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No.2216 『北極百貨店のコンシェルジュさん』
No2216 『北極百貨店のコンシェルジュさん』
2023年制作 邦
監督:板津 匡覧

≪キャッチコピー≫
『その想いは、ずっと続く。ずっと繋がる。』

≪ストーリー≫
秋乃は新人コンシェルジュとして、動物たちが訪れる“北極百貨店”で働き始める。一人前になるべくフロアマネージャーや、先輩に見守られながら奮闘する彼女の前に日々個性的な客がやって来る。悩みを抱えた客たちの中でも、絶滅危惧種の客は特に個性的で……

≪感想≫
アニメ映画。

お話に関してはベッタベタ。
気持ちが空回りしてドタバタする主人公の秋乃さんの成長譚。
昔、流行ったドラマ「ナースのお仕事」を思い出したり。

とにかく過剰なぐらいキャラクターがいききっていて。
序盤は、
「いくらなんでもなぁ・・・。(苦笑)」
と秋乃の行動がノイズになっていたようにも感じましたが、
慣れてくるとこれがとても暖かく気持ちの良い雰囲気に。

物語のテンポが良かったのも好印象。
絶えず3つぐらいのストーリーが並行していく。
それが巧く、分かりやすく描かれていてね。
基本的には善のキャラクターばかりなので、やっぱり観ていて
とても気持ちが良いんですよね。
そして、その善のキャラクターが成長したり、癒されたりしていくのを
観ていると脊髄反射的にほろりとさせられる。
最後は少し落涙してしまいました。

そんなこんなで。
本作の上映時間はなんと70分!!
テンポよい暖かいお話は恐らく万人に受ける物語。
老若男女、全てにおススメできる良作。
ほっこり。
そうそう。
なにやら本作は漫画が原作のようで。
気になるなぁ・・・。

≪点数≫
  8点
                                           (23.11.23鑑賞)
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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.2215 『シン・ウルトラマン』
No2215 『シン・ウルトラマン』
2022年制作 邦
監督:樋口 真嗣

≪キャッチコピー≫
『空想と浪漫。
そして、
友情。』

≪ストーリー≫
通常の兵器ではまったく歯が立たない、巨大不明生物“禍威獣”が、日常的に現れるようになった日本。これに対し政府は、禍威獣対策の専門家チーム“禍特対”を設立する。そして、任務に当たる、田村たち4名に危機が迫ったある日、空から銀色の巨人が現れ……

≪感想≫
同日に劇場にて「ゴジラ-1.0」を鑑賞。
めちゃくちゃ良かったかと言えばそうではないけど、特撮シリーズを
ちょっと見直してみようかと思い本作を鑑賞。

以前、劇場にて「シン・仮面ライダー」を鑑賞。
まぁまぁまぁ。
子どもの頃、たくさん見ていたウルトラマンを「シン・○○」シリーズとして
庵野監督がプロジェクトを立ち上げる。
今回はウルトラマン。
さてどんな感じでしょうか・・・。

あれ?あれあれ??
アクションやルック、全てにおいてちゃちい印象。
安っぽい感じ。
まぁ昔観たテレビシリーズの印象はそのままだったんだけど・・・。
なんだか動きとかも単調、映像も安っぽい。
同日に映画館で「ゴジラ-1.0」を鑑賞したせいか、
全てにおいて1枚も2枚も劣るといった感じ。
なんだかなぁ・・・。

思い返すと僕とウルトラマン。
そんなに接点がないんだよなぁ・・・。
オリジナルシリーズを観ていた方にはどう映る??
気になります。

カメラ割りとかもクセが強すぎてあまりハマらなかったし。
あえてだと思いますが映像も、所々、チープな映像になっていたような。
違和感だらけの演出でしたよ。

そんなこんなで。
個人的にはとても退屈で楽しめなかった印象。
映画館で観ればさらに楽しめたのかな・・・。
とほほ・・・。

とにかく「ゴジラ-1.0」の評価が上がったので良しとしよう。

≪点数≫
  3点
                                           (23.11.19鑑賞)
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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.2214 『ゴジラ-1.0』
No2214 『ゴジラ-1』
2023年制作 邦
監督:山崎 貴

≪キャッチコピー≫
『戦後、日本。
   無(ゼロ)から負(マイナス)へ。』

≪ストーリー≫
出兵していた敷島浩一は日本へ帰還するが、東京は焼け野原と化し、両親は亡くなっていた。人々が日々を懸命に生き抜いていく中、浩一は単身東京で暮らす大石典子に出会う。しかし、これから国を立て直そうとする人々を脅かすように、謎の巨大怪獣が現れて……

≪感想≫
ゴジラ生誕70周年を記念して作られた本作。

ゴジラと私。
子どもの頃、色んなゴジラ映画を観たりガイドブックを読んだりしていた記憶が。
ただその内容は1ミリも覚えてなかったりします(苦笑)。
大人になってからはハリウッド版のゴジラばかり鑑賞。
圧倒的エンタメ作品に大満足していたり・・・。

とにかくゴジラ弱者の私。
なにはともあれ劇場にて鑑賞してまいりました。

さてさて。

なるほどこんな作りなのね。
戦後まもなくの日本に、さらなる絶望が訪れる。

冒頭数分で早速登場のゴジラ。
まだまだ成長過程のゴジラなのでそこまで迫力がない。
それでも、圧倒的な絶望感を与えてくる。
ルック的にも大満足な画。

本作は人間ドラマ的側面も描かれていて。
神木隆之介くん演じる主人公の敷島の贖罪、成長のお話でもあって。
中盤、終盤まではどっちつがずの弱々しい男だったのがクライマックスで一気に成長を遂げる。
それでも、彼の強さはそこまで感じることができなかったのが残念。
なんだかんだで内からの成長ではなく外からの成長と言った印象。
敷島のキャラで引っかかったのが、中盤、整備士のあいつを探し当てる件。
そもそも、仮にも過去にひどいことをしているという自負があるのに、その自負を
さらに上塗りするような嘘八百で探し当てるシーン。
そりゃないぜと思ったり。
なんだか全体的にピンとこない人間ドラマ。

ふと思う。
これは演出のせいなのかもしれないが、全体的に役者さんたちの演技がとても
大げさに見えたかな。
良い意味でとても分かりやすく演じているというか。
そう考えるとお話的にも単純なので、どちらかというと子ども向けの作品に
感じました。

演出についてはもう一つピンとこなかった場面が。
それはラストのゴジラを倒した後の全員の敬礼シーン。
ありゃなんじゃ???
本作では戦争の愚かさや醜さ、反戦的な事を少しは描いていたはずなのに、
最後の敬礼シーンでなんとなく戦争を賛美しているようにも見えて
なんだかなぁと。
こちらもちょっとピンときませんでしたよ。

ルックで言うと。
ゴジラの咆哮はめちゃくちゃアガッたな。
段階的に背びれが突きだしてくるルックが最高。
僕的になんとなくこれまで観てきたゴジラは神格化されているイメージだったので
それも相まってさらに◎。

そんな感じで。
久しぶりのゴジラ作品。
と言うか邦画でのゴジラを劇場で観たのは初めてかも。
ルックやダイナミックなCGは最高に楽しめました。
ただお話は・・・。

そうそう。
先に書きましたが本作は子ども向けに感じた。
その証拠に、本作を鑑賞中、隣で観ていた少年がゴジラの咆哮をみて思わず
「やば・・・。」
とツッコんでいました(笑)
良き映画体験。

≪点数≫
  7点
                                           (23.11.19鑑賞)
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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.2213 『雄獅少年/ライオン少年』
No2213 『雄獅少年/ライオン少年』
2021年制作 中
監督:ソン・ハイポン

≪キャッチコピー≫
『 - 』

≪ストーリー≫
出稼ぎ中の両親を待つ少年チュンは、ある日、獅子舞バトルで男を倒した少女から獅子頭を譲りうける。友人たちを誘い、競技大会への出場を決意した彼は、元獅子舞選手チアンに弟子入りする。チュンたちは猛特訓するが、大会直前に大けがをした父親が帰郷して……

≪感想≫
中国発アニメ作品。

最高の胸アツ映画爆誕!!
これぞ負け犬映画。

序盤、中盤まではテンポよく青春、スポコンドラマとして
とても観やすく仕上がっていて。
良い意味でスタンダードな物語。
いじめられっ子の気弱な少年が獅子舞と出会い成長していく。
そこには同じくダメダメ凸凹コンビの親友や、昔はスーパースターで
今はろくでもない親父師匠との出会い。
既視感バリバリの展開はここまでくると脊髄反射的に心が振るえる。
お師匠さまの奥さんとのやり取りはグッときたなぁ。

終盤から少しだけ変化球。
おぉ、こんな展開になるのね・・・。
チュンの両親が働けなくなり、チュンは出稼ぎのために
獅子舞大会をあきらめることに・・・。
師匠や親友たちはチュンの大会出場をあきらめずに奮闘する。

ラストの終わり方もオシャレで素敵だったなぁ。
これ以上ないような終わり方。
全てを見せないんだけど、ワンカットでその後の姿を想像させる。
きっとチュンたちの未来は明るいぞ!!!!

そんな感じで。
先に書きましたが胸アツ負け犬映画が誕生。
中国のフルCGアニメはなにげに観たこと無かったかも。
キャラクターのルック的にはそんなにカッコ良くはなくったけど、
これはこれで良し!!
フレッシュな良作。

そうそう。
ジャッキーチェン映画やジェット・リー映画を彷彿とさせる
アクションも◎でした。

≪点数≫
  8点
                                           (23.11.17鑑賞)
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映画 | 08:00:00 | トラックバック(0) | コメント(0)
No.2212 『マイスモールランド』
No2212 『マイスモールランド』
2022年制作 邦
監督:川和田 恵真

≪キャッチコピー≫
『ここに居たいと
     願うことは
       罪ですか?』

≪ストーリー≫
埼玉で家族と暮らす、クルド人のサーリャ。日本人と変わらぬ学校生活を送っていた彼女の生活は、在留資格を失ったことで一変してしまう。過酷な環境下で、彼女は東京に住む聡太と出会う。彼との出会いをきっかけに、サーリャは葛藤しながらも成長していく。

≪感想≫
日本に住むクルド難民一家の日常を切り取った作品。
日本における難民対策とは。
そこで起こる人権問題。
観ている私たちがあまり触れることのない社会問題を取り上げた良作。

キャストについて。
本作の主人公一家は実際の家族らしくって。
主人公のサーリャを演じた嵐 莉菜さんはモデルさんとの事ですが、その家族は完全に素人さん。
そのたどたどしさやそこに映る本当の家族感はとてもリアリティがあって。
父親はもちろんの事、妹や弟も良かったよなぁ。

本作は社会問題を描いているとはいえ、一人の女子高生の青春物語でもあって。
瑞々しい高校生の姿は重々しい内容とは裏腹にフレッシュさも見え隠れ。
だからこそ、この問題が落とす影に心が苦しくなる。

あと一部を除いて全体的に根っからの悪人がいなかったのも良かった。
最悪だったのはパパ活のあいつぐらいかな。
例えばサーリャの担任やバイト先の店長、ボーイフレンドの聡太くんのお母さんあたりは
恐らく、もっとも観客よりのキャラクターと言うか。
一線を越えない優しさを持ち合わせている感じ。
観ていてドキッとさせられました。
もう一歩、もう一歩、よりよい社会、そして支えあいをするためには行動が必要なんだよなぁと。
その点、サーリャのボーイフレンドの聡太くんは良かった。
無垢なる優しさ。
その行動がどう繋がっていくかまだ分からないが故の優しさ。
本来、あるべき行動は彼のような行動だったりするのかも。
もちろんこの問題をしっかりと理解したうえで。

クルドの歴史や難民問題についてもっと学ばないとなぁと反省。
世界では各地で戦争が起こっていて、難民はどんどん増えていく。
完全に巻き込まれた被害者たちにどのような支援ができるのか。

ラストカットの力強いサーリャの眼差し。
彼女たちの未来はまだまだ途方もない。
それでも彼女には光が見えている。
きっと大丈夫。
いや、きっと大丈夫にしてあげなければ。
やっぱりこれは観ている私たちに投げかける眼差し。

そんなこんなで。
現代社会の不条理を描いた作品。
こういう社会問題を映画にすることで普段見過ごされがちな問題や
誰かの悲しみの存在を知ることになる。
映画で描くことで我々の身近になり、我々が考え動くきっかけになる。
とても良作。

作風的には是枝監督作品を彷彿とさせる。
と思ったら、是枝監督のお弟子さん的な方だったんですね。
へぇーへぇーへぇー。

≪点数≫
  9点
                                           (23.11.16鑑賞)
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