅にて鑑賞したのですが、少しだけ、ながら見してた部分もあって。
それが功を奏して最後まで観れた感じ。
これが映画館だったらあまりのゴア描写に耐えられなかったかも(苦笑)

ビジュアルについて。
本作は血みどろドロドロのオンパレード。
あの地下鉄変態おじさんのルックは最高。
血みどろになった、ハゲテカりルックは◎でしたよ。
あとルックで言うと中盤に現れるやんちゃ少年3人組。
あいつらの見た目も最高だったな。
やっていることは痛々しくて最悪でしたが(苦笑)
ここら辺のキャラの見た目は楽しく観る事ができました。

お話について。
終わり方がげんなり。
映画っぽいけどちょっとなぁ・・・。
結局誰にも救いは訪れない感じがさらに嫌な気持ちになりましたよ。

そんな感じで。
評判良いのも分からないこともないが、自分には少し合わなかったな。
鑑賞前、評判が良かったので職場の人に勧めてしまって、
その人の感想が無言だったのもうなずける(苦笑)
明日、謝らなくちゃ。

≪点数≫
  3点
                                           (23.09.07鑑賞)
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