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No.843 『ザ・マスター』
No843 『ザ・マスター』

2012年制作 米
監督:ポール・トーマス・アンダーソン

≪キャッチコピー≫
『男はただ、信じようとした。』

≪ストーリー≫
第2次世界大戦後のアメリカ。
アルコール依存の元海軍兵士のフレディは、「ザ・コーズ」という宗教団体の教祖ドッドに出会う。
やがてフレディはドッドを信頼し、ドッドもフレディに一目置くように。
そんな中、ドッドの妻・ペギーは暴力的なフレディを追放するよう夫に進言し……。

≪感想≫
行間を読まなければいけない小難しい作品でした・・・。

やばい・・・読解力が足りないのか・・・。
正直、そこにある本質みたいなものを掴むことができませんでした。
とほほ・・・。

僕なりの何となくの解釈。
戦争帰りのフレディ。
彼は恐らくPTSDからくるアル中。
自己否定、他者否定、孤独、暴力、負の連鎖。
そこで出会った宗教団体のマスター。
彼はマスターに心を許し、マスターもまた彼に興味を示す。
彼らの心は開いたり閉じたり、近づいたり遠のいたりの繰り返し。

どうして彼らは惹かれあうのか。
そこらへんの説明を、言葉ではしていなくって。
それが先に書いた行間を読むにつながる。
うーーん・・・なんでしょう。
フレディはマスターに会って自分に変化が起こったことに希望を見出す。
一方、マスターはこれまで会ったことのないタイプを覚醒させることで、
自分の尊厳を確立させる。
そんな二人の想いがお互いを引き寄せた。
そんな感じかな。

それでも最後は二人は別れる事に。
結局、フレディはそんなに変わることはできなかった。
恐らく彼自身も、誰にもひれ伏することのできないマスターだったんでしょうね。

とまぁこんな解釈。
うーーーん、ピンとこないなぁ。

それでも本作を楽しめたのはやっぱり役者力。
本作、アカデミー主演男優賞、助演男優賞、助演女優賞がノミネートされていて。
ノミネートされたホアキン・フェニックス、フィリップ・シーモア・ホフマン、エイミー・アダムス。
特にホアキンとフィリップ・シーモア・ホフマンのじゃれあいは見応え抜群。
彼らの図太い演技力のおかげで行間が埋め尽くされる。
画面から目が離せなくなっちゃう。
とりあえずこのやり取りを観る事ができたのは良かったなと。
以前、フィリップ・シーモア・ホフマンが出演されていた「ダウト ~あるカトリック学校で~」。
あの作品を観た時と似ているかな。
と思ったら、あの作品にもエイミー・アダムスの名が。
なるほどねぇ・・・。

≪点数≫
  6点
                                           (13.09.22鑑賞)


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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(2)
コメント
同感です
ボクもブログに書くつもりで観たんですけど、
難しすぎてよくわかりませんでした(笑)

P・T・Aの映画はこれまで全部好きだったんですけど、
これはアカンかったなぁ……。

いよいよ彼もあっち側の世界に行ってしまったのか、
って感じです。
2013-11-13 水 18:23:02 | URL | スパイクロッド [編集]
Re: スパイクロッドさん
いつもコメントありがとうございますv-290

> ボクもブログに書くつもりで観たんですけど、
> 難しすぎてよくわかりませんでした(笑)

同感、感謝です!!
思い返してもピンと来てないんですよねぇ(苦笑)
俳優陣の素晴らしさだけは分かったのですが。

> P・T・Aの映画はこれまで全部好きだったんですけど、
> これはアカンかったなぁ……。

P・T・Aの作品は実は本作が初見でして。
スパイクロッドさんは全部観ているんですね!!
「マグノリア」や「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」は
ずっと観たいと思っているのですが。
いずれ、レビューをupしますね。
2013-11-16 土 08:10:13 | URL | ゆず豆 [編集]
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