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No.1898 『家族を想うとき』
No1898 『家族を想うとき』
2019年制作 英/仏/ベルギー
監督:ケン・ローチ

≪キャッチコピー≫
『毎日、抱きしめて。』

≪ストーリー≫
マイホームを持ちたいと考えている父のリッキーは、フランチャイズの宅配ドライバーとして独立する。母のアビーは、介護士として働いていた。夫婦は家族の幸せのために働く一方で子供たちと一緒に居る時間は少なくなり、高校生のセブと小学生のライザ・ジェーンはさみしさを募らせていた。ある日、リッキーが事件に巻き込まれる。

≪感想≫
とんでもなく刺さる作品に出会ってしまいました。
重い・・・。
痛い・・・。

イギリスのとある家族のお話。
リッキー(父)は家族と借金返済のために日雇い労働(配送業)で働いていて。
アビー(母)も家政婦(ヘルパー?)として馬車馬のように働いていて。
息子(お兄ちゃん)は最近反抗期っぽいし。
娘(妹)も少しづつ多感になっているようで。

負の連鎖が止まらない。
家族の生活のために親父は死に物狂いで働いて。
そのおかげで、家族との時間も減り、息子はグレる始末。
皆のストレスはたまる一方で観ていてとてもやるせなくなる。

基本、この家族は想いあっている。
根っこの部分の絆は深く、根っこの部分の人間性はとても
常識的な人たち。
それこそ、どこにでもありそうなありきたりであたりまえの一家族。
微笑ましい会話や楽しそうなやり取り。
そんな家族を壊しているのは「社会」だったりして。

例えばリッキーが働く配送業にしてもそう。
めちゃくちゃ正論っぽい理不尽な対応にとんでもなくやるせなくなる。
ただ、リッキーの雇い主であるあいつもめちゃくちゃ悪い奴には見えなくって。
なんでしょう、そもそものこの配送業の持つシステムがダメなんじゃないかって。
そして、そのシステムの恩恵を受けているのは誰でもない僕らであって・・・。
いたたたた・・・。

あまりにも救いがなさすぎてね。
この家族はそれでも生きていかなければならない。
彼らの未来はどうなっていくのか。
劇的に変わることもない気がして。
どんより重くなっていく。
沈んでいく気持ち。
はぁ・・・。

そんな感じで。
とても重くて痛い作品。
とても身近で明日は我が身とも思わせてくれる作品。
すぐ傍で起こっていると感じさせてくれる監督の手腕には脱帽。
傑作なのは間違いないんです。
ただ、やっぱり思い出すと胸が苦しくなる。
こりゃいかん・・・。
救いをくれい!!!!

何だろう・・・。
この手の映画を観るのが結構辛くなってきている・・・。
現代社会を巧みに描き出していて、身近に感じているし、
色々、考えさせられることもたくさんある。
映画としてもとても優れているし、観るべき映画なのは
わかっているのですが・・・。

ふぃ~~。

≪点数≫
  1点
                                           (21.02.23鑑賞)

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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.1897 『ブルータル・ジャスティス』
No1897 『ブルータル・ジャスティス』
2018年制作 カナダ/英/米
監督:S・クレイグ・ザラー

≪キャッチコピー≫
『正義を棄てた日
    男たちの運命が
       交錯する――』

≪ストーリー≫
強引な逮捕をしたことから6週間の無給停職処分を下された、ベテラン刑事のブレット(メル・ギブソン)とその相棒トニー(ヴィンス・ヴォーン)。家族のためにも金を得なければならないブレットは、トニーを誘って不穏な動きを見せる犯罪者をマークし、闇取引の金を奪う計画を立てる。監視していたボーゲルマンという犯罪者とその仲間が動き出し、その後を追うブレットとトニーだが、想像だにしない事態に直面してしまう。

≪感想≫
メル・ギブソン主演作。
そういやメル・ギブソンって久しぶりに見たかも。
なんか、メル・ギブソンって何かしら問題を起こして炎上しているイメージが
あるんですよねぇ・・・。

まぁまぁまぁ。

本作について。

すっごい独特でバイオレンス大爆発な作品。
とても大好きな作風でした!!

何でしょう。
妙に無駄なシーンが多いというか。
もっとテンポよく,サクサク進めることもできるのに、謎のシーンや
間延びしたシーンが多くって。
駄話が多かったり。
ただ、それが別に苦痛でもなんでもなくって観ていられる感じ。
途中で銀行強盗される女性の日常を描いたシーンが始まるのですが、
その後、彼女がどう関わってくるのかドキドキして見ていると、
まさかのフェードアウトの仕方!!
これには驚かされましたよ。

あと、本作って絶妙にエグくってバイオレンスなシーンが満載。
拳銃ぶっ放して手の指が破裂したり。
ショットガンぶっ放して頭が吹っ飛ばされたり。
最高かよ。

しかも本作ってそこまで音楽がなかったような。
突然訪れるバイオレンスと、そこらかしこにある不穏な空気は
緊張感たっぷりでね。
のめり込むように鑑賞することができました。

二転三転する物語。
ただその先にはきっと嫌なことしか待ち受けていない雰囲気がビンビンで。
「静」と「動」を巧みに使い分けた演出とお話はとても僕好みでした。

そんな感じで。
大人の映画というか、ちょっとマニアックな作風に仕上がっていた印象。
僕的にはとてもハマってしまった本作。
監督はS・クレイグ・ザラーというお方。
こりゃ覚えなきゃ。

調べてみると他には「トマホーク ガンマンVS食人族」なるタイトルが・・・。
なにこの魅力的なタイトル!?
要チェックや・・・。

≪点数≫
  9点
                                           (21.02.20鑑賞)


なにこのタイトル!?
魅力的!!

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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.1896 『WAVES/ウェイブス』
No1896 『WAVES/ウェイブス』
2019年制作 米
監督:トレイ・エドワード・シュルツ

≪キャッチコピー≫
『傷ついた若者たちが、新たな一歩を踏み出すまでを鮮烈に描く希望の物語』

≪ストーリー≫
フロリダで高校生活を送るレスリング部のタイラーはスター選手で、成績も良く、美人の恋人もいた。厳格な父親と多少の距離はあるが、満ち足りた毎日を過ごしていたある日、タイラーは肩を負傷してしまう。医師は大事な試合に出場することを許さず、さらに恋人の妊娠が発覚して順調だった人生が狂い始める。

≪感想≫
mid90s ミッドナインティーズ」や「暁に祈れ」を排出した映画製作会社:A24の作品。

演出について。
本作は音楽やカメラワーク、映像がとても特徴的でした。
中でも僕的に印象深かったのはカメラのサイズかな。
スクリーンの比率を操作して、その時々のサイズに合わせていく。
縦長だったり、フルサイズだったり。
恐らく一つ一つのシーンと映像に意味と意思を持たせているんだろうなぁと。
こりゃ何度も観ないと掴めないぞってなもんで。
音楽にしてもそう。
歌詞とストーリーがリンクしていてね。
ここで、ふと残念に思うのが自分の英語力のなさ。
もっと英語が分かれば、もっと深い部分で理解できたこともあったのかなと。
ショートメール的のやり取り的なシーンも文章は長いのに
字幕は短めみたいな。
もったいないなぁ。
とほほ。

お話について。
本作を観ていて邦画「葛城事件」を思い出したなぁ・・・。
ただ本作は、「葛城事件」のその後の希望まで描かれていた印象。

お話は二部構成。
とある中流家庭の家族のお話。
最初は息子タイラーのお話。
タイラーは厳しめの親父に抑圧されながらレスリングと勉学に
励んでいて。
恐らく自分自身でもこうでなくちゃいけないという気持ちに縛られつつ生きてきたんだろう。
そんな中、自らの怪我、そして彼女の妊娠と人生に大きな波が訪れて。
その波に抗うハートも技術もなく飲まれていくタイラーは観ていてとても辛くってね。
先に書きましたが「葛城事件」のように親の抑圧により作られていく
理想の息子と、本当はこんなんじゃないという気持ちが揺れ動く時期に
起こりえる事件はとても恐ろしくって。
はぁ・・・どんより。

次に描かれる物語はタイラーの妹であるエミリーのお話。
殺人の加害者の妹となる彼女。
加害者である兄の弱さや優しさも知る彼女にとってその事件は
とても深い傷となり。
彼女のこの作品においての位置付けは「再生」。
ラストシーンのほんの少しだけ軽くなった彼女が映し出されるシーンは
とても美しかったです。
このパートではエミリーのボーイフレンドとなるルークが最高でしたね。
彼は彼で父親との確執があったものの、エミリーとの出会いにより、
関係も修復されていくことになる。
彼の傷を負っているからこその優しさや気遣いはとてもグッときました。

そして、父親と母親のそれぞれの生活や想いも丁寧に描かれていて、
むやみやたらに攻めることのできない状況にまたどんよりと。

この家族の未来は再生へと繋がっている。
ただ、それでも希望の光が煌めいている感じではなく
まだ、そこには危うさは残っていて。
とても繊細な人生をこれからも歩んでいくのだろう。
ただ、この家族の絆はこれまでよりきっと深く太く
根付いている様に見えました。
きっと、彼らは支え合いながら生きていくのでしょうね。

そんなこんなで。
とても痛みの伴う作品。
誰でも一歩間違えれば、この映画の彼らのようになるのではないか。
あの時、こうしていれば。
あの時、そうしていれば。
それでも、何が起こるかわからない。
その瞬間の繋がりを大切に。

はぁ~~・・・どんより。
良作なんだけど、もう一回は観れないなぁ・・・。
もう一回観ないと発見できない部分もあるんだけどなぁ・・・。

≪点数≫
  6点
                                           (21.02.19鑑賞)

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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.1895 『アイネクライネナハトムジーク』
No1895 『アイネクライネナハトムジーク』
2019年制作 邦
監督:今泉 力哉

≪キャッチコピー≫
『あの時、あの場所で
出会ったのが君で
 本当に良かった。』

≪ストーリー≫
マーケティングリサーチ会社で働く佐藤(三浦春馬)は、劇的な出会いをひたすら待っている。ある日、仙台駅前で街頭アンケートを取っていると、多くの人が立ち止まってくれない中で1人の女性(多部未華子)が快く応じてくれた。佐藤は、親友の「出会いなんてどうだっていい、後で自分の幸運に感謝できるのが一番だ」という言葉を思い出す。

≪感想≫
大好き伊坂幸太郎原作の小説を映画化。

伊坂作品は映画化することが多いですね。
調べてみる本作を含めなんと13作品!!
僕もほぼほぼ観ていて好きな作品も多いです。
ゴールデンスランバー」は日本でも映画化されたのち韓国でもリメイクされましたね。
映画化しやすいのかなぁ・・・。

小説に関してもこれまたほぼほぼ完読。
一番好きと言っても過言ではない作家さんです。

そんな、伊坂作品の映画最新作。

楽しみに鑑賞いたしました。
さてさて・・・。

監督は「愛がなんだ」の今泉力哉監督。

なるほどなるほど。

「愛はなんだ」もそうでしたが、今泉監督の作品って人間の
すれ違いを描いているような。
コミュニケーションの難しさというか。
何気ないすれ違いがね・・・。
だからこそそこにある素敵な出会いやきっかけが愛おしく感じるというか。

本作もとても素敵な作品でしたよ。

伊坂作品特有の伏線と回収も押さえるところは押さえていて。
あの人とあの人はここで繋がっていて、その娘はここで
彼と繋がっていて・・・。
出会いの連鎖がそこらかしこに転がっている。
いくらなんでも狭い世界で繋がりすぎだろう・・・(苦笑)と
思わなくもないですが、これもまた受け入れてしまえば
ほっこりほくほく。

キャラクターもそれぞれが素朴で魅力的な人たちばかり。
人間の良い部分を少しだけ抽出して描かれているあたりがこれまたほっこり。

ただね・・・。
一人だけ魅力を感じなかったキャラが。
それは、佐藤の同級生の小田。
なんか言ってることもやってることもダメな旦那であり父であるような・・・。
学生時代に彼女を妊娠させて退学して結婚して、責任を取って
覚悟を持った素晴らしい人間的に描かれていましたが、
そこまで「偉いなぁ・・・カッコ良いなぁ・・・。」って
思わなかったんですよね。
確かに妙に心根が太くてタフな男ではあるんですが、あまり
良い旦那、良い父親には到底見えなかったんですよね。
もう少し良い部分を描いてくれても良かったかと・・・。
思い出すと少しだけ腹が立ちますもん(苦笑)

お話に関しえては群青劇で、ふとした事や些細な事がドラマになり
映画になる、そんなたわいもない物語。

・・・いや、そんなことないか。
だって日本人初のヘビー級チャンピオンのお話でもあるんですもんね(笑)
ただ、やっぱりここは監督の手腕なのか、エンタメ的に描きながらも
どこか傍にあるような素朴なお話で。

そんなこんなで。
大好きな伊坂ワールドにしっかりと監督である今泉ワールドを濃厚に
混ぜ込んだ一作。
これまでは伊坂作品と言えば中村義洋監督でしたが、
今泉監督の伊坂作品ももっと観てみたいなぁ・・・。
「あるキング」や「バイバイ、ブラックバード」あたりどうでしょう・・・。
一度映画化されていますが「死神の制度」でも良いなぁ。
楽しみに待っております。

そうそう。
余談ですが、伊坂幸太郎原作の「マリアビートル」がなんと、
ハリウッドにて映画化されるみたい!!
しかも主演はブラッド・ピット!!
すんげ〜〜〜〜!!!!
「マリアビートル」は伊坂作品の中でも好きな作品の一つなので
すっごい楽しみです。
わくわく・・・。

≪点数≫
  7点
                                           (21.02.17鑑賞)


こちら原作小説。
いわずもがな。

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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.1894 『毒戦 BELIEVER』
No1894 『毒戦 BELIEVER』
2018年制作 韓
監督:イ・ヘヨン

≪キャッチコピー≫
『姿なき麻薬王を追え。潜入先は狂人区。』

≪ストーリー≫
巨大な麻薬組織を率いる存在ながら、全てが謎に包まれている麻薬王・イ先生の足取りを追う麻薬取締局のウォンホ刑事(チョ・ジヌン)は、何一つ手掛かりがつかめずにいた。ある日、麻薬製造工場が爆破され、ラク(リュ・ジュンヨル)という生存者が発見される。ウォンホは、組織に見捨てられてしまったラクと組んで潜入捜査をしようとする。

≪感想≫
大好きジョニー・トー監督作「ドラッグ・ウォー 毒戦」の
リメイク作品。

僕はこの「ドラッグ・ウォー 毒戦」がとても大好きでね。
ジョニー・トー印爆発のクライマックスのドンパチやら
キャラクターの素晴らしさとかお話も楽しくってとにかく満足した記憶が。

そんな大好きな作品が、韓国でリメイク!?っつーことで楽しみに鑑賞いたしました。

さてさて・・・。

なるほど・・・韓国ノワールっぽいなぁ・・・。
これはこれで良し!!

リメイク作品とは言え、そこまでお話など被っていなかったような。
まぁまぁまぁ。

お話について。
謎の大ボス、イ先生はどこにいる!?
誰が真犯人なんだ!?
的な物語。
最後の最後はイ先生の正体も明かされ、そこから一展開。
そしてあの余韻たっぷりの終わり方。
その後を観客に投げかける終わり方。
なるほどねぇ・・・。

キャラクターはみんな立っていて素晴らしかったな。
僕的には麻薬の取引先のイカれ夫婦が良かったです。

あと、原作に対してのキャラリスペクトがあったな。
聾唖コンビは本作でも健在で最高のキャラクターでしたね。

全体的に派手さはなく抑えたトーンながらもクライマックスの銃撃戦は
良いスパイスになっていたのではないでしょうか。
マシンガン乱射のシーンとか観ていてワクワクしましたもんね。

ただね・・・。
やっぱり原作が素晴らしかったのがあるので、
比べちゃうとどうしても1枚も2枚も落ちるか。
こうやって感想を書いているとどうしても原作と比べちゃう。
そうなった時に、あれ?もっとできたんじゃないのか感がビンビンでね。
ドンマイドンマイ。
ただ、鑑賞後の余韻や満足感は高かったので良しとしよう。

そんな感じで。

高クオリティの韓国映画を堪能させていただきました。
満足!!

≪点数≫
  7点
                                           (21.02.14鑑賞)

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